発売日 | 2014年9月26日 |
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ジャンル | 青春ロケットADV |
対応機種 | WindowsVista/7/8 |
原画 | ちり(メイン) まんごープリン(サブ) オレンジゼリー(SD) |
シナリオ | 範乃秋晴(メイン) 草壁よしお(サブ) |
発売元 | チュアブルソフト |
レイティング | ソフ倫:18歳未満発売禁止 |
価格(税抜) | 8,800円 |
『あの晴れわたる空より高く』は
チュアブルソフトから発売中のアダルトゲームである。
略称は『はれたか』。
概要
チュアブルソフトの10周年記念作品として2014年9月26日
に発売された。ロケット工学の話をベースにして努力・友情・勝利と
いった青春部活ストーリーとして仕上げられている。
シナリオは3MB超で当社比の1,5倍、セリフも2~3倍と言った
濃い内容に、攻略ヒロイン1人あたり5回ずつのHシーンが用意
されている。
ロケット工学に関する文章が多い為、セリフの中には注釈も
用意されている。具体的にはセリフが赤文字に反転していたり、
四角で囲まれてる部分をクリックすると自動的に出るようになっている。
2014年の萌えゲーアワードの年間ランキングにおいて、
『蒼の彼方のフォーリズム』、『なないろリンカネーション』と僅差の争いを
繰り広げ、年間ランキングでは2位。また、準大賞とシナリオ賞も獲得した。
あらすじ
本土から遥か南、主人公である隼乙矢の住む天ノ島には宇宙航空研究が盛んで、天ノ島学園の普通科に在学の
彼は、暁有佐に誘われ弱小ロケット部「ビャッコ」に入部する。しかし、ロケット部の中で最高の実績を誇る「ARC」の黎明夏帆に廃部通告を突きつけられてしまう。廃部を免れるためには「二学期までにロケット大会で優勝」すること。かくして先輩部員の伊吹那津奈、幼馴染の後輩である導木ほのか、そして黎明夏帆も巻き込んで5人でロケット開発に挑戦する。
登場人物
主人公及びヒロイン
- 隼乙矢(はやぶさ おとや:主人公) CV:陸奥出流 *パートボイス
ビャッコでは雑用及び力仕事担当。
主人公。天ノ島学園の普通科に在学。宇宙航行学科の暁有佐に誘われ、「ビャッコ」に入部する。
勉強嫌いで赤天の常連だが、時折驚くような閃きを見せる。ロケット製作が行き詰った時には彼が突破口を
開く。 - 暁有佐(あかつき ありさ) CV:結衣菜
誕生日:5月21日 身長:160cm スリーサイズ:B88cm(F)/W58/H85
メインヒロイン。宇宙航行学科2年生。ビャッコではプロジェクトマネージャー担当。
他人の前では猫を被っているが、乙矢には厳しい態度をとる。素直じゃない性格。不意打ちに弱く、
可愛い一面も見せる。夏帆とはよく衝突する。 - 黎明夏帆(れいめい かほ) CV:あじ秋刀魚
誕生日:8月24日 身長:146cm スリーサイズ:B72cm(A)/W53/H77
宇宙航行学科2年生。ARC副部長→ビャッコ(電装担当)。
意思表示に乏しく遠慮しがちだが、素直な性格。
口数は少ないがロケットの事になると饒舌。頭の悪い乙矢に助け船を渡す場面が見られる。
ある事情で目が悪く、数センチの距離まで近づかないと教科書が読めない。
作業中以外はあまり眼鏡を掛けていない。天気予報が特技である。 - 導木ほのか(みちびき ほのか) CV:秋野花
誕生日:9月11日 身長:155cm スリーサイズ:B85cm(E)/W56/H84
普通科の1年生。ビャッコでは機体担当。
乙矢の幼馴染。好奇心旺盛で人懐っこく、いたずらっ子。その性格で誰とでも仲良くなれる。
誤解をさせるいたずらはよく乙矢をどきまぎさせている。
実家はロケットの部品を手掛ける町工場で、父親の劉生も「ほのかの手先の器用さは天才的」と言われる
程の技術力を持つが、いたずらにしか使っていない模様。CFRPの加工は苦手(本人談)。 - 伊吹那津奈(いぶき なつな) CV:香澄りょう
誕生日:1月23日 身長:168cm スリーサイズ:B93cm(G)/W57/H91
宇宙航行学科の3年生。ビャッコでは推進担当。
物を燃やす事が大好きで、ロケットに恋をしている。
父親は天ノ島学園の理事長である伊吹洋行。有佐とは幼馴染。
説明が電波でかみ合わない事がしばしばだが、ちゃんとした意味を持っている。
可燃物の前でアロマキャンドルをたくアブないヒロイン。
子供の頃からロケット開発に携わっているのでロケット製造に技術は高い。
サブキャラクター
- 隼ゆい(はやぶさ ゆい) CV:藤森ゆき奈
乙矢の妹。ARCに在籍。ほのかの友人で同じロケット部に所属していた。
常に元気で明るいが、根に持つタイプ。あとちょっと毒舌。 - 曙みのり(あけぼの みのり) CV:上田朱音
天ノ島学園の2年生でクラス委員長。宇宙研の部長でもある。
実家は超が付く程の貧乏で、無駄遣いをしようとするとすっ飛んできて説教を始めてしまう。
お金持ちになる為にロケットの勉強をしている。 - 大澄千紗(おおすみ ちさ) CV:橘まお
ビャッコ・ARC・宇宙研のアドバイザーにしてAXIPの窓口。
学園で特別授業を行う非常勤講師も務めるので学生たちには先生と呼ばれている。 - 明里光(あかり ひかる) CV:西乃ころね
ビャッコの元部長。ほのかの実家の町工場で働いている。
昔、ロケットの打ち上げの際に起きた事故をきっかけにロケット開発企業の内定を消された経歴を持つ。 - 絆(きずな) CV:有栖川みや美
常に丁寧な口調で話す気配り上手な幼稚園児。頭が良い。ある事をきっかけに乙矢に懐くようになり
パパと呼んでいる。高乃酉星彦の妹である。 - 高乃酉星彦(こうのとり としひこ) CV:樫野樹
天ノ島学園の宇宙航行学科3年生でARCの部長。ARCを全国大会2連覇の偉業を成し遂げた天才ロケッティア。
ロケットを中心に物事を考えているので他人と衝突する事はしばしば。絆の兄。 - 導木大地(みちびき だいち) CV:風見トーリ
ほのかの兄。乙矢の幼馴染及びクラスメイト。宇宙研の副部長。 - 伊吹洋行(いぶき ようこう) CV:西岡賢吾
那津奈の父親。
AXIP及び天ノ島学園の理事長。次世代ロケットの開発の為に私財の大半を使って天ノ島学園を設立した。
秒刻みのスケジュールを送っている為、天ノ島には滅多に帰っていない。 - 導木劉生(みちびき りゅうせい) CV:水上司朗
ほのかと大地の父親。町工場で人工衛星を作っている。
過去、ロケット製作に携わった事もある優秀な技術者である。 - 隼武蔵(はやぶさ むさし) CV:野☆球
乙矢とゆいの父親。漁業組合長。
生産性のないロケット打ち上げをあまり快く思っていない。
用語
- AXIP(あくしぷ)
「宇宙航空研究開発学園都市計画/Aerospace eXploration Island Project」の通称。 世界の宇宙開発をリードする日本が、若い技術者を育成するために設立した独立行政法人。というのは建前で、実際には、失敗できない日本のロケット開発において技術者に“失敗”という大きな“成果”を与えることを目的として設立された。これによって、日本の宇宙開発は飛躍的に進歩した。 AXIPは全国の学校に対して技術者養成のための予算、設備、技術提供などをおこなう。かくして今日では日本中の学校において、専門課程や部活動という様々な形でロケット開発がおこなわれている。そのため、日本の学生のロケット開発における技術力は、他国の追随を許さないほどのレベルに到達している。 - 天ノ島(あまのしま)
日本の南方に位置にする島。亜熱帯気候で、12月~2月上旬ぐらいまでを除き、ほぼ年中海水浴を楽しめる。AXIPの宇宙センターが計4箇所、それぞれ島の最端、東西南北に存在し、またロケット部品を製造する町工場が軒を連ねている。観光客も多いことから島の経済はそれなりに潤っている。その他、漁業で生計を立てる島民も多い。 - 天ノ島学園(あまのしまがくえん)
乙矢たちが通う私立学校。宇宙航行学科と普通科がある。AXIP理事長が私財を投じて設立したロケット開発をおこなうための学校であり、随所にその工夫が見られる。全校生徒619名、内訳は宇宙航行学科412名、普通科207名である。 宇宙航行学科、またロケット部に人気があり、全国からロケット開発を目的とする学生が入学する。普通科はほとんどが、もともと島の住民である。 部活動の数は同好会も入れて46。ロケット部が20以上あり、またその他に人工衛星のみを開発する部活や、宇宙センターの設備を研究する部活などがあり、宇宙航空関連の部活は合計30を数える。 - ビャッコ
「天ノ島ロケット倶楽部」の通称。また、公式大会に参加する際のチーム名でもある。弱小ロケット部で、ロケット開発のための設備は他のロケット部に比べて少ない。 - ARC
「航空宇宙工学研究会/Aerospace engineering Research Club」の通称。また、公式大会に参加する際のチーム名でもある。天ノ島学園最大規模にして最大の実績を誇る強豪ロケット部。高乃酉星彦が部長を務める。 - 宇宙研
「宇宙研究をこよなく愛する同志達の会」の通称。また、公式大会に参加する際のチーム名でもある。 曙みのりが会長を務める。部ではなく同好会。普通科の生徒のみが在籍し、日々、ロケットなどに関わるおかしな研究をおこなっている。宇宙航行学科の生徒の中には「お気楽同好会」と揶揄する者もいる。 - フォーセクションズ
天ノ島で行われる夏のロケット開発全国大会。8月の最終週に開催される。過去一年以内の他の公式大会で3位入賞以上の成績を持つロケット部のみが参加可能。全国の学校から集まったロケット部が、ロケット競技をおこない、ロケットの開発技術を競う。日本の学生の高水準な技術が見られるため、世界中の技術者やロケットファンなどが関心を寄せている。元々、天ノ島で打ち上げが禁止される期間に、ロケット開発技術の向上を目的に大会が開かれたのを始まりとする。その名の通り、四部門がある。 - マックスファイブ
全長5m以下のロケットを製造し、打ち上げ高度を競う公式大会。5月のゴールデンウィークに開催される。参加資格は、チーム内に技術生がいること。県外からも参加は可能だが、県外からの参加チームは少ない。また慣習的に、大型ロケットを開発できるような強豪ロケット部は参加しない。平均的に参加チームの技術力が低いことから、打ち上げ時にロケットが爆発する確率は高い。別名「エクスプロージョンフェスティバル」とも呼ばれ、コアなファンたちが爆発を見るために集まってくると言われる。過去5年の優勝チームの平均到達高度は約35km。30kmを超えれば入賞はほぼ確実。大会記録は41,12kmである。
主題歌
関連動画
関連項目及びリンク
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