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村上ショージとは、お笑い界の人物としては数少ない、スベることが許される芸人である。
概要
明石家さんまにとっては都合のいいのか悪いのかよくわからない共演者。滝あきらに弟子入りし、テレビ出演を果たすがしばらくはパッとせず。だが、オレたちひょうきん族に、Mr.オクレ、前田政二らと何人トリオとしてレギュラー出演、「ラブユー貧乏」のコーナーで一躍大ブレイク…したのはこれだけ。「明石家マンション物語」で再注目されるまでの間はあと一歩までのところで消えるという悲しい人生であった。そして、ついに「明石家マンション物語」でスベリ芸を認知させることに成功し、今では数少ないスベった後の空気で笑わせることができる稀有なタレントとして再評価されるようになる。だが、スベリ芸は某女優にまったく通用しなかった。
つまらない人と誤解されては困るのでフォローするが、一発芸の名手でもあり、関西ローカルの番組では小道具を使った一発ギャグではスベリ知らずという世間のイメージとは違う姿を見せたことがある。ドラえもんの新声優オーディションで「関西弁のドラえもん」というネタで笑いを掻っ攫ったりするなど、ちゃんと（一般的にイメージされるであろう）お笑い芸人としての実力も持っている。ただ、テレビでさんまと組むとああなるだけなのだ（一味違うさんまとの絡みを見たい人は『ヤングタウン』を聴いてみると良いだろう）。
自身の第5回独演会では本人曰く「自信喪失」して出演せず、「村上ショージ独演会に村上ショージが出演しない」という前代未聞の事態を引き起こした。しかし、元来ウケようがスベろうが全く気にしない芸風が持ち味でもあることから、一部には「意図的に休んだ、彼なりのジョークではないか」と深読みするファンも居り、その真意は定かではない。
実は総合格闘技イベント「PRIDE」のリングアナを務めていたり（しかもさり気にリングアナメンバーの中で最古参）、数多い若手芸人に勝る運動神経を持ち合わせていたり、飲食業においても炭火焼鳥「くっくどぅ～ん」、居酒屋「村上食堂」（双方とも2014年にプロデュース退任）、居酒屋「しょうゆうこと」（2015年よりプロデュース）をプロデュースしていたりと、地味にスベリ芸に特化したお笑いだけではない一面を併せ持っている。
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