幻想郷縁起とは、東方Projectの公式書籍「東方求聞史紀」「東方求聞口授」内に登場している架空の書物である。
概要
幻想郷縁起は、東方Projectのキャラクターの一人である稗田阿求、並びにその先代たち一家が著したとされる書物である。
内容は、
(史縁) | (口縁) | - | 幻想郷に住む妖怪たちを紹介する「妖怪図鑑」 |
(史縁) | - | - | 作中の人間キャラクターを紹介する「英雄伝」 |
(史縁) | - | - | 幻想郷の地理案内をする「危険地区案内」 |
(史縁) | - | (口授) | ZUN氏のそれとは別に、阿求による「独白」「あとがき」 |
(史縁) | - | - | 単品の資料を展示する「未解決資料」 |
(史縁) | - | (口授) | 文々。新聞 および 花果子念報 ※ただし、史紀の縁起においては未解決資料内。 |
- | - | (口授) | 求聞口授本誌の根幹たる宗教対談 |
「幻想郷縁起は元々、妖怪に対抗する手段に乏しい人間が妖怪の弱点や対策法などの知識を広めるため、稗田阿一が編纂を開始した」というのが元々の編纂趣旨であったが、時代が進むとともに幻想郷が外界と隔離され安定したり、また博麗の巫女が霊夢に代替わりしたり、幻想郷は格段に平和になってしまったのであった。結果、妖怪の弱点・対策法まとめと言うスタンスは維持しつつも、妖怪の私生活に踏み込んでみたり、逆に妖怪の自己アピールを取材するといった、いたって平和な妖怪紹介本が完成した次第である。
但し一部には、阿求が知らない内容を憶測・推測で書いている部分もあり、我々の知る公式設定やゲーム中会話などと反する記載も時々ある。
作中においては、この書物は貸本屋「鈴奈庵」において印刷・製本されているという形であり、この貸本屋が主な舞台となっている東方鈴奈庵では、鈴奈庵の店主であり人間と妖怪の関係に関して疎かった本居小鈴が読んでいる描写が存在する。
求聞史紀収録分
内容については、概要で述べた内容のうち、(史縁)を付けた5つが含まれている。
内、東方キャラクターを紹介する「妖怪図鑑」と「英雄伝」においては、
表紙は金色で、稗田阿求のシルエットが描かれている。
東方の作品は、表紙に重要キャラのシルエット・そしてタイトルにラスボスの名前の一字をという2点が通例な訳だが、
今作においては「シルエットは幻想郷縁起・名前の一字は求聞史紀」といった具合の分業仕様となっている。
2006年に発売された書籍 東方求聞史紀 内に収録されており、長期に渡りファンたちの為の公式設定集としての役割を担ってきた。
なお、一部には「東方求聞史紀」と「幻想郷縁起」とを混同して同義語として使用する風潮もあるようだが、それとこれとは別物なので注意しよう。阿求が描かれたのが東方求聞史紀、そして阿求が書いたのが幻想郷縁起という点だけ押さえておけば基本的には問題ない。
もっともこの混同も、2012年の求聞口授発売以降は一気に減少するものと思われる。なぜならば口授にも縁起が登場し、史紀と縁起での1:1のイコール関係が結べなくなったからである。
求聞口授収録分
求聞史紀と違い、書籍内にまた書籍がまるごと・・・という形態をやめてしまったため、
直接的な幻想郷縁起には、概要に挙げた内容のうち(口縁)を付けた1つのみしか含まれない。
但し、「縁起外口授内」という微妙なポジションの位置になら(口授)を付けた3つが含まれている。
なお、予想外の形態変更によって掲載表がさみしくなってしまったため無理に(口授)という記述を設けてみたものの、
やはりこの記事は幻想郷縁起専属のものなので、基本的に(口縁)主体の説明を以下に記述していこうと思う。
の4作品。
残念ながら、
の10名については、史紀・口授通して紹介が無い。
(→東方求聞口授ページの「「幻想郷縁起」で解説されていないキャラクターの掲載状況」欄に詳しい表があります)
求聞史紀の頃のような種族別ではなく、宗教対談(=口授本誌)の話の進行に沿って
関連キャラクターが順に紹介されてゆく順となっている。
(→求聞口授ページの「収録内容」内に正確な掲載順が載っています。)
妖怪たちの挿絵は複数の絵師たちが担当しており、史紀の時よりも、より多彩なキャラクターイラストが楽しめるようになっている。
最後に
皆様による記事の編集・加筆・修正など心より歓迎いたします。
どなた様もどんどん手を加えて行って下さい。よろしくお願いいたします。
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関連項目
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