人口 | 57,579人 |
面積 | 103.63k㎡ |
世帯数 | 27,449戸 |
市木 | ばべ |
市花 | つつじ |
市魚 | めばる |
概要
- 岡山県南部・瀬戸内海沿岸に位置する港湾都市である。三井物産造船部(三井造船→三井E&SHD→三井E&S)の創業の地で、企業城下町として栄えた玉地区と、本州と四国を結ぶ宇高航路の起点として栄えた宇野地区の地名を組み合わせて玉野となった。
- 気候は典型的な瀬戸内気候で、温暖で雨が少ない。
- 朝日新聞朝刊に連載されている4コマ漫画『ののちゃん』の作者、いしいひさいちの出身地であり、同作品の舞台「たまのの市」は玉野市がモデルとされている。こういった縁もあり、2010年よりののちゃんが玉野市のイメージキャラクターに就任している。
- 王子が岳には花崗岩がたくさん並んでいる。そしてかつおもちゃ王国がある。
- Sea級グルメ全国大会in三原で優勝したたまの温玉めしと呼ばれるB級グルメが存在する。
近況
- かつては宇高航路にて鉄道連絡船(宇高連絡船)が運航されていたが、瀬戸大橋が開通するとともに廃止になり、玉野市に大きな変化をもたらした。宇高航路自体は、鉄道連絡船廃止後も民間3社がフェリーを運航しており、高速道路を利用するよりも安価で行き来できるため一定の利用客がいた。しかし、高速道路利用料の値下げや、周辺自治体の過疎化等があり、利用客は次第に減少。最後まで運航していた四国フェリーが2019年を最後に運航を休止したため、宇高航路は事実上の廃止状態にある。
- 玉地区は三井造船の企業城下町として栄えたが、日本の造船業の国際競争力の低下に伴い、事業規模が縮小。労働人口が減少し、急速な過疎化・高齢化が進んでいる。ついには、三井E&Sホールディングス(旧三井造船)が艦艇・造船事業を三菱重工業へ譲渡し、三菱重工マリタイムシステムズが発足。同社が玉造船所を継承している。
- このように、玉野市は四国の玄関口という役割を失ったほか、基幹産業の衰退により、かつてのような賑わいは失われてしまっている
- 一方で、明るいニュースもある。近年のインバウンド需要や3年ごとに開催されている瀬戸内国際芸術祭の成功により、瀬戸内の島々(特に直島)への観光需要が高まり、外国人観光客が多く訪れるようになっている。それに合わせて、玉野市も観光業に注力しており、宇野駅やその周辺にアートが設置されたり、外国人向けのオシャレなカフェや宿泊施設が誘致されたりしている。かつての姿とはまた違った形で賑わいを取り戻そうと奮闘しているのである。
交通
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関連項目
リンク
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