TX-T “ECLIPSE” / エクリプス とは、
『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
[可変機構テスト機]
スピードチェンジによる機体やパイロットへの影響を調べるためのテスト機。
機体を変形させる機構が試験的に組み込まれている。
機体解説
『R-TYPE FINAL』に登場するテスト機体。
R戦闘機はザイオング慣性制御システム等による急加速・急減速など超絶機動性能を備えているが、R-11シリーズの発展経緯を見て分かる通り、機体・パイロット共にその全力稼動にどこまで耐えられるか、どの様な影響が出るのか、という点での研究調査は充分なものではなかった。
本機は加速・減速による機体負荷・パイロット負荷などを調査する為に開発された機体である。
速度変化時に機体各部が組み変わることでスピード変化による影響を抑制、機体安定性を向上させる変形機構の試験機として作られた。
この技術は軌道戦闘機であるOFシリーズに受け継がれ、大気圏離脱・突入能力を支える姿勢制御技術となっている。
このほか、格納機能を有するTW-1、機体自体が大幅に変形するTL-Tの母体にもなった。
尚、エクリプスとは天文現象の「食・蝕(しょく)」のこと。
「日食(solar eclipse)」、「月食(lunar eclipse)」といった語として使われる。
しかし本機は某RPGのボスが放つ『トータルエクリプス(皆既食の意)』程の印象や性能を有しているとは言い難い。
武装
- 衝撃波動砲Ⅱ
- 3ループチャージ。チャージ容量増加、連鎖炸裂機能による性能向上が図られた衝撃波動砲の強化タイプ。
連鎖炸裂機能による効果範囲の拡大により複数のバイドを一撃で撃滅する広範囲攻撃能力が更に向上した。
威力はスタンダード波動砲Ⅱに若干劣るものの、広範囲に均等にダメージを与える為、多数の敵が集中する局面での使い勝手は良好。
衝撃波動砲からは直接の強化型である本波動砲の他、2ループチャージ据え置きながらも装置小型化と威力強化が為された圧縮炸裂波動砲という派生タイプも存在する。 - テンタクル・フォース
- 金属パーツの触手をコントロールロッドに取り付けた、比較的大型のフォース。
フォースとコントロールロッドを繋いでいるシナプスツリーからエネルギーが触手全体に行き渡る構造をしており、コントロールロッドもフォース同様の高い防御力を備えている。
この触手により従来のフォースと比較して防御範囲が広くなっており、本フォースを運用するR戦闘機は他機よりも堅牢である。
またフォースシュート時などフォースによる接触(侵食)攻撃の範囲も拡大したと言え、特にオーバードース状態での侵食範囲の広さは多くのR-TYPERが認める所である。
レーザーの制御精度も向上しており、レーザーの発射角度や照射範囲を変更する能力を獲得、フォースシュート時には敵に向かって機動・攻撃を行う自動攻撃タイプであるなど、攻防両面にわたって優れた特性をもつ多機能なフォースの一つとして頼りにされている。
触手はかなり柔軟な構造をしており、機体の前後の機動により触手が閉じたり開いたりする為、攻撃範囲もそれによって可変するという特色をもつ。
尚、同じ触手型フォースには別チームが開発したフレキシブル・フォースというものが存在する。 - スティング・RAY
- フォースと触手(コントロールロッド)の前面よりレーザーを発射する。
触手を広げて照射範囲を得る、狭めることで集束させ威力を取る、という使い分けが可能。 - ハウンド・RAY
- 触手端部から細いレーザーを照射、命中した敵に合わせて発射角度を自動的に変更する追尾機能をもつ。
触手構造による柔軟な稼動範囲とレーザー制御精度の向上により実現された能力である。
通常時は、触手が閉じている状態では正面へ集中して、開いている状態では上下斜め方向にレーザーを発射する。 - スネイル・RAY
- 触手端部より触手状(外観はモーニングスターやフレイルの様な打撃武器にも似る)に固定形状化された高エネルギー体を発生させ、それを振り回すことで敵を抉る様に攻撃する、近接攻撃タイプのレーザー。
両端からのレーザーを一つの対象に叩き付けることで大きな威力を得ることが出来る。
ただし有効に扱うのが難しく、あまり好まれない。
グランゼーラ革命軍の旗手
種別 | 可変戦闘機 |
---|---|
名称 | ECLIPSE エクリプス試作型 |
武器 | バルカン 追尾ミサイル XPSレーザー 衝撃波動砲 |
Tw-T02 | |
種別 | 可変戦闘機 |
名称 | ECLIPSE Ⅱ エクリプス実戦配備型 |
武器 | バルカンtype2 追尾ミサイルⅡ XPSレーザーⅡ 衝撃波動砲Ⅱ |
Tw-T03 | |
種別 | 可変戦闘機 |
名称 | ECLIPSE Ⅲ エクリプス強化仕様型 |
武器 | バルカンtype2 追尾ミサイルⅡ XPSレーザーⅢ 衝撃波動砲Ⅲ |
『R-TYPE TACTICS Ⅱ』ではバイド兵器に反対するグランゼーラ革命軍の主力機体として登場した。
パラレルワールドである為、『FINAL』とは機体開発順や開発経緯が異なっている。また試作機や後継モデルのエクリプスⅡなどバリエーションが増加している。
可変機構はアフターバーナーの様に燃料消費の増大と引き換えに機動力を向上させる可変航行システムとなり、 フォースを装備出来ない代わりに機体自体からのレーザー発射機能を備える。
エクリプス試作型では素の機動力が低く、可変航行システムの使用が戦力展開上で必須となっている。
攻撃面ではフォースを装備しない為にフォースシュート等の強力な運用は望めないが、波動砲による打撃力は備えており、追尾ミサイルとXPSレーザーという二つの装備をもつことで機体単体での継戦力も決して悪くない。またそれぞれ迎撃と反撃に使用可能。
他の機能特化機体の間を埋める、Rwf-9Aシリーズに相当する器用貧乏な標準機であると理解すれば適切な運用が見えてくるのではないだろうか。
実戦配備型、強化仕様型と改修していくことで性能がかなり向上し、移動力と攻撃力を備えた優秀な機体に化けていく。
攻撃範囲と威力に優れる衝撃波動砲Ⅲは熟練度の高いパイロットを乗せることで更に強力な武器となり、加速によるスピード6と併せて後方から一気に敵前線の壊滅を狙うことも可能。
関連動画
本機は10:16~ |
TACTICSⅡ PV1 |
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
R's MUSEUM | ||
No.47 R-11S2 NO CHASER |
No.48 TX-T ECLIPSE |
No.49 OF-1 DAEDALUS |
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