この項目では2.についてを記述する。
概要に例外は付き物だ
『TAXi』シリーズのリュック・ベッソンが製作、脚本を手がけ、ジェイソン・ステイサムが主演する人気カーアクション。米仏合同製作映画だが製作陣の大半がフランス側なためか、全編英語音声の作品にも関わらず冒頭で映るタイトルは"Le Transporteur"とフランス語だったりする。
第一作は93分、カラー。続編が2005年、2008年に公開され三部作化した。
さらに設定をリブートしたテレビシリーズが2012年に放送され、2015年にはリブート版映画も公開された。
ステイサム=最強のハゲ、という固定観念は大体この作品のせい。
第一作の内容は『契約厳守』『依頼人の名前は聞かない』『依頼品は開けない』の3つのルールを自らに課した元軍人で天才運び屋ドライバーのフランクが、ある日ルールを破ってしまいマフィアの抗争に巻き込まれて…というもの。随所にリュック・ベッソン作品特有の小気味いいギャグや有り得ないシーンが挟まれるので初見でも十分に楽しめる内容になっている。
ステイサム演じる主人公フランク・マーティンの吹き替えはソフト版の山路和弘、テレビ朝日日曜洋画劇場旧録版の木下浩之、テレビ朝日日曜洋画劇場新録版の井上和彦の3パターン存在するが、おそらくニコニコユーザーが一番馴染み深いのは日曜洋画劇場でよく放送されている井上の演じるバージョンであろう。因みに木下のバージョンは1作限定で、3部作全て演じているのは山路と井上の2名となる。
第一作だけ、マニュアル車のBMWに乗っているが、第二作以降はAT車でメーカーもアウディ。
また、主人公の好みなのか、まだ公開当時日本では発売されていなかったオランジーナが画面に頻繁に登場する。
ヒロインは第一作>第二作>>>>第三作の順で美人度が下がる、などとも言われている。
また、第一作は『運び屋もの』であるにも関わらず、開始早々愛車を木っ端微塵に爆破されてしまうので、カーアクションのシーンは実は全体で見ると一番少ない。
第一作ではそのため愛車をぶっ壊された復讐にアジトに向かったら大きな事件に巻き込まれた、といった側面が強く、どちらかと言うとアクション映画としての色が濃い。
インターホンを鳴らした直後にドアごと蹴りを入れるシーンや油まみれで悪漢数人をぶちのめすシーン、農業用飛行機を奪った後のトラックでのバトルシーンなどは実況でも特に盛り上がる箇所で人気が高い。
主人公のフランクと共に三部作に共通して登場するのがフランソワ・ベルレアン演じるタルコーニ警部。
一作目では裏社会で生きるフランクの尻尾を掴もうと追い詰める役柄であったが、二作目以降はすっかり意気投合し友人となる。休暇で渡米しフランクの家に泊まる、クッキーを焼いてフランクの帰りを待つ、一緒に釣りをする、など激しいアクションの続く映画の癒やし的存在となっている。むしろ彼がヒロインなのでは
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