いちごとうふとは、MOTHERシリーズに登場する食品である。
概要
MOTHERシリーズでおなじみのHP回復アイテムで、3作通して出現している。しかし1では高級品($980)、2では世界で1つだけという、とても貴重な品だった。3では量産に成功したのか、どせいさんが安価に販売している。
特に2ではいちごとうふを作るために専用の製作マシンを取ってこなければならなかったり、その届け先が実質的なラスボスだったり、ただの配達のはずがなぜかミサイルランチャーで武装(?)したロボットと戦わせられたりと、名前のアレさに反して強くシナリオに絡んでくる。
このアイテムの制作背景には「中途半端に日本の食文化を知った外人が"美食"として作りそうなモノ」という冗談が込められているという。アメリカ版のMOTHER2 (EarthBound)ではこの冗談を意訳していちごとうふではなくTrout Yogurt(鱒ヨーグルト) に変更されている。
いちごに豆腐というと、あまりおいしいイメージが沸かないかもしれない(実際、4コマ漫画では散々ネタにされた)。原作ゲーム中でも、田舎に暮らす村人に「都会じゃいちごとうふが流行ってるらしいが、お前あんなものを食べてみたいか?(意訳)」と言われている。
そこで、現実でこれを再現しようと試みる場合、大抵は「豆乳のゼリー寄せいちご風味」となることが多い。an-anという雑誌の2002年4月号にいちごとうふのレシピが掲載されたことがあるが、これも「豆乳のゼリー寄せいちご風味」のものであった。
ただ、生いちごに含まれる酵素や有機酸は(ジャムのように)熱を加えないと豆腐の凝固を阻害するので、生いちごの形や風味を大切にしようとするとゼラチンに頼るしかないという問題もある。
ちなみに講談社出版の覇王ゲームスペシャル16には糸井重里氏が食べてみる企画が載っていたが、「奥が深い味で悲しくなっちゃう」「こりゃヒドイや」とのこと。不味かったようだ……
ニコニコ動画やyoutubeなどでは、豆腐と同じ製法でいちごとうふを作り、食べてみた猛者たちが存在する。
関連動画
関連項目
- 4
- 0pt