真・女神転生Ⅱとは1994年3月18日にアトラスより発売されたスーパーファミコン用RPG。通称「真2」。
概要
真・女神転生の続編。前作の退廃的な世界観とは打って変わってサイバーな世界観が展開される。前作でどのEDへ辿ろうが必ず人々は平和と法を求め、Law(秩序)とChaos(混沌)のバランスがLawに傾いた世界へと至る。悪魔合体で魔法継承の追加・前衛後衛の概念など後のシリーズに受け継がれるシステムが導入された。
SFC、PS、GBA、ios、Androidの全5機種で発売されたが、どの版でもバグが多発することで有名。
SFCの初期版からしてバグについての注意書きが同封されていたりする。
後に発売されたPS版に至ってはメモカ破壊バグ等を搭載しており、ファンからは「ドミ版」として恐れられている。
(「ホークは “ドミネーター”を手に入れたドミネーター」というバグメッセージが元ネタ)。
GBA版は細かいバグは多いもの上の両機種よりはまし…だが現在では入手困難。
スマホ版はGBA版がベースである。こちらは環境によってはアプリ落ちもあるので注意。
SFC版とPS版は後に修正版が販売された。VCやゲームアーカイブスで配信されているものはこちらがベースとなっている(すべてのバグが直っているわけではないので注意)。
ストーリー
悪魔の出現で幾多の大変動に巻き込まれた人類は安住の地を求め、聖地「カテドラル」で共同社会を築いていたが、メシア教が主権を握ってから「TOKYOミレニアム」として復興される。
確固たる階級制度、徹底的な管理社会…人々は新たな秩序のもとで過ごしていたが、対立宗教ガイア教の弾圧、環境汚染などにより人々の不安は新たな救世主を求めていた。
その頃、ミレニアムの中で栄えるヴァルハラ・エリアの貧乏ジムの所属する、記憶喪失の戦士ホークは上流階級の第一級市民の権利を得るために、コロシアムで戦いの日々を送っていた。
ヴァーチャル・バトラーでのトレーニングの途中、ホークはスティーブンという真紅のスーツを着込んだ車椅子の老紳士と出会う。
彼から悪魔召喚プログラムを渡され、間もなくミレニアムに悪魔が出没すると告げられる…。
主要人物
- ホーク (Hawk)
主人公。記憶をなくしヴァルハラ・エリアで彷徨っていたところを岡本に拾われ、コロシアムの戦士として育てられる。
スティーブンから渡された悪魔召喚プログラムで悪魔と会話し、使役する力を手に入れる。 - ヒロコ (Hiroko)
花田という男を追っているテンプルナイト所属の女性。
爆発事故で行方をくらました子供を捜す手がかりを捜すため、主人公に協力を求める。 - ベス (Beth)
テンプルナイト所属の女性。メシア(救世主)のパートナーを定められている。
メシア教の敬虔な信者でヒロコに代わり、メシアである主人公を献身的に尽くす。 - ザイン (Zain)
テンプルナイト所属の男性。センターからの命令に忠実だったが次第にそのやり方に疑問を抱く。 - ギメル (Gimmel)
理想郷アルカディア・エリアの管理者。物腰柔らかな美青年で、優れた知力を以ってエリアを管理している。 - ダレス (Daleth)
救世主と自称し、主人公を倒そうとする男。ヴァルハラの闘技場以降、何度も主人公に立ちはだかる。
主人公同様アームターミナルを身につけている。 - スティーブン (Steven)
仮想空間に現れた車椅子の老紳士。悪魔に対抗するため主人公に悪魔召喚プログラムを託す。
真Ⅰから引き続きの登場であるが何故か容姿はまったく変わっていない。 - 岡本 (Okamoto)
貧乏ジムのトレーナー兼オーナー。かつては名のある戦士だったが、現在は博打に溺れて多額の借金を背負う。 - マダム (Madame)
ヴァルハラ・エリアを支配する美しい女性。ペットの魔獣ケルベロスを主人公に貸し与える。 - ケルベロス (Kerberos)
ギリシア神話の冥府を守る番犬。マダムに主人公へ貸し出される。弱い者に興味はなかったが、次第に主人公の実力を認める。GBA版ではザ・ヒーローのペットだった悪魔であることが明かされる。 - ルイ・サイファー (Louis Cyphre)
主人公の前に度々現れる謎の紳士。 - ザ・ヒーロー (The Hero)
真・女神転生の主人公。神々と悪魔の壮絶な戦いを生き抜いた。コロシアムの初代王者として銅像が建てられている。
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関連項目
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