『グラットンソード』とは、
FF11の武器として登場する片手剣の事である。
※FFXIオリジナル武器
武器性能
D値:44 隔:295
STR:-1 DEX:-1 VIT:+7 AGI:-1 INT:-1 MND:-1 CHR:-1
装備可能LV:57~
装備可能ジョブ:戦ナ暗
所持制限表示 EX:無 Rare:有
※D値とは武器の攻撃力、隔は攻撃間隔の長さを表す。
※EX属性付きのアイテムは他人に譲渡することが出来ない。
※Rare属性付きのアイテムは1キャラにつき1つまでしか持てない。
概要
FF11独自武器としては屈指の知名度を誇る片手剣。 黒い刀身が波打ったような独自グラフィックを持っており、片手剣としては作中屈指の禍々しさを誇る。
Lv57以上の戦士、ナイト、暗黒騎士が装備できる。そこらの斧にも劣るほど振りが遅いのを除けばナイトにとってLv65~70程度の通常装備に相当する破壊力を持つ。
性能で特筆すべきなのは、VITが+7されるが、その他全てのステータスは-1となる点である。
※VITは攻撃を受けた時の被ダメージ計算に使用されるので、数値が高いほど被ダメージが減る。
高い攻撃力、防御力を併せ持った武器であり、LV60制限の時代では、攻撃を一身に受けパーティの盾となるジョブであるナイトには垂涎の品(いわゆる最終装備)であった。
※戦士や暗黒騎士はSTRやDEXなど与ダメージに関連するステータスがマイナスである事と、このLVでは片手剣を装備するメリットがジョブ的に無いため使用する事は皆無。
後述する入手手段の問題もあり、当初はとても高価な武器で、ナイトでこれをもっている事=ステータスであると妄信する人すら存在した。( → ブロントさん)
後に、レベル制限が解除されさらにレベルを上げることが出来るようになり、強力な装備が多数追加された影響で当時程グラットンソードが特別視される事は無くなった。
また、ヴァナ・ディールの冒険者でも、「盾役といえど攻撃をおろそかにしてはいけない」という認識が広がった事で、VIT+7以外の長所が無いグラットンソードは評価を落とす結果につながった。(攻撃面ではLv60で解禁される普及品の「バスタードソード」にほぼ太刀打ち出来ない。)
入手の面倒さから流通量が多いとは言えず、取引価格が高止まりしがちなことも敬遠されがちな理由である。
また、より高レベルには、グラットンのステータスマイナスをすっぱり取り払い、振りも早くなり、敵対心+1まで付いた上位品のデュランダル(Lv71~。なお、グラフィックはグラットンとは程遠いスタンダードな騎士剣)が実装され、何が何でもVIT+が欲しいと言う変わり者のナイトでも選択肢には入らなくなった。
しかし2011年末。グラットンのステータス補正を全部倍にしたような新武器デバウラー(Lv97~)が実装。装備によるVITブーストとしては最高峰(VIT+14!)の一振りとして降臨した。その"貪り食う者"と言う名が示すとおり、完全にグラットンを意識しており、グラフィックも同一。長い時を経て、最高レベルの舞台にグラットンが帰ってきたのである。
……まぁ振りの遅さもグラットン並で、威力もさして高くないんだが。
入手方法やその他情報
グラットンソードを入手するには、エルディーム古墳の七箇所に点在するTallow Candleに同時に火をつけ、それぞれの場所に出現する7体のスケルトン属ノートリアスモンスターのうちの1体「Skull of Gluttony」を倒す必要がある。
倒しても100%取得できる訳ではなく、ドロップ率はむしろ低い。
一度敵を出現させるとリアル1時間はTallow Candleに火をつける事はできない。
このクエストは「七罪」と呼ばれ、クエストリストに載らないタイプのクエスト。(隠しクエスト)
クエストのモデルはキリスト教の罪を犯す源になる7つの戒めるべき欲望や感情についての教えである。
クエストの目的は、この7つの欲望や感情を冠する名前をもったスケルトン族のノートリアスモンスターを倒す事。
火をつけるキャンドルが離れた場所にある為、どうしても実行には人数が必要になる。グラットンソードが高額だった時代には、入手ツアーが盛んに開かれ、その中で決まりごとを破って戦利品を強奪する「取り逃げ」等も発生していた。(これは、ヴァナ・ディールの高額アイテムにはつきもののエピソードである)
グラットンソードの人気が下火になって以降は、人数を集めるクエストの面倒さ、戦利品が安定しない事からこのクエストが行われる事は稀になり、グラットンソードの価格も微妙に高止まりしている。
キリスト教の七罪とは以下の7つ。七罪クエストでは、それぞれに対応した武器が手に入り、それぞれ対応したステータスが上昇する。
※原典についての詳細は、キリスト教七つの大罪で検索の事。
- 「嫉妬(envy)」=エンヴィースピア(両手槍/CHR+7)
- 「暴食(gluttony)」=グラットンソード(片手剣/VIT+7)
- 「強欲(greed)」=グリードシミター(片手剣/DEX+7)
- 「色欲(lust)」=ラストダガー(短剣/AGI+7)
- 「傲慢(pride)」=プライドスタッフ(両手棍/MND+7)
- 「怠惰(sloth)」=スロスワンド(片手棍/INT+7)
- 「憤怒(wrath)」=ラスタバール(片手斧/STR+7)
割とポピュラーなモチーフであり、創作作品で耳にした事のある人も多いだろう。有名どころでは鋼の錬金術師等。
現状グラットンソード以外の(人によってはグラットン自体も含め)武器の人気が低めな事も、人気の無さに拍車をかけている。大概どのアイテムも、「あればあったで使い道はなくも無いが、無ければ無いで別の武器でいいや」となる立ち位置に置かれている。
なお、グラットンソードの設定によれば、これらの武器は「罪代」(罪のつぐない)として古墳に納められた武器である。この為禍々しい力を持っており、すさまじい力を得る代償として、所有者の精神を蝕んでいく。
設定的には、使い方を間違えれば「頭がおかしくなって死ぬ」と言う某謙虚なナイト氏の名台詞もあながち間違っていなかったりして。
二次設定いろいろ
二次設定ではご存知ブロントさん愛用の剣として使われる。またブロント語起源による、さまざまな設定が追加されることも多い。
よく使われる設定は以下の通り。
- 最強ないしそれに準じる性能の剣
グラットンは最強というブロントさんの主張が現実化した感じ。しばしば神具化されることも。 - ダークパワーが宿っており、持つ人によっては使い手の精神を狂わせる力がある
ブロント語原文では、「暗黒が持つと頭がおかしくなって死ぬ」ではあるが、二次設定ではナイトorブロントさん以外という設定に変更されてることが多い。また何だかんだで狂っても死には至らないことがほとんど。 - みんなの憧れ
やはりグラットン持ってないと駄目か 持ってる人憧れちゃうなー
グラットンすごいですね
関連動画
持ち物戦争について
巡音ルカ関連で持ち物戦争という論争が発生している。(2009年01月13日現在)
音声を担当している声優の浅川悠がFFXIをかなり遊んでいるらしい事がブログにて判明した為、グラットンソードが候補となったようである。
(詳しくは巡音ルカ又は浅川悠、持ち物戦争の項目を参照の事)
関連項目
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