うすい百貨店とは、福島県郡山市にある老舗百貨店である。近年まで地場の百貨店であったが、2006年~2016年には百貨店の大手・三越伊勢丹の関連会社であった。
地元では単に「うすい」と呼ばれることが多い。
概要
1662年に物産問屋として創業。1938年に後の第一うすいの前身となる店舗を百貨店に転換して現在の業務形態となる。1959年に丸伊デパート跡に「第二うすい」を展開。1967年に法人化、1970年に株式会社に転換。過去には「第一うすい」と「第二うすい」の二店舗展開をしていた。
1999年にJR郡山駅の付近に店舗統合&移転&建物もリニューアル化をし高級路線となるが、2003年に売り上げ不振により産業再生機構により支援が決定。債務処理を実施。2005年には債務処理が終了する。
現在はTVCMを出してはいないが、かつては、郡山市に本社があるテレビ局・福島中央テレビ(FCT)でよくCMを流していた。夕方のアニメの放送時間帯での提供枠を持っていたために、よくテーマソングが流れていた。
また、1970年代には福島テレビのローカルニュース「FTVニュース」でも曜日提供を行っており、当時のコマーシャルがそのまま番組のオープニングにも転用されていた。[1]
かつての積極的なTVCMの放映から、福島県民の心に響く曲となっていた。なお、作曲家・いずみたく(故人)の作品である。
2009年10月に、店舗リニューアル10周年を記念し、うすいのテーマ曲が10年ぶりに復活を果たす。またリニューアル記念企画第一弾として、ザルに紙幣や硬貨を入れて商品の売買をした後に清算をする”ざる市場”も20年ぶりに期間限定で復活。ざる市場はうすい百貨店の原点と言われている。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
- *一社提供のスポンサーのテレビCMがオープニングを兼ねているニュース番組は全国的に見ても非常に珍しく、他には「JNNニュースコープ」(TBS)の番組黎明期に当時のスポンサーであった武田薬品工業のオープニングキャッチを転用したオープニングを使用した期間があった例があった程度しかない。
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