「正義の味方」驚愕の短パン率とは、PS2用ゲームソフト「正義の味方」のプレイ動画における、とあるパーツの使用率の事である。
概要
「正義の味方」は、その名の通りプレイヤー自身が正義の味方となって、悪の組織と戦うゲームである(詳しくは当該記事参照)。
ニコニコ動画でもなかなかの人気を誇り、数々のプレイ動画や実況動画がアップロードされている。
このゲームの特徴の一つにキャラメイキングがある。
「宇宙警察」「改造仮面」など、往年のヒーロー像をモチーフにしたパーツを頭や体にセットしていき、自分だけのかっこいいヒーローを作り出すことができるのだ。
そのパーツタイプの一つに「太陽使者タイプ」というものがある。
頭部は太陽のエンブレムを付けたターバンとドミノマスク、上半身はアラビアンベスト等、全体的に露出の多い軽快なデザインをしており、下半身に至ってはあまりにも軽快すぎる「短パン」である。
このパーツは個性豊かな脚部パーツの中でも群を抜いて異彩を放っており、これをセットするだけで他のパーツがどんなにスタイリッシュでも変態じみて見えてしまう。もちろん露出している部分は生身のままである。
想像してみてほしい。
下半身が生身に短パンのキカイダーを。
下半身が生身に短パンの仮面ライダーを。
変態呼ばわりされても、致し方ない風貌である。
なお、短パンの異様さばかりが注目されがちではあるが、それ以外の部位も露出が高すぎて他のタイプの比べて明らかに浮いており、どこに組み込んでも違和感しか生み出さない。
短パン、その魅力
しかしこの「太陽使者」パーツはニコニコ動画のプレイ動画において、かなりの人気パーツである。
この特徴的なデザインは数々のプレイヤーの心をガッチリつかみ、様々なヒーローに採用されている。
試しに「正義の味方」Part1リンクで、脚部の使用パーツを集計してみると(13/06/04時点)
20動画中、内訳は
「太陽使者タイプ」の使用動画は実に半数、ぶっちぎりの一位である。
残念ながら「超能力者タイプ」と「改造仮面タイプ」は見つからなかった。
上記タグのついていない動画も存在するものの、やはり短パンの採用率は群を抜いていた。
ニコニコ動画の「正義の味方」の(確認できるうえでの)最古の動画で活躍するヒーローも、下半身はやはり短パンである。
短パンのヒーローは実在するのか?
往年のヒーローのデザインを後の世代の基準で見ると、人によっては滑稽に見えてしまう所があるのは致し方ない事ではあるが、そもそもこの「太陽使者タイプ」の元ネタ自体が不明瞭である。
それとなく懐かしさを感じるデザインではあるものの、短パン姿のヒーローなど実在したのだろうか?
「太陽使者」で検索しても該当するのは「太陽の使者 鉄人28号」とビタチョコ作戦のネタバレのみ。
ターバンにドミノマスクという装いは、日本の特撮ヒーローの元祖であり「正義の味方」の語源にもなった『月光仮面』から続く宣弘社ヒーローや、同原作者による『愛の戦士レインボーマン』など、まさに往年のヒーローを思い起こさせるが、その中に短パン姿のヒーローがいたという記録は今の所見つからない。
知る人ぞ知るレベルで実在していたかもしれないが現時点での確証はなく、確実に言えるのは「短パン姿のヒーローは異様」という認識そのものが、短パンがヒーローの装いとして一般的に浸透しなかったことの証明という事だけである。
全体的なコミカルさやパーツタイプの中にタツノコヒーローの影響があることから「タイムボカンシリーズ」を意識してる所もあり、それならこの異様な出で立ちに多少の納得がいくものだが、このゲームはどちらかといえば特撮ヒーローを意識した写実的な作風であり、アニメ作品を実写化することの難しさは最早前例を挙げるまでもない。
実写化特有の違和感がそのまま短パン姿の異様さに結びつき、それがこの驚愕の短パン率に繋がっているのではないだろうか。
ちなみに
「正義の味方」には、主人公の他に変身ヒロインが登場するが、その変身後の姿は主人公のパーツに対応して変化する。
「太陽使者タイプ」のヒロインの姿は往年のセクシーヒロインを思い起こさせるセクシー水着風であり、短パンに対応するヒロインの脚部パーツは、なんと「ハイレグ」である。
女性の下半身を必要以上に注目することなど、正義の味方に有るまじき行動だが、一応記載しておく。
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