圧倒的遊戯 ムゲンソウルズZとは、日本一ソフトウェアコンパイルハートより2013年4月25日に発売されたPS3用RPG。『圧倒的遊戯 ムゲンソウルズ』の続編。
概要
稲船★敬二[1]を名乗る謎の人物(やっぱり稲船敬二氏とは別人である。ここ重要。 )が総合プロデューサーとして手がけるコンパイルハートのRPGであり、『圧倒的遊戯 ムゲンソウルズ』の続編。
ゲストキャラデザのRyouji氏や音楽の佐藤天平氏など前作からのスタッフは続投しており、ソウルクレイドルなどのキャラデザを担当したA-10氏が新たにゲストキャラデザとして参加しているため、相変わらずどこか日本一ソフトウェア臭がするゲーム。[2]前作同様、温泉ミニゲームは健在であり、こちらのCGは平野克幸氏が引き続いて担当している。
肝心のゲーム内容については、前作のハチャメチャさとやりこみ要素を引き継ぎながらも、更にパワーアップ。ロード時間の短縮やインターフェースやチュートリアルが見やすくなっており、前作で指摘された不満点は概ね解消されており、非常にストレスなく遊ぶことが可能。主人公は前作のシュシュから"究極神"のシルマへと変更となり、物語の舞台も黄道十二星座をモチーフとした十二皇界(じゅうにせいかい)となっている。なお、シュシュたちを含む前作キャラたちも引き続いて登場する。
限定版には『超次元ゲイム ネプテューヌ』のキャラたちのアバターコードや設定資料集やシチュエーションCDなど、様々な特典が付属する。また、IFの据え置きゲームとしては初となるダウンロード版も発売された。
登場人物
『Z』からの新キャラクター
- シルマ(CV:三澤紗千香)
- 本作の主人公。モチーフはおとめ座。クラスは究極神。
- かつて十二皇界を生み出した究極神の少女・・・なのだが、ずっと長い間眠っていたため記憶を失っている。性格は天然。
- 身の丈ほどもある巨大な"神桶"を常に持ち歩いており、それが持つ様々な非常的な能力を使って戦う。
- シュシュ同様、巨大なアホ毛とボリュームたっぷりのツインテールが特徴。見た目こそ小柄だが、見事なプロポーションを誇るトランジスタグラマー。
- ひょんなことからシュシュの力を奪ってしまったため、代わりに下僕を集めることに。シュシュの変身能力も使うことができるが、シルマの場合は髪型と髪の色が変わるのみ。
- ナオ(CV:釘宮理恵)
- 十二皇界の勇者を自称する少女。クラスは勇者見習い。
- つい最近になって勇者として覚醒したため、伝説の武具を手に入れようと旅に出た際にシルマと出会い、彼女の面倒を見ることに。
- パーティーでは数少ない常識人であるため、奇天烈な面々が揃うPT内では貴重なツッコミ役で苦労人。
- 勇者に対して強いあこがれを持ち、物事を勇者の目線で考えがちな勇者バカ。
- れう(CV:仁後真耶子)
- 十二皇界の一つ、緋皇界の究極神。モチーフは獅子座。クラスは野生の究極神。
- 見た目も頭脳も性格も子供な幼女。常に世界のどこかで遊びまわっている野生児であり、神様らしいことは特に何もしていない。
- 本名は非常に長いらしいが、れう自身が覚えられないため、誰もが「れう」を本名だと思い込んでいる。命の恩人である白銀に懐いている。
- バートラム(CV:浜田賢二)
- 十二皇界の一つ、銀皇界の究極神。モチーフは天秤座。クラスは究極紳士。
- 某ヒゲガンダムのような活かしたヒゲが特徴的な紳士。基本的に温厚で礼儀正しい人物だが、信奉しているアレスのことになると人格が変わる。
- 何の面白味もない自分の世界を思い悩んでいたが、アレスとの出会いを機に彼女の従者を自称している。当然、彼女が憎からず想っているエルカのことを敵視している。
- カケル(CV:市来光弘)
- 十二皇界の一つ、菫皇界の究極神。モチーフは射手座。クラスは究極戦士(アルティメットファイター)。
- 究極戦士を自称し、悪の美少女戦士と戦う宿命のヒーローに憧れている少し変わった青年。性格は天然で、やや空気の読めない言動が多い。
- 自身の神の力によって、その設定を現実のものにしている。
- あるある=てすてす(CV:早見沙織)
- 菫皇界でカケルと死闘を繰り広げているらしい謎の美少女。クラスは悪の美少女仮面。
- 悪の美少女仮面を自称し、派手な衣装とバタフライマスクを身に着けて様々な悪事を働いているらしい。
- あるある=てすてす・・・一体何アルティスなんだ・・・。
- スプラ(CV:瑞沢渓)
- 十二皇界の一つ、紫皇界の究極神。モチーフはうお座。クラスは殺戮人魚。
- 極めて攻撃的な性格をしており、だれかれ構わず殺気をまき散らしている美女。根は悪人ではなく、照れ隠しに殺伐とした言葉を発することが多いツンデレ。でも属性自体はドS。
- 自身に強引に水着を着せようとしたソゥルに対しては、満更でもない感情を抱いている。一方、シャンディからは「憧れのお姉様」として強引に慕われることに。
- オンルッカ(CV:小野涼子)
- 十二皇界の一つ、黒皇界の究極神。モチーフは山羊座。クラスは世界の傍観者。
- ピンク色のドレスと頭の大きな角が目を引く少女。見た目こそ年若いが、自らを年寄り扱いしており、口調も古風。
- 趣味は読書と他人をからかうこと。知的で物知りだが、もったいつける癖がある。
- キャラクターデザインはA-10氏が担当している。
- エース(CV:松岡禎丞)
- 十二皇界の一つ、皙皇界の究極神。モチーフは牡牛座。クラスは究極神ハンター。
- 粗暴かつ好戦的な性格をしており、なぜかシルマの命を狙う。
- 口ではあれこれ言っているものの、同居人であるティオニーのことを大事に想っているツンデレ。
- ティオニー(CV:小岩井ことり)
- エースのところに居候している謎の少女。クラスはエースくん家の居候。
- いつもおどおどしており、気弱で泣き虫だが、大変心優しい性格の持ち主。当初はエースの事を苦手にしていたが、彼の優しさに触れるにつれて徐々に心を開いていった。
- ひょんなことから出会ったベルリオーズとはすぐに打ち解け、友達となった。
- 気弱な性格の割にはかなり大胆な服装をしており、エースうらやまけしからん。
前作から引き続いて登場するキャラクター
- シュシュ・インフィニット(CV:田村ゆかり)
- 圧倒的美少女絶対神を自称する前作の主人公。クラスは手乗り絶対。
- 巨大なアホ毛と長いリボンがトレードマークのおてんば少女。
- 七曜界を征服し終わった後、愉快な下僕たちと一緒に十二皇界を征服しようとするものの、シルマと出会った時に絶対神としての力を失ってしまった。
- 見た目も手のひらサイズまで縮んでしまっているが、変身能力自体は失われていない。
- 一定の条件を満たすことで、元の大きさのシュシュをPTメンバーとして使用可能となる。
- アルティス(CV:早見沙織)
- 相も変わらずシュシュと愉快な仲間たちと旅を続けている元・悪魔の大天使。クラスは大天使。
- 悪事が大好きだが、ドジっ子属性のために天使に転生してしまった少女。前回の旅で結局悪魔に返り咲くことはできなかったが、まだ諦めていない。
- 菫皇界の征服担当だが、そこで出会ったある人物の提案に乗ってしまい、行方不明となる。
- リュート(CV:平田宏美)
- シュシュの忠実な下僕その1。クラスはシュシュの下僕。
- シュシュの下僕第一号の少年。元々は前作に登場したようでしなかった「土曜界」という世界の勇者だが、そんな気配を微塵も感じさせないごく普通の男の子。
- 明るい性格で、「~ッス」という語尾が特徴。シュシュを始めとする仲間からの扱いは割とひどいが、それにめげない健気な奴。操艦センスはイマイチ。
- 桃皇界の征服担当。
- ソゥル・スカイハート(CV:間島淳司)
- 前作の舞台の一つである日曜界の勇者だった青年。クラスは120%勇者。
- 普段は冷静沈着で寡黙な性格で、良くも悪くも勇者である自分に忠実な人物。
- 剣も魔法も高レベルで扱うことが出来るが、女性の水着に対して並々ならぬ情熱を注ぐ唯一無二の欠点のために、人望は薄い。
- 紫皇界の征服担当。
- シャンディ・サンシャイン(CV:櫻井浩美)
- 前作の舞台の一つである日曜界の魔王に取りつかれていたお姫様。クラスは悲劇のお姫様。
- 清楚かつ上品なまさにお姫様といった少女・・・なのだが、、Sっ気のあるお姉様からいじめられることを愛する真性のドM。
- 前作で自分をいじめてくれたシュシュ(ドS)のことをお姉様と慕っていたが、今回はスプラのこともお姉様として慕うようになる。
- 碧皇界の征服担当。
- 十六夜月香(CV:浅倉杏美)
- 前作の舞台の一つである月曜界の勇者だった少女。クラスは巫女勇者。
- 華奢な外見とは裏腹に凄まじい怪力を持つ元・巫女さん勇者。
- 内気な性格で、おどおどしていることが多い。一人称はうち。かつて月曜界の魔王だった白銀のことを憧れており、前作の冒険を通して絆を深めている。
- 白皇界の征服担当。
- 白銀(CV:津田健次郎)
- 前作の舞台の一つである月曜界の魔王だったおっさん。クラスはおっさん魔王。
- 面倒見がよく、親分肌気質のために頼りがいがあり、人望も厚いが、その正体はメイドと女の子に罵られることが大好きな変態。
- かつては月香に命を狙われていると思い込んでいた時期もあったが、現在はすっかり打ち解けている。
- 見た目はおっさんだがまだギリギリ20代。
- 緋皇界の征服担当。
- アレス・レーヴァンティン(CV:沼倉愛美)
- 前作の舞台の一つである火耀界の魔王だった女の子。クラスはアイドル魔王。
- 何よりも目立つこととちやほやされることが大好きな性格である一方、戦闘力は低く心身共に打たれ弱い。
- 相も変わらず奇抜なファッションをしているが、地味な衣装も着てみたい複雑なお年頃。
- 自分とキャラが被っているシュシュをライバル視しているが、前作の冒険を経てお互いに認め合う仲になった。
- 銀皇界の征服担当。
- エルカ(CV:泰勇気)
- 前作の舞台の一つである火曜界の勇者だった青年。クラスはナルシスト勇者。
- 悪魔でありながら勇者をしていた変わり者であり、自らの美に絶対の自信を持つ超ナルシスト。
- 世界で最もモテる男を自称しているものの、大のヘタレで戦闘力は最低クラスなため、仲間内からの評価や扱いは散々。おまけに女性と付き合った経験はゼロ。
- 操艦センスだけはずば抜けており、その点だけは仲間からも信頼を置かれている。
- 灰皇界の征服担当。
- マリナ・カナンベール(CV:長谷川明子)
- 前作の舞台の一つである水曜界の勇者だった少女。クラスはドジっ娘探検家。
- 水耀界の遺跡探検を生業としていた凄腕の魔導士であり、移籍マニア。
- 空間すらも超越する圧倒的な方向音痴であり、なおかつドジっ娘。また、仲間たちからは「人間を超えた」とまで称されるほどの巨乳の持ち主。
- キャラクターデザインは元日本一の社員だったRyoji氏が担当している。
- 黒皇界の征服担当。
- ウェルシュ・ココット(CV:石原夏織)
- 前作の舞台の一つである木曜界の勇者だった幼女。クラスは新米ゆーしゃ。
- 勇者になってまだちょっとしか立っていないボクっ娘。元気いっぱいで天真爛漫な性格をしており、寡黙で大人びた双子の姉であるシャルルとは対照的。意外にも、物事の飲み込みが早い。
- 仲良しのシャルルと共に蒼皇界の征服を担当。
- シャルル・ココット(CV:小倉唯)
- 前作の舞台の一つである木曜界の魔王だった幼女。クラスは新米まおう。
- 魔王になってまだちょっとしか立っていないため力は弱いが、尊大な口調をして威厳を出そうとしているところは変わらず。
- 寡黙で大人びた性格をしている一方で、根は内気で泣き虫な甘えん坊。少々おませで捻くれたところがあり、万事素直で明るい妹のウェルシュとは対照的。
- 仲良しのウェルシュと共に蒼皇界の征服を担当。
- ディース・ヴァンガード(CV:原由実)
- 前作の舞台の一つである金曜界の勇者だったアンドロイド。クラスは汎用人型決戦兵器。
- 某バーチャルアイドルのような恰好をした少女。真面目で責任感が強い一方で、世話好きでお人好しなツンデレ。科学の進んだ金曜界の技術の粋を集めているだけあって、頭だけになっても機能を停止しないほど、超高性能なスペックを持つ。塩分は天敵。
- 抜群のプロポーションを誇るダイナマイトボディーの持ち主だが、あまりそれが活かされることは少ない。
- 紅皇界の征服担当。
- ベルリオーズ(CV:斎藤千和)
- 前作の舞台である七曜界をかつて破壊しようとした破壊神。クラスは破壊神。
- 古くからのシュシュの友人であり、前作での紆余曲折を経て、今ではすっかり親友として、シュシュたちと旅を続けている。
- 独特のしゃべり方とマイペースなところは変わらず。
- 皙皇界の征服担当であり、そこで自分と境遇が似たティオニーと出会い、彼女と友達になる。
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外部リンク
関連項目
脚注
- *★はシューティングスターと読む。なお、前作の新稲船敬二との関係は不明。
- *というか、日本一とIFが共同出資して作った会社『プリアップ』の代表がスーパーバイザーとして名を連ねているため、ある意味日本一公認と言ってもいいのかもしれない。ちなみに前作の北米版ローカライズは日本一が担当した。
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