ギラ・ズール (GEARA ZULU) とは、アニメ「機動戦士ガンダムUC」に登場するモビルスーツ (MS) である。(型式番号:AMS-129)
概要
ギラ・ドーガの後継機で設計が流用されているが、ギラ・ドーガと比較して細身で連邦系に近いシルエットが見て取れ、パーツ流用などを考慮していると見ることも出来る。
また、一般機には意図的にかつてのザクIIの意匠が盛り込まれており、これは総帥シャア・アズナブルを喪ったネオ・ジオンが本来相容れないはずの旧公国軍やアクシズ時代からの残党をもなりふり構わず取り込んだため、それらへの配慮・精神的支柱としてかつてのジオン公国を想起させるデザインにすることで士気の維持が図られたためである。このように見た目の意匠に拘って士気を鼓舞する姿勢は他の残党組織でも多く見られる特徴である。
機体の手首付近にマーキングが施され、これがネオ・ジオン組織「袖付き」の由来になっている。なお袖付き所属のギラ・ドーガにも同様のマーキングがされている。本来は完全な新設計機になるはずだったが、第二次ネオ・ジオン戦争の早期終結に伴う組織力の低下により完全な更新といえず、設計のみならずOSやコクピット周りもギラ・ドーガのシステムを流用している。
武装に関してはギラ・ドーガ同様に本体には装備されておらず、各種装備を選択する。基本装備としてビームマシンガン・ハンドグレネード・ビームトマホーク。他に小型グレネードガンやシュツルムファウストといった非誘導型の実弾装備が多く、袖付きの苦しい台所事情が見られる。特にアニメ版以降では第一次ネオ・ジオン時代やさらに古い時代のMS等が多く登場する方向になったため、相対的に一般機ですらさらに配備数が少ない状態になっている。
ギラ・ドーガの装備もそのまま使用可能であり、親衛隊のギラ・ズールにはギラ・ドーガの大型バックパックやシールド、ランゲ・ブルーノ砲を装備する機体がある。
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