あえて言おう!とは、アニメ「機動戦士ガンダム」で登場した台詞である。
あえて言おう!概要であると!
元は機動戦士ガンダム・第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」にて、ジオン軍総帥ギレン・ザビが発した演説が由来の言葉。コロニーレーザー「ソーラ・レイ」で地球連邦軍の艦隊を吹き飛ばした際、士気高揚を図るギレンが口にした。
我が忠勇なるジオン軍兵士たちよ!今や、地球連邦軍艦隊の半数が宇宙に消えた!
決定的打撃を受けた地球連邦軍にいかほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸である。
あえて言おう!カスであると!
それら軟弱の集団がこのア・バオア・クーを抜くことは出来ないと私は断言する!
人類は!
我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理・運営されてはじめて永久に生き延びることができる。
これ以上戦い続けては人類そのものの危機である。
口にするのは本位ではないが、言わなければならない(言う必要がある)時に、この言葉を前置きすれば言うべき言葉をすんなりと発する事ができる。はず。
また凝った事例では、上記の演説内容全文を改変して用いられる場合もある。
ジオン軍の最高司令官となったギレンが口にするには「カス」とは不適切な表現であるため、それらのギャップもあり名台詞に事欠かない「機動戦士ガンダム」でも屈指の名言として定着、現代でもガンダムを知らない人も含めあらゆる場所で用いられ、ネットスラングとして掲示板などで使われたりしている。
または自分の事を、あえて卑下した表現を用いて紹介する際にも「あえて言おう!○○であると!」と使うこともできる、汎用性の高い台詞である。
(ちなみに上記の場合は、○○には「ヲタ」「ニコ厨」「腐女子」などなど、様々な呼び名が当てはめられる。)
演説といえばギレン、ギレンといえば演説、と言っても差し支えないくらいにギレンの演説は「機動戦士ガンダム」という作品の名場面の1つでもあり、上記のア・バオア・クーの演説以外にも、ギレンの台詞にはストーリー前半のガルマ・ザビ国葬演説も合わせて有名だろう。(参照→坊やだからさ)
銀河万丈(田中崇)の演技力も相まって、後年のガンダムシリーズに登場する演説と比較してもギレン総帥の発する台詞は特に印象に残ったことと思われる。
ちなみに、秋葉原のガンダムカフェにはグッズコーナーにて、この演説が書かれた湯呑みが販売されている。
あえて言おう!使用例であると!
- 誰かの悪口を言うときに
→あえて言おう!カスであると! - 試合やゲームなど、力の差が大きい相手に対して
→あえて言おう!(そちらから見て、自分は)カスであると! - 思ってたんですけど、アニメとか漫画について博識ですよね、もしかして・・・
→あえて言おう!ヲタであると! - やっぱり戦いで重要なのは、情報と補給ですよ。
→あえて言おう!数であると! - このお店、一度も入った事無いんだけどホントに大丈夫かな?
→あえて言おう!美味であると! - 俺はこれからどうなるのかな・・・ もう明日も明後日も見えないよ・・・
→あえて言おう!そんな先のことはわからないと! - さっきから聞いてるVOCALOIDってよくわかんないけど、お前そんなにソレ好きなの?
→あえて言おう!ミク廃(ボカロ廃)であると!
→あえて言おう!初音ミクは俺の嫁であると! - スパロボでザクなんて改造しても殆ど活躍できないじゃん?なんでそこまで使い続けるわけ?
→あえて言おう!愛であると!
あえて言おう!ニコ厨であると!
2012年には、なんとギレン閣下自らがこの台詞をオマージュなされた。
あえて買おう!関連商品であると!
コミュニティに入れよ国民!
ジーク・関連項目!!
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