キラークイーンとは、
- 洋楽バンド、Queen(クイーン)の曲「Killer Queen」
- ジョジョの奇妙な冒険に登場する吉良吉影(第4部、第8部)のスタンド、キラークイーン(1.の曲が元になっている)
- 同人アダルトゲーム「KILLER QUEEN」(移植後の名前はシークレットゲーム)。
本記事では、2.について解説する。
『キラークイーン』!…とわたしはこいつを名付けて呼んでいる
【破壊力:A / スピード:B / 射程距離:D / 持続力:B / 精密動作性:B / 成長性:A】
杜王町に潜む殺人鬼、吉良吉影のスタンド能力。猫と髑髏を合わせたようなシルエットの頭部を持った近距離パワー型スタンド。肩や手袋、腰のベルトや靴などに猫耳がついたような髑髏のエンブレムをあしらっている(同じようなデザインの柄のネクタイを吉良吉影は所有している)。
近距離パワー型としてのスペックは、広瀬康一のエコーズACT3のラッシュを右手だけで軽くあしらうことができるほど優秀であるが、パワー、スピード共に最高レベルのスタープラチナやクレイジー・ダイヤモンドなどには敵わない。
本体の吉良吉影は、自分から攻撃することは好まないが、正体を追ってくる者とは闘わざるを得ないという性格からこの能力差が生まれてくる。
能力は『爆弾』。用途によって第1~第3の爆弾を使い分けることができる。この『爆弾』の能力によって、今まで杜王町での殺人の証拠を残さず消し去ってきた。
吉良吉影が初めて殺人を犯した杉本鈴美の事件(1983年8月13日、当時18歳)ではまだスタンドが発現しておらず、杉本家惨殺の事件は知れ渡ってしまったが、後に父親の吉良吉廣が入手した弓と矢によってこの「キラークイーン」が目醒めた。
以下、基本能力である第1の爆弾について解説。第2の爆弾「シアーハートアタック」、第3の爆弾「バイツァ・ダスト(負けて死ね)」については該当記事を参照。
わたしの『キラークイーン』は触れたものなんでも爆弾に変えられる
キラークイーンの基本となる第1の爆弾は、スタンドが触ったものを『爆弾』にする能力。あらゆる物を『爆弾』にすることができ、爆弾化した物はキラークイーンが右手の親指で「スイッチ」を押す動作によって好きな時に爆破できる。『爆弾』の爆発は、爆弾にした物及び爆弾に触っていた者を内側から粉々になって爆破される。対象を跡形もなく消滅させるように爆破できるので、殺人の証拠や目撃者などを一切残さず木端微塵に消し飛ばしてきた。
キラークイーンが爆弾化した物は、外見からその区別は不可能だが、劇中の描写から本体の吉良吉影には「猫耳の付いたタイマー」が見えており、爆弾化した物の区別がつく。これは、本体の吉良吉影にもキラークイーンの爆破が及ぶためでもある。
『爆弾』に変えた物は、その破壊力や起爆方法、爆弾にしておく範囲など自在に設定できる(限度は不明)。ただし、爆弾にしておけるものはひとつまでで、一度何かを爆弾化したら、それが爆発し終わる(または解除する)までは次の爆弾を作動できない。
また、キラークイーンの『爆弾』は能力で固定されていて、破壊があっても爆弾化は解除されず不発弾はありえないが、あくまで『爆弾』なので、爆発するには周囲に空気が必要であり、空気が無ければ爆発することはできない。
- 『爆弾』化した物を爆破させるか、『爆弾』に触っている者を爆破させるか設定できる
例えば破壊が起これば周囲が不自然に思うようなドアノブなど、爆破によって不利益が起こるようなものは破壊させず残しておくように設定できる。 - 『爆弾』の点火手段を、『接触点火』か『手動点火』か設定できる
『爆弾』に誰かが最初に触れれば自動的に爆破できる『接触点火』と、キラークイーンが「スイッチ」を押したタイミングでのみ爆破できる『手動点火』の二通りの点火手段がある。前者は直接触ったものを爆破できるので破壊力は大きいが意図しないものを爆破してしまう恐れがある。後者は点火タイミングを間違えると爆破に巻き込めないため爆弾の周囲を視認する必要がある。どちらの点火手段でもキラークイーンが「スイッチ」を押せば点火できる。 - 『爆弾』にする範囲の設定
人間一人を爆弾に変えることは可能だが、「制服のボタン」・「血管のみ」・「両耳や手首だけ残して爆破」・「髪の毛一本」など細かく爆弾化の設定ができる。これによって『彼女』と楽しむために手首などを残しておいたり、転んだ際に頭をぶつけて死んでしまったかのように死因を偽装したりできる。 - 爆発の大きさの設定
爆弾にした人間とその周囲を爆破したいなら爆発を大きく、怪我だけさせたいなら指を切断したかのような小さな爆発、懐に仕舞ったものを消し去りたいだけなら気化するような爆発と爆発の大きさも自在にできる。
「爆発」と「空気」ッ!この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?
第4部終盤にて、川尻家にスタンド使いとなった猫が仮死状態から植物と一体化して『猫草』となり、吉良吉影と一戦交えたが、吉良はこの後猫草を始末せず屋根裏部屋にこっそり飼っていた。その理由とは、「ストレイ・キャット」の空気弾を「キラークイーン」で爆弾に変えた攻撃手段のためだったのだ。
「クレイジー・Dは砕けない」にて、バイツァ・ダストの解除に成功したものの、川尻早人が吉良への攻撃手段として持ってきてしまった猫草によって、スタンド同士の格闘で分が悪いクレイジー・ダイヤモンドに対して、射程距離外から『空気弾』による爆弾の攻撃によって東方仗助を苦しめた。
空気弾は『接触弾』『着弾点火弾』の二種類に撃ち分けることができ、『接触弾』は飛んで行って触ったものを直接爆破し、『着弾点火弾』は壁を貫通し空気の通るところどこまでも飛んでいきタイミングを計って爆破できる。また、この空気弾は外部の破壊によって壊れる事はないが、本体の意思で亀裂を走らせ、その抜けて行った空気で方向転換させている。
このエピソード中で、キラークイーンの腹部に空洞があり、そこに猫草を収納して腹部の開閉で空気弾の調節をしているのだが、キラークイーンは最初から腹部に空洞があったのか?という疑問が残る。
兄のは触れると爆発するだけの「しゃぼん玉」だった…
第8部「ジョジョリオン」に登場する吉良吉影のスタンド名も、第4部の吉良吉影と同じ「キラークイーン」である。
スタンドの像は、第4部で登場したキラークイーンと変わらないが、その能力は妹の虹村京によると「爆発するしゃぼん玉を飛ばす能力」。主人公である東方定助が、吉良吉影ともうひとりの誰かが壁の目の力で融合した人物であり、そのスタンド能力「ソフト&ウェット」が物理的なものを奪う「しゃぼん玉」を飛ばす能力であることから、その関連性について仄めかされていた。
ジョジョリオン12巻より、過去のエピソードとして吉良吉影が登場し、スタンドのキラークイーンも活躍した。
第4部のキラークイーンの第2の爆弾だった「シアーハートアタック」が、能力の違った形として発動でき、スタンドのラッシュは「WRYYYYYEEEEAッ!!」。
君は死ななくてはならないんだ…関連動画の目撃者は生かしておけないよ…
それじゃあ関連静画をクリップしてやるッ!『キラークイーンッ』!!
『キラークイーン』はすでに関連商品をポチっている………
何て事だ…せっかく平穏に関連コミュニティになじむと思ってたのに……
『キラークイーン』ッ!関連項目を爆破しろォーッ!!
- ジョジョの奇妙な冒険
- ダイヤモンドは砕けない / ジョジョリオン
- 吉良吉影 / 吉良吉影(ジョジョリオン)
- シアーハートアタック / バイツァ・ダスト
- 猫草
- スタンド(ジョジョの奇妙な冒険)
- ジョジョ立ち
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- 9
- 0pt