『あけいろ怪奇譚』とは、シルキーズプラスより2016年3月25日に発売されたPCアダルトゲームである。
略称は『あけいろ』。萌えゲーアワード2016で「ミステリアス賞」を受賞した。
概要
発売日 | 2016年3月25日発売 |
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対応機種 | PC |
発売元 | シルキーズプラスWASABI |
ジャンル | ADV |
原画 | すめらぎ琥珀 |
企画・シナリオ | かずきふみ |
レイティング | 18歳未満販売禁止(PC) |
価格(税込) | 未定 |
シルキーズプラスの第3作目。
シルキーズプラスWASABIとしては2作品目である。
2015秋葉原電気外祭り(夏)のシルキーズプラスブースで
「?」と書かれた謎の封筒が配布され、
その中には「なないろリンカネーション」のキャラクターだけ
でなく、新規のキャラクターのビジュアルが公開されていた。
(シルプラドタバタ生放送や公式Twitterでもキーコードを
打ちこむと解放される公式サイトも公開されていた)。
10月28日のニコニコ生放送『シルプラドタバタ生放送#10』
では新規キャラクターや世界観が語られている。
それによると、以下の事柄が物語の根幹になっている。
- 物語は『なないろリンカネーション』の約2年半後。
- 『なないろリンカネーション』の主人公、加賀見真の住み町の隣町が舞台。
- 登場人物には真も含む『なないろリンカネーション』の登場人物が参加している。
- 但し、『なないろリンカネーション』の正式な続編ではなく、
「シリーズ物の新作」と言う形になっている。 - 物語の内容は『なないろリンカネーション』のシリアス要素とは方向性が違うとの事。
- 新しい登場人物たちが学校の7不思議に挑むアドベンチャーゲームになっている。
- シナリオの厚さに関しては『なないろリンカネーション』の約2倍と言う分厚さ。その代わり、フローチャートもあるので自分がどの流れに進んでるのかわかるようにはなっている。また公式ではイージーモードもあるので若干は楽かもしれない。
あらすじ
- 四人の生徒が立て続けに自殺した。
その衝撃は一部の生徒たちの間で不謹慎な盛り上がりを見せ、いつしかこう噂されるようになった。
四人の生徒たちは学園の七不思議のひとつ『旧校舎の幽霊』に呪い殺されたのだ・・・と。
多くの者にとってはくだらない噂であり、その他大勢のひとりである佐伯社にとってもそうであった。
しかし、社には無視しきれない理由があった。
四人の生徒たちが自殺してから、奇妙な夢にうなされるようになったのだ。
熟睡することができず、日に日に自覚できないほど衰弱していく中、社の前に一人の少女が現れる。
ベルベットと名乗った不思議な少女は社に告げる。
「あなた、呪われている。」
登場人物
- 佐伯 社(さえき やしろ) CV:なし
主人公。
何の変哲のない平凡な学生だったが、 旧校舎の幽霊に呪われた影響で霊が見える体質に。
幼少期から原因不明の病気にみまわれた理由が、霊を寄せやすい体質のせいと知る。
しかし、その呪いは「死の呪い」であり、 その呪いを解く為、ベルベットらと協力し学園の7不思議の
解決に乗り出す。 - ベルベット CV:風音
校内を私服でうろついていた異国の少女。
「葛城霊能探偵事務所」のスタッフ。 霊関係の事件の調査と解決を担当する。
旧校舎の幽霊に呪われた社を発見し、行動を共にする。
日本語は流暢だが文章を読む事が出来ない。
その為、社にメニューを読んでもらわないと食券すら買えない。 - 雛森 佳奈(ひなもり かな) CV:萌花ちょこ
社のクラスメイト。 生まれつき霊が見える体質で、霊にとりつかれた社を度々助ける。
社とは知り合い以上恋人未満の関係だったが、 社が霊が見えるようになってから、急速に打ち解けあい、
学校の7不思議を解決する為に社と共にする。そこ!コトリンって言わないの!
現在は霊の勉強をする為に、同じく霊視の力を持つ親戚の家に居候中。 - 葛城 葉子(かつらぎ ようこ) CV:杉原茉莉
約2年前に開業した「葛城霊能探偵事務所」の所長。
様々な経歴が謎に包まれ正体不明。
様々な霊の知識と霊相を持ち、霊の事情は関係なく容赦せず力づくではねのける凄腕の女性。
解決する方法が彼女にとって楽なやり方でやろうとするために、 商売敵であり、方針の違いで
とある探偵事務所と対立関係にある。 常に煙管を咥え、ヘビースモーカー。
そこ、バラライカって言わないの。 - 久住 美里(くずみ みさと) CV:上田朱音
社の幼馴染のお姉さん。 売れっ子ホラー小説家。ペンネームは「久住美雪」。
数年前は会社員をしながら執筆活動をしていたが、現在は会社を辞めて執筆活動に専念。
生活が不規則な為に、身の回りの世話を口実に社を事務所兼作業場に同居させている。
社を実の弟のように可愛がっている (社にとっては自宅よりも彼女の家の方が学園に近いとの事)。 - るり・るか CV:結衣菜
学校を徘徊していた謎の双子。
学校の7不思議のひとつである『トイレの花子さんズ』とも言われている。
彼女たちと鬼ごっこをすると捕まると殺されるという危険な霊だが、社に度々協力する。
常に無表情で何を考えているか解らない。 音もなく突然現れるという心臓に悪い登場の仕方をする。
何気に無駄にハイスペックな部分がある。
るりは左に赤いリボン、るかは右に黄色いリボン。 - 原田 望(はらだ のぞみ) CV:みる
自殺した四人の生徒たちのひとり。未だ成仏できず、霊として校内を彷徨っている。
大人しい見た目に反して恐ろしく陽気な性格で、死を悲観することなく、
幽霊生活をエンジョイしている。
いたずらが大好きで、もしも何もない場所で転んだり、目を離したすきに弁当の白米に
ふりかけがかかっていたら、それは妖怪の彼女のせいである。 - 中島 修司(なかじま しゅうじ) CV:竜崎大河
社のクラスメイトで大親友。
交友関係がとてつもなく広く、男女問わず人気者。女子に人気があるが、全てを台無しにする行動で
女子は告白する前に幻滅してしまう。
ホラーが大嫌いで超怖がりだが、巻き込まれた心霊現象を早く解決するために
その交友関係を駆使して様々な情報を集めてくれる。 - 伊予(いよ) CV:真宮ゆず
加賀見家に棲みつく座敷童。前作『なないろリンカネーション』の登場人物。
見た目はあどけない少女だが、下ネタが大好きなおっさんでネトゲ廃人。
加賀見家の相談役でお役目の手助けをしていたが加賀見真が経験を積み成長したことで、
最近は口を挟まなくなった。おかげでネトゲやり放題。 - 葵(あおい) CV:桜川未央
加賀見真に仕える鬼のひとり。前作『なないろリンカネーション』の登場人物。
真が「召喚した」最初の鬼で、人や物に宿る思念を読み取る能力を持つ。
真が召喚した時がアレなせいだったせいか、猫キャラであり、
行動も猫のように自由気ままでマイペース。寒い時期はこたつに引き籠り出てこない。
主人の真の帰りがいつも遅いのであれもこれもできないのが最近の不満である。
前作以上に下ネタがヤバいのは仕様。 - 芙蓉(ふよう) CV:御苑生メイ
加賀見真に仕える鬼のひとり。前作『なないろリンカネーション』の登場人物。
真が「召喚した」二番目の鬼で、家事担当霊など本来見えないモノを可視化する能力を持つ。
彼女の作る料理は絶品。
(以下は前作『なないろリンカネーション』の一部ネタバレ)
かつて真の家にいた鬼、桔梗(ききょう)と同じスペックの持ち主であり、
葵のリクエストで召喚した感じに近かったりする。
葵の妹だが、芙蓉の方がしっかりしているので葵の世話に手を焼く。 - アイリス(あいりす) CV:藤咲ウサ
加賀見真に仕える鬼のひとり。前作『なないろリンカネーション』の登場人物。
真が「召喚した」三番目の鬼でテレパシー能力を持つ。
ただし、どこぞのクールなアイドルとは違い、人前で話すのは苦手。
言うまでもなく葵よりしっかりしている。
いつも抱いてるぬいぐるみは「ウーパくん」でアイリスの奴隷らしい。 - 加賀見 真(かがみ まこと) CV:土門熱
前作『なないろリンカネーション』の主人公。
加賀見家八代目当主。霊の未練を断ち成仏させる「お役目」を担っている。
年相応に落ち着いた心優しい青年。
大学を卒業して社会人になり、仕事に追われる毎日を送っている。
主題歌
関連動画
関連商品
関連項目及びサイト
- エロゲのタイトル一覧
- なないろリンカネーション
(本作品の前作だが、本作品はこちらの続編ではなくパラレルワールド的作品) - ノラガミ
- シルキーズプラス公式サイト
- ゲーム公式
- トゥームレイダー
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