『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する地球連邦軍のニュータイプ専用試作型モビルスーツ。
アムロ・レイが宇宙世紀(U.C.)ガンダムシリーズでの歴史上において最後に搭乗し、シャア・アズナブルのサザビーと激闘を繰り広げた。
概要
ネオ・ジオンの総帥シャア・アズナブルが起こした「シャアの反乱」に対抗すべく、ロンド・ベル隊のMS部隊隊長であるアムロ・レイが専用機として自ら設計した機体である。
開発の経緯
ロンド・ベル隊に配属された直後からアムロはガンダムタイプのMSの配備を希望していた。
当初はZガンダムの配備を要請していたが、ニュータイプとガンダムの組み合わせを危険視する地球連邦軍上層部からなかなか許可が下りず、業を煮やしたアムロはZガンダムのフレームをコピーした簡易生産型であるRGZ-91リ・ガズィを強引に制作し、配備にこぎつける有様であった。
※そのリ・ガズィも、性能的にはネオジオンのニュータイプ専用機と戦うには少々分が悪いと考えられており、後継機の開発が待ち望まれていた。
そんな中、シャアがネオ・ジオンを結成し、本格的な行動を起こした事に危機感を覚えた連邦政府のタカ派ジョン・バウアー議員の後押しによって配備が認められたのが、最新鋭機RX-93 νガンダムである。
機体の組立てはアナハイム・エレクトロニクスのフォンブラウン工場にて行われ、僅か3ヶ月という突貫工事で完成した。
さらに事態の急変によって納期を10日も繰り上げられた為、配備時は調整が不十分な状態であり、一部の武装も未完成だった。
性能・武装
変形機構や大出力ビーム砲など当時の流行スタイルは採用されておらず、基本武装はサイコミュ系統を除くとビームライフルやハイパーバズーカ、ビームサーベルなどといった極めてオーソドックスなものを採用している。
これはアムロがMSを純粋な“歩兵としての”機動兵器であると考えていたためであり、当機はRX-78ガンダムのコンセプトを受け継ぐ正当な後継機といえる。
戦乱が長期化した場合に備えて、各パーツは連邦軍規格品を採用し、整備性や運用効率も意識して設計されている。過去の開発データをふんだんに取り入れつつも、運動性・追従性を追求したシンプルな構造は機体の軽量化・堅牢性・内部構造の余裕の確保に寄与し、本来相反する「専用機のハイスペック」と「量産機の信頼性」を両立させている。アムロ・レイのMSパイロットとしての技量も相まって「究極のガンダム」と言っても過言ではない。
νガンダムの特徴的な武装として挙げられる物は地球連邦軍のガンダムタイプのMSとしては初のサイコミュ兵器であるフィン・ファンネルであろう。
従来のファンネルとは発想を正反対とし、大型化によって火力や稼働時間の大幅な増大を図っている。
また、複数のファンネル同士の間に力場を展開する事で、あたかもIフィールドの様なビームバリアを張る事が可能であり、攻防一体の能力を持つ兵器である。
但し、急ごしらえであるが故に一度射出したファンネルは回収できず、使い捨てであるという欠点がある。
劇中での活躍
この機体を手に入れたアムロはネオ・ジオン軍のギュネイの乗るヤクト・ドーガやクエスの乗るαアジールなどを圧倒し、シャアのサザビー相手にも優位に戦いを推し進め、最終的にサザビーを撃墜している。
その後サイコ・フレームからの光によってアクシズを押し返した後、機体ともどもアムロは消息不明になった。
武装
その他のバリエーション(MSV)
量産型νガンダム
『大河原邦男コレクション』(M-MSV) において設定のみの登場。
「シャアの反乱」が長期化する可能性を考え、ジェガン以上の性能をもつ主力MSとして設計されていたが、実戦に投入された記録はない。
・・・と装備を戦況とパイロットに合わせて選択出来るのが特徴である。
その他のビームライフル等の装備はνガンダムと共通であるが、独自に「ビームスプレーガン」を右腕部に装備している。
νガンダム ヘビーウエポンシステム装備型
「CCA-MSV」に登場。主な略称は「HWS」。
νガンダムに追加装甲と追加武装を取り付けた形態である。言わばフルアーマーガンダムのνガンダム版。
高い機動性はそのままに追加装甲で防御力も向上し、新たな追加武装として、肩部ミサイルランチャーとハイパー・メガ・ライフルの二つを装備した他、メガ粒子砲を2門備え付けたしたハイ・メガ・シールドを従来のシールドに重ねて装備している。
「スーパーロボット大戦シリーズ」においても隠しユニットとして登場する事が多い。
νガンダム ダブルフィンファンネル装備型
「MSV」のみに登場。
バックパック部分のビームサーベルの格納ラックを取り外し、フィン・ファンネルを装着。左右にフィンファンネルを装着したνガンダム本来の姿と言えるMSである。
因みに、本バリエーションも設定上ではHWSを装着する事が可能とされている。
Hi-νガンダム
デザインの出自としては、出渕裕によって描かれた、小説版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の口絵であり。1990年に雑誌企画で、出渕裕自身が新たにリファインした物が「Hi-νガンダム」の原形といえる。
※尚、厳密には「Hi-νガンダム」には2つの意味合いがあり、
・・・と少々ややこしいが、作品によって微妙に取り扱いが異なってくるので注意が必要である。
装備はνガンダムとほぼ共通であるが、最大の特徴として挙げられる点は、「使い捨てであったフィン・ファンネルにエネルギーを再び補給可能にした」点であり、高い攻撃能力を誇るフィン・ファンネルの稼働時間がさらに延長された。
また、ロンドベル隊の旗艦ラー・カイラムに直接ケーブルを繋いでエネルギーの供給を受ける事で高威力のメガ粒子砲を放てる兵器「ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー」を新たな装備としている点も特徴。
HWH装備型と同じく、「スーパーロボット大戦シリーズ」においても隠しユニットとして使用出来る機会が多く、フィン・ファンネルを使用した際の演出に「ララァ・スン」が登場する(一部の作品においては、パイロットによって登場するキャラが変化する)。
現在では関連商品にあるMG「Hi-νガンダム」を発売するさいにリファインされたデザインが公式となっている。
尚、家庭用として発売された機動戦士ガンダムEXTREMEVS.(略してEXVS)では初回限定で購入するとHi-νガンダムが使えるようになるパスワードが手に入る。主にフィン・ファンネルを使った戦法がメインとなる。
関連動画
ゲーム作品におけるνガンダム
関連商品
外部リンク
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%CE%BD%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0


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読み:ニューガンダム
初版作成日: 10/02/18 22:21 ◆ 最終更新日: 12/01/15 23:49
編集内容についての説明/コメント: Hi-νガンダムについて追加しました。
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