この記事には原作・アニメの内容についてのネタバレがあります。 |
(腹筋しよ)とは、主に漫画『進撃の巨人』の腹筋ヒロイン、ミカサ・アッカーマンのデレに対する感嘆、ないしそれに類似する諸々の感動の表現である。元ネタは同漫画のコミックス10巻38話におけるライナー・ブラウンが発した台詞(心の声)。→(結婚しよ)
概要
発祥はアニメ第8話。劇中におけるミカサのあまりの可愛さに視聴者らが思わず発したコメントである。
「腹筋」とは、言うまでもなく彼女の女性らしからぬ逞しい腹筋を指す。
クールで無口、どんな過酷な状況下においても眉ひとつ動かすことのない完璧超人・ミカサ。そんな彼女が時たま盛大にデレたとき、人々は彼女の平時とのギャップに激しく打ちのめされることになる。
その際、人々の脳裏に浮かぶのは彼女のバッキバキの腹筋であろう。如何に常人離れした逞しい身体を持ち合わせていても、彼女はまだ年端も行かぬ15の乙女に過ぎぬのである。つつけば血も出ようし、悲しければ泣くであろう。そんな当たり前の事実に立ち返らされた時、人々はあらゆる感動の中にこう思うのである。――(腹筋しよ)と。
(腹筋しよ)に至るまでの経緯
初出はアニメ第8話において。トロスト区襲撃時の戦闘の折、アルミンによってエレン戦死の報せを聞いたミカサは激しく動揺し、それを押し隠そうと無茶な機動を繰り返したためにガスが尽き、戦闘不能状態に陥る。折悪くもガス補給班が戦意を喪失して補給本部に籠城したため、補給本部には巨人たちが群がり、ガスの補給はかなり前から途絶していた。
絶望の只中にいるミカサに群がる巨人たち。矢玉尽き果てた彼女は一時は生きることさえ放棄するも、突如現れた『巨人を攻撃する巨人』によって命を救われる。
その後、ミカサらは『巨人を攻撃する巨人』を誘導し、補給本部に群がった巨人を排除させる妙案を思いつく。仲間たちの決死の活躍もあり、無事補給本部から巨人を排除することに成功する。
ガスの補給を終えたミカサが見たのは、『巨人を攻撃する巨人』が巨人たちの攻撃を受け、虫の息になっている光景であった。なんとか『巨人を攻撃する巨人』を捕獲し、その生体を暴きたいと願った彼女だったが、混乱の中ではどうすることも出来ず、遂に『巨人を攻撃する巨人』は力尽きた。
しかし、力尽きた巨人のうなじから出てきたのは、死んだはずのエレン・イェーガーであった。信じられない思いで駆け寄り、慌ててエレンの胸に耳を押し当てるミカサ。聞こえてきたエレンの心臓の鼓動を聞いたミカサは、エレンが生きていたことに安堵し、人目はばからず声を上げて号泣するのであった。
なお、漫画・アニメに限らず、今後もミカサがデレる度にこの表現が用いられることであろう。
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関連項目
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