あまごい単語

12件

アマゴイ

5.3千文字の記事

掲示板へ

記事編集

ポケットモンスター > ポケモンのわざ > あまごい

あまごいとは、ポケットモンスターに登場する技の一種である。

基礎データ
名前	あまごい	効果範囲	全体の場
タイプ	みず	コンテスト	たくましさ
分類	へんか	アピールポイント	不定（第三世代）
威力	―	アピールポイント	2ポイント（第四世代）
命中	―	妨害ポイント	0ポイント
PP	5･6･7･8	世代	第二世代
わざマシン	わざマシン18

あまごいを覚える
主なポケモン



5ターンの　あいだ　あめを　ふらしてみずタイプの　わざの　いりょくをあげる。

技説明

ポケットモンスター金・銀・クリスタル
ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン: 5ターンのあいだ　みずタイプの　わざの　いりょくが　あがる。
ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー: 5ターンの　あいだ　あめを　ふらして　みずタイプの　わざの　いりょくを　あげる。
ポケットモンスターブラック・ホワイト: ―

コンテスト技説明

ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド: かいじょうが　もりあがっている　ほど　アピールが　きにいられる
ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ: その　ターンでは　ボルテージが　ふえなく　なる。

概要

第二世代で登場した補助技。　場をあめがふりつづいている(あめ)状態にする。ゲーム中の説明では、みずタイプの技が強くなる旨しか書かれていないが、実際はあめ状態には数多くの効果を持つ。全体的にみずタイプを有利に、ほのおタイプを不利にする効果を持つ。

元は初期のポケモンカードにおいて、「カメックス　Lv52」が持っていた特殊能力「あまごい」から逆輸入(？)されたものと思われる。これはカメックスが場にいる時、手札の水エネルギーを場の水ポケモンに好きなだけつける事ができるというもの(本来エネルギーカードは、１ターンに一度、一個しかつけることができない)で、多くのデッキで猛威を奮っていた。

効果(技の威力)

みずタイプの攻撃技のダメージが1.5倍になる。
ほのおタイプの攻撃技のダメージが0.5倍になる。

効果(技の効果)

「かみなり」「ぼうふう」が回避率、命中率の補正などに関係なく必ず当たるようになる。
「ウェザーボール」のタイプがみずタイプになり、威力が50から100になる。
「ソーラービーム」のダメージが0.5倍になる。
「あさのひざし」、「こうごうせい」、「つきのひかり」で回復するHPの量が減る(1/2→1/4)。

効果(特性)

とくせいが「すいすい」のポケモンのすばやさが2倍になる。
ターン終了時、とくせいが「あめうけざら」のポケモンのHPが、最大HPの1/16分の量回復するようになる。
ターン終了時、とくせいが「かんそうはだ」のポケモンのHPが、最大HPの1/8分の量回復するようになる。
ターン終了時、とくせいが「うるおいボディ」のポケモンの受けている状態異常が回復する。
とくせいが「てんきや」のポワルンのタイプがみずタイプになり、フォルムが変わる。

対戦

概要

あめがふりつづいている状態で、より強力になるポケモンは数多く、それらを中心にして組んだパーティは俗に雨パと言われる。
とくせい「すいすい」持ちのポケモンであれば、雨さえ降っていればそれだけで火力とすばやさが増強される。軽減されづらいみずタイプの攻撃技が、強化されたすばやさと攻撃力から連発されるのは強力そのもの。
「すいすい」持ちにこだわらずとも、みずタイプは特殊アタッカーから物理、耐久、サポート、爆発要員と多種多様な種類が揃っている。
また、雨が降っていると全く実力を発揮できないというポケモンもそれほど多くはないため、色々な種類のポケモンを使って、柔軟にパーティと作戦が組む事ができる。天気の中では扱い易い方。

みずタイプが苦手とする「かみなり」が必中になってしまうという効果もある。が、にほんばれで強化されるほのおタイプの技などと違い、別に威力が上がるわけでもなく、そもそも「かみなり」自体雨パ以外では滅多なことで使われる事の無い技であるので、ほとんど気にならない。むしろ逆にこちらが相手のみずタイプを倒すために活用可能。

使用ポケモン

起動要員はすばやさもしくは耐久力が高く、あまごいを使用した後、「だいばくはつ」「とんぼがえり」「バトンタッチ」などで速やかに退場できるポケモンが向いている。クロバットやサンダース、マルマインあたりのでんきタイプが有名どころ。
また、とくせい「すいすい」持ちであれば、「ロックカット」や「りゅうのまい」等の積み技と同じような感覚でも使用可能。

入れるポケモンは言うまでも無く大きな恩恵に与れるみずタイプが有効。また、でんきタイプもかみなり必中の恩恵を受けられ水対策として頼もしい。中でも、相手のでんき技を無傷で受け止められる「ちくでん」「でんきエンジン」持ちは入れておくと心強い。また、はがねタイプ、くさタイプのようなほのお弱点のポケモンを入れておくのも悪くない。

禁止伝説級ありのバトルではカイオーガの存在により嫌でも雨を見る機会が多くなる。他の天候変化とくせいを持つユキノオー・バンギラス・グラードンなんかもよく出てきたりするので、さながら禁止伝説戦は天変地異の様相を呈している。
カイオーガありのルールであればディアルガ、パルキアなどの、あえて(伝説の中では)遅めの面子を集めて、雨とトリックルームの併せ技にするという手もある。

第五世代では多くのポケモンに隠れ特性が追加されたが、ニョロトノの隠れ特性はなんと「あめふらし」。これにより伝説禁止の雨パが更に強くなったが、バンギラスやユキノオーも流行っているので対策が必要。

苦手な相手

みずタイプ: みずタイプの天敵はみずタイプ。ということで相手に恩恵を与えてしまい、有効打に欠けるみずタイプ全般が苦手。
特にちょすい持ちや、スイクン、ギャラドス、ミロカロス、エンペルトの様な耐久力のあるポケモンは危険。
ヌケニン: 不意に出されると地獄が見える相手。; ほのお、ひこう、いわ、ゴースト、あくの攻撃技は、多くが雨パの主力メンバーとは(カブトプスを除いて)縁の遠い代物であり、
普通に組んでいたら主力が全員ヌケニンに手も足も出ない技構成だった。という事もザラにある。要注意。
ドクロッグ: 水吸収、氷1倍、雨が降っているとそれだけで徐々に回復していき、
ダブルバトルであれば、なみのり、だくりゅうが使われるたびに回復してしまう。
WCS2009を制したアンチ雨パでも活躍していた実力者。
ユキノオー: みずタイプ、でんきタイプに耐性を持ち、逆に向こうはこちらの弱点を突き放題、
さらに登場するだけで天気すら自動的に変化させてしまう難敵。
パーティの構成上、ほのお技は組み込みにくいので、かくとう、いわ、はがね技辺りで弱点を狙いたいところ。

シナリオ

金・銀・クリスタルではデパートで購入出来るわざマシンの一つだったが、ルビー・サファイア以降では一個しか入手出来なくなり希少度が大幅にアップ。ダイヤモンド・パールでは複数個入手できたが、プラチナ以降は再び一個しか入手出来ない貴重品の座に戻っている。

NPCでは金・銀・クリスタルでのワタルのギャラドスやレッドのカメックスが使用し、これによってなみのりをさらに強化させ苦しめた……が、かみなりくらいしか攻撃技が無いでんきタイプにとってはかえって有難かったりする(金銀当時は１０まんボルトを覚えられるポケモンは限られていた)。

関連とくせい詳細

すいすい

あめの時、すばやさが2倍になる。

すいすいを持つポケモン

タッツー	トサキント	アズマオウ	コイキング	オムナイト	オムスター	カブト	カブトプス	ハリーセン
マンタイン	キングドラ	ハスボー	ハスブレロ	ルンパッパ	アメタマ	ヒンバス	ハンテール	サクラビス
ジーランス	ラブカス	ブイゼル	フローゼル	ケイコウオ	ネオラント	タマンタ

ポケモン	H P	こうげき	ぼうぎょ	とくこう	とくぼう	すばやさ
アズマオウ	80	92	65	65	80	68
アズマオウ^{(すいすい)}	80	92	65	65	80	188~ 156
オムスター	70	60	125	115	70	55
オムスター ^{(すいすい}⁾	70	60	125	115	70	162~ 130
カブトプス	60	115	105	65	70	80
カブトプス ^{(すいすい)}	60	115	105	65	70	212~ 180
キングドラ	75	95	95	95	95	85
キングドラ ^{(すいすい)}	75	95	95	95	95	222~ 190
サクラビス	55	84	105	114	75	52
サクラビス ^{(すいすい)}	55	84	105	114	75	156~ 124
ジーランス	100	90	130	45	65	55
ジーランス ^{(すいすい)}	100	90	130	45	65	162~130
ネオラント	69	69	76	69	86	91
ネオラント ^{(すいすい)}	69	69	76	69	86	234~ 202
ハリーセン	65	95	75	55	55	85
ハリーセン ^{(すいすい)}	65	95	75	55	55	222~ 190
ハンテール	55	104	105	94	75	52
ハンテール ^{(すいすい)}	55	104	105	94	75	156~ 124
ヒンバス	20	15	20	10	55	80
ヒンバス ^{(すいすい)}	20	15	20	10	55	212~ 180
フローゼル	85	105	55	85	50	115
フローゼル ^{(すいすい)}	85	105	55	85	50	282~ 250
マンタイン	65	40	70	80	140	70
マンタイン ^{(すいすい)}	65	40	70	80	140	192~ 160
ラブカス	43	30	55	40	65	97
ラブカス ^{(すいすい)}	43	30	55	40	65	246~ 214
ルンパッパ	80	70	70	90	100	70
ルンパッパ ^{(すいすい)}	80	70	70	90	100	192~ 160

とくせいによって補正の入ったステータスは、「努力値全振り時～努力値無振り時」で記載。
とくせい発動時実質種族値は、そのステータスに同じ振り方をした同じ種族値のポケモンと同等として計算。
(例：すいすいの発動したオムスター(162～130)の場合、
　努力値全振り時に発動すれば、努力値に全振りしたテッカニン(種族値 160)を追い抜き、
　努力値無振り時に発動すれば、努力値に無振りのサンダース(種族値 130)と互角のすばやさになる)

すばやさ種族値80以上のポケモンなら無振りでも、そうでなくてもすばやさに努力値を振ればまず誰にも追いつかれない。ようりょくそと違い、火力とすばやさが同時に強化されるのは頼もしい限り。
ルンパッパやキングドラ、オムスター等によるすいすいハイドロポンプ、カブトプスのすいすいたきのぼり等はとても強力。
ダブルバトルでは高いすばやさから繰り出される小技も光る。
晴れパのルンパッパであれば、雨で上がったすばやさを利用してにほんばれを使用するといった芸当も可能。

あめうけざら

あめの時のターン終了時、HPが最大HPの1/16分の量回復するようになる。

あめうけざらを持つポケモン

ハスボー

ハスブレロ

ルンパッパ

ポケモン	H P	こうげき	ぼうぎょ	とくこう	とくぼう	すばやさ
ルンパッパ	80	70	70	90	100	70

ルンパッパの耐久力を強化するとくせい。やどりぎのタネやみがわりと併せてなかなか落ちなくできる。
ただし、雨の中持久戦をする事による雨のターン切れは気がかり。

かんそうはだ

みずタイプの技を受けたとき、そのダメージ・追加効果を無効化し、さらにHPを最大HPの1/4分回復する。
相手のほのおタイプの技を通常の1.25倍の威力で受けてしまう。
あめが降っていると、ターンごとにHPが最大HPの1/8分の量回復するようになる。
ひざしがつよい時の、ターンごとに最大HPの1/8分のダメージを受けてしまう。

かんそうはだを持つポケモン

ポケモン	H P	こうげき	ぼうぎょ	とくこう	とくぼう	すばやさ
ドクロッグ	83	106	65	86	65	85
パラセクト	60	95	80	60	80	30

雨パにとっては天敵でもあり強い味方でもある。
ダブルバトルで使えば、雨が降っている中相方がなみのりを連発しているだけで毎ターン HPが4割近く回復していく。
持っているポケモン自体がルンパッパを初めとしたくさタイプに強いのも見逃せないところ。

うるおいボディ

あめが降っていると、ターン終了時、状態異常が回復するようになる。

うるおいボディを持つポケモン

ポケモン	H P	こうげき	ぼうぎょ	とくこう	とくぼう	すばやさ
ジュゴン	90	70	80	70	95	70
フィオネ	80	80	80	80	80	80
マナフィ	100	100	100	100	100	100