うたわれるもの 二人の白皇単語

ウタワレルモノフタリノハクオロ
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うたわれるもの 二人の白皇とは、2016年9月21日AQUAPLUSから発売されたSRPGである。

概要

ゲーム情報
ジャンル AVGSRPG
開発 AQUAPLUS
販売元 AQUAPLUS
機種 PlayStation 3
PlayStation 4
PlayStation Vita
発売日 2016年9月21日
価格
(税別)
9,800円プレミアムエディション)
6,800円(通常版)
6,000円(DL版)
年齢 CERO:C(15才以上対
ゲームソフトテンプレート

2006年発売の「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」(全年齢版。アダルトゲームとしては2002年発売)、2015年発売の「うたわれるもの 偽りの仮面」に続く、シリーズ三部作の完結編。

前作「偽りの仮面」の登場人物を中心としつつ、第一作「散りゆく者への子守唄」の登場人物も交えてストーリーが展開される。

偽りの仮面」発売前から三部作となることは明かされていたが、2015年11月28~29日に開催されたイベント「大アクアプラス祭」にて正式に本作の制作が発表された。

2019年3月28日には廉価版がパッケージ版(2,800円)およびダウンロード版(2,000円)にて発売。また同年10月18日からは、シミュレーションパートカットされ全編AVGとなったスマホアプリ版「スマホで読むうたわれるもの」が、三部作全てにおいて無料で配信されている。

そして同年10月19日Aquaplus代表取締役のTwitterアカウントにてアニメ制作決定が発表された。exit

2020年1月23日からは日・英・中の三ヶ国語に対応したPC移植版がSteamにて配信されている。

あらすじ

「…………殿下を……頼む……ネコネ、幸せにな……」
皇女未来ハクに託し、オシュトルの体とは、
大気に溶け、この世界の一部と化した。
そして、ハクも姿を消すこととなる。
皆を助けるため、託された仮面アクルカ)と共に、
オシュトルとして生きることを選んだのだ。

新たなる戦乱の世を、己の知略とオシュトルの名をもって乗り越えんとするハク
の意志を継ぎ、感情を抑えハクのために尽くすネコネ。
ハクとクオンを失った悲しみに沈む仲間達。
避けられぬ戦の炎が、今まさにエンナカムイを飲み込もうとしていた。

それは、ヤマト全土に広がる戦乱の幕開けでもあった。

――公式サイトexitより引用

基本用語

ヒト
この世界の住人。一見すると人間のようだが、尻尾などが生えており明確に人類とは異なる存在(亜人)である。
様々な種族に分かれており、種族差もあるが基本的に人類よりもかに高い身体を持つ。
その正体は第一作「散りゆく者への子守唄」の終盤で明らかになる。
ヤマト
前作「偽りの仮面」の舞台となった、数のからなる大
それぞれのは皇(オゥルォ)や族が治め、その全てをミカド が統治している。
より任ぜられた『八柱将』と呼ばれる八人の大将軍がを守護しており、非常に高いを誇る。
本作では八柱将ライコウ揮のもと、オシュトル(ハク)の前に立ち塞がる大きなとなる。
トゥスクル
第一作「散りゆく者への子守唄」の舞台となったであり、クオンの出身
かつてはハクオロが皇として君臨していたが、現在オボロがその座を継いでいる。
ヤマトべればかに小さいではあるものの、幾多の戦乱を潜り抜けたために兵は洗練されており、前作ではヤマトの兵を以てしても攻め落とすことは敵わなかった。
エンナカムイ
ヤマトの属であり、オシュトルやネコネ、キウルらの故郷。
に位置し豊かとは言えない土地だが、周辺を囲む山々天然の要塞として機している。
本作の舞台となり、オシュトル(ハク)はこのからアンジュ位奪還を掲げて決起することになる。
仮面アクルカ)
恐るべきを秘めた仮面であり、身に着けを開放することでヒトならざるを得ることができる。
だが強すぎるの代償として、を使いすぎるとを食い尽くされその身は滅びてしまうという。
より直々に仮面を授けられた者を『仮面の者(アクルトゥルカ) 』と呼び、作中ではオシュトル、ミカヅチ、ムネチカ、ヴライの四名が名を連ねている。

主要登場人物

ネタバレ部分は折りたたんでいます。ネタバレOKな方のみクリック/タップして表示してください。

「偽りの仮面」から登場

オシュトル(ハク
CV藤原啓治利根健太朗(「うたわれるもの2」以降)
前作の主人公記憶を失い倒れていたところをクオンに助けられ、以後は保護される形でクオン行動を共にしていた。その中でヤマト右近衛大将であるオシュトルと知り合い、彼直属の隠密として活動する内に多くの仲間に囲まれるようになった。
面倒臭がりな性格だが責任感は強く、また知略に長けており様々な危機をその機転で乗り越えてきた。
オシュトルが八柱将ヴライとの戦闘後に『仮面の者』の運命として消滅する間際、彼の意志と『仮面』を受け継ぎ、オシュトルの故郷エンナカムイへと逃げ延びた。以後はハクの名を捨て、オシュトルとして生きることを決意する。
本作ではオシュトルとしての名ハクとしての知略、双方を活かしてアンジュ位奪還のため活動する。
戦闘では前作で使っていた鉄扇(かつてハクオロが使ったもの)に加え、技によってはオシュトルのも用い二刀流で戦う。回復技や周囲の味方のを上げるスキルも身に付け、指揮官役に相応しいとなる。
タバレ要素につき折りたたみ(クリック/タッで表示) その正体は旧人類(オンヴィタイカヤン)の生き残り。旧人類を強化する計画のためによって人体改造を施され、永い眠りを経て数年後に覚めることとなった。結果的にはその改造によって全人類がタタリと化す災厄から逃れることができた。後にヤマトとなっていたと再会し、余命短い彼から人類のについて解明するよう意思を託されている。
オン
CV種田梨沙
前作のヒロイン。トゥスクル出身の薬師少女で、気は強いが面倒見がよく心優しい性格。旅の途中で記憶を失っていたハクを拾い、保護者役として世話を焼いていた。
都動乱の最中にハクネコネ、オシュトルと別れ仲間達とエンナカムイ逃げ延びたが、ネコネと共に帰還したオシュトルから「ハクは死んだ」と伝えられ、失意の内にその場を去った。その後は故郷トゥスクルへと戻り、とあるきっかけからヤマトを攻め落とすべく決起することとなる。
タバレ要素につき折りたたみ(クリック/タッで表示) 前作ラストオボロ台詞によりハクへ抱いていた想いが「」であったことが明らかになり、同時にヒトならざるを持つ存在であることが明かされていた。その正体は第一作でハクオロとユズハの間に産まれたであり、ウィツァルネミテアの血を引くトゥスクルの皇女である。
ネコ
CV水瀬いのり
オシュトルのであり、殿試に歴代最年少で合格した才女。理知的で責任感が強いが、歳相応の幼さも持つ。
を尊敬し、またクオンとも義姉妹の誓いを結び慕っていた。
自らの行動が原因となってを失ったことを悔いており、本作ではオシュトルの仮面を被ったハクと呼び、彼を支え尽くすことでの意志を果たそうとしている。
呪法を用いることができ、回復呪文による味方のサポートを得意としている。レベルが上がると攻撃と回復を同一ターン内に行える強スキルを習得する。また『キリポン』という式を呼び出し、デコイとして使役することもできる。
ルルティエ
CV加隈亜衣
ヤマトの属クジュウリの末で、はクジュウリ皇でありヤマト八柱将でもあるオーゼン
穏やかで内気な心優しい少女であり、料理お菓子作りが得意。憧れであったハクの死や仲の良かったクオンとの別れ、そして仲間達と共に多くの戦いを経験し精的に大きな成長を見せる。
ホロロココポ(CV米澤円)といつも行動を共にしており、戦闘パートでもココポに乗って戦う。ココポは非常に体力が高く、自動回復や相手を足止めするも持つため役として優秀。また本作では自分と周囲を同時に回復し、さらに移動や運も上昇させるという便利な技を覚える。
アトゥイ
CV:原由実
ヤマトの属シャッホロを治める八柱将・ソヤンケクルの
普段は独特の言葉を使うおっとりとした性格で、する多感少女である。しかし一方で重度の戦闘狂という一面もあり、強敵を欲するあまりしい言動となることも多い。
戦闘では巨大なを用いた快な戦術を好み、非常に高いパワーを誇る。2マス先に届く攻撃範囲と条件により連続行動できるスキルで、先を切って戦うのに向いている。ただし耐久力はそこまで高くないので突っ込ませすぎには注意。
いつもペットクラリンを頭上に乗せている。
ウル
CV:村瀬歩
エンナカムイ皇イラワジの孫で、オシュトルの義兄弟ネコネに対して好意を抱いているが、当のネコネには全く相手にされていない。純さが災いして他人に振り回されることの多い不憫キャラ
ハク達が都を脱出する際にオシュトルの命を受け、彼の手兵を逃がすための連絡役としてオウギと共に都に残った。
戦闘ではを用いた遠距離攻撃を行う。その場から動かなければ2回連続で行動できるスキルを身に付けるため、固定砲台役として優秀である。
本作ではアトゥイにけしかけられる形でついにネコネへ想いを伝えようと試みるが…?
ノスリ
CV山本希望
かつてのオウギと共に『ノスリ団』を名乗り義賊として活動していた、豊かな胸を持つエヴェンクルガ族の少女。「いい女」を自称しており、快な性格で正義感が強いが、思い込みしくとちりしがちなのが玉に瑕。それでもオウギを含め多数の配下をめるだけの統率と懐の深さは本物である。
大の賭け事好きだが、実際はかなり弱い。負けが込むと躍起になってどんどん賭けてしまい、大変なことになることも。
ウルと同様にを得物として用いるが戦闘スタイルは対照的であり、一点に留まって敵を狙うのが得意なキウルに対してこちらは高い機動で常に戦場を駆けながら敵を射抜くタイプである。
オウギ
CV:櫻井孝宏
ノスリの彼女の補佐役。とは対照的に落ち着いた性格で、常にのことを第一に考え行動する。
諜報芸が得意であり、隠密活動において高いを発揮する。あらゆることを見透かしたような飄々とした話し方をする、底の見えない男。
ハク達が都から脱出する際、情報撹乱のためキウルと共に都に残った。
戦闘では二振りのを用い、素い動きで敵を撹乱する。敵の足止めを受けず、様々な状態異常を与える技や背後から攻撃することで攻撃が増すを身に付けるため、いちく敵に接近し密着して戦うのに向く。
ウルゥル/サラァナ
CV:佐倉綾音
ハクから賜った双子少女。顔は見分けが付かない程そっくりだが、ウルゥルは色白ぶっきらぼうな喋り方、サラァナは色で丁寧な喋り方をする。
常に二人一緒に行動しており、生まれてから一度として離れたことはない。であるハクには絶対的な忠を誓っている。
仮面の者』に対する封印のる『鎖のと呼ばれる存在で、強呪術を操ることができる。高い攻撃と広い攻撃範囲を持つが、耐久力や移動は最弱という極端なステータスを持つユニット。常に敵と一定の距離を取り、ダメージを受けないよう注意しつつ戦いたい。
OPでは同じく封印のを持つウルトリィカミュと共にを開放する場面が描かれている。
ヤクトワルト
CV:江口拓也
剣豪として名を馳せ、特定に付かず各地を渡り歩く偉丈夫。かつては義理のであるシノノンをウズールッシャによって人質に取られとなっていたが、ハク達の協シノノンの救出に成功してからは彼らの仲間となった。
普段は「~じゃない」という口調で話す飄々とした人物だが、の腕は一流であり義に厚い好
前作では素性や出身などはほとんど明らかになっていなかったが、本作ではその技がエヴェンクルガの流れをんでいるのではないかとオウギから摘されたことをきっかけに、彼の過去られることとなる。
一応シノノンは義理ののはずなのだが、なぜか「の女」と非常に紛らわしい表現を用いる。
敵を足止めしたりダメージを受けた際に反撃するを持ち、近接戦闘では非常に強
シノノン
CV:久野美咲
ヤクトワルトの養女で、のことは「とぉちゃん」と呼ぶ。まだ幼いがいつでも元気で、とも違った男の子のような独特の話し方をする。
当初はウズールッシャによって人質に取られていたが、ハク達の計略により助け出された。
ハク一行の中では特にキウルによく懐いているが、シノノン本人は彼を子分にしたつもりなのかもしれない。
アンジュ
CV:赤﨑千夏
ヤマト皇女であるを何者かに謀殺され、自らもを盛られてを出せなくなる重症を負う。その後アンジュを皇として認めないヴライに殺されそうになるが、ハク達によって助け出されエンナカムイへと落ち延びた。
まだ幼くが儘な面が強いが、度重なる試練の中でヤマトの新たなるとして大きく成長してゆく。
本作ではプレイアブルキャラクターとなり、なんと自ら武器を手に取り戦場に立つ。彼女が扱うのはかつてカルラが用いた大剣であり、身の丈を優にえるそれを有り余るパワーで軽々と振り回す。仲間達の中でも最強の攻撃を誇るが、同時に反動ダメージを受けるなどリスクの高い技が多い。
ムネチカ
CV:早見沙織
『鎮守のムネチカ』の異名を持つヤマト八柱将の一人であり、時はアンジュ教育係の補佐も務める。彼女もまた、『仮面の者』の一人である。
然とした女性だが意外に少女趣味な一面も持つ。
ヤマトによるトゥスクル侵攻の最中に崩御の知らせを受け、ヤマト軍やハク達が撤退する際に殿を務めるためトゥスクルに残った。
本作ではアンジュと同様プレイアブルキャラクターとなる。高い耐久力と味方を保護するを持ち、まさにヤマトと呼ばれるに相応しい護りに秀でた戦いをする。
マロ
CV:杉山
塗りの化粧を顔に施し「おじゃる」口調で話す、貴族出身の変わりな殿学士
ハクやオシュトル達とは度々を酌み交わす仲であった。
采配師として高い才を持つものの、家族の散財により落してしまっており、に困った末に売られたデコポンポの元ではぞんざいに扱われを発揮できずにいた。
コミカルな外見や言動から前作ではギャグキャラとしての地位を確立していたが、本作OPではまるで修羅のような顔をして燃え盛る宮殿の中に立つ姿が確認できる。一体何があった…?
ミカヅチ
CV:内田夕夜
ヤマトを守護する左近衛大将にしてライコウ。『仮面の者』の一人であり、右近衛大将オシュトルとはヤマト双璧と並び称されていた。
強面で見る者を竦ませる威圧感の持ち。しかしただ高圧的なだけの人物ではなく、ウコンとしての顔を持つオシュトルに倣い、気さくな屋のサコンとしても活動していた。
本作OPではオシュトルの仮面を被ったハク対決する場面があり、互いに仮面を開放し変身している。
ライコウ
CV:置鮎龍太郎
賢のライコウ』の異名を持つヤマト八柱将の一人で、ミカヅチの。自らが戦場に立つことはなく、卓越したや権謀術数を駆使して戦を有利に進める。
への忠義は厚いものの、彼が崩御するとその混乱に乗じて策を巡らせ始め、偽のアンジュを傀儡としてに仕立て上げ裏でヤマトの実権を握る。
チーリヤ
CV:三宅麻理恵
ライコウの側に常に控える副官。一見すると少女のようだが男である。
変装など諜報活動に長け、ライコウからの信頼も厚い。
穏やかだが、ライコウの緻密な示を的確かつ速にこなす技量を持つ。
オーゼン
CV:佐々木義人
八柱将の一人で辺クジュウリの皇。荒地を開墾しを広げた功績により、『楽土のオーゼン』との異名を持つ。
ルルティエを含む十五人の子供がおり、人も憚らず甘やかしてしまう子煩悩な一面もある。
前作では姿が登場するのみだったが、本作から本格的にストーリーに関わってくる。
ソヤンケクル
CV:最上嗣生
八柱将の一人で海洋シャッホロの皇。『溟のソヤンケクル』の異名を持ち、からヤマト全領の統治を任ぜられている。
アトゥイのであり彼女を溺愛しているが、アトゥイ本人はその暑苦しさに辟易としている。
重度の親バカである以外は義理堅く良識のある人物。
トキフサ
CV:志賀麻登佳
八柱将の一人で、エヴェンクルガ族を始めとした多数の部族の集まるイズルハの皇。
『調弦のトキフサ』の異名を持ち、他の将に立った武勲はないものの、攻守共に堅実な采配で戦線を維持することに長ける。要するに八柱将の中でも地味な存在。
戦場では身の丈を越える十人りの強を操る。
デコポン
CV:大川透
八柱将の一人である、でっぷりと太った小男。「~にゃも」が口
傲慢に汚く、将としての才は皆無だが、優秀な八柱将であったの七でその地位を得た。
下級貴族から右近衛大将へ成り上がったオシュトルをの敵にしている。
側近のボコイナンテや采配師のマロロを部下に持つが、マロロは彼の横暴にいつも悩まされている。
第一作のササンテやインカラと見たから喋り方までそっくりだが関係性は不明。
ボコイナンテ
CV:中西としはる
デコポンポの側近。デコポンポとは対照的な痩身で、を蓄えた陰険な顔つきをしている。
一言で言えば彼の腰巾着であり、と地位にしかがない小物
ウルの手引きで都から落ち延びるオシュトルの手兵に対し、追討軍として兵を差し向ける。
ウォシス
CV:菊池幸利
八柱将の一人。個性の強い八柱将達のまとめ役で、ヤマトの実質的な大老。『のウォシス』の異名を持つ。
常に穏やかな物で話すが、裏に捉え所のない面もある。シャスリカ、リヴェルニ、ラヴィエという冠童(ヤタナワラベ)達を配下に持つ。
そっちの気があるようで、裏では『ラウラウ先生』としてBL本を執筆し、配下の冠童達にそのモデルをさせている。

「散りゆく者への子守唄」から登場

エルルゥ
CV柚木涼香
第一作のヒロイン。心優しい性格で、ハクオロに想いを寄せていた。
前作には登場せず、クオン台詞の中で存在が示唆されるだけだった。クオン母親役の一人で、彼女薬師としての南役でもある。クオンによると普段は優しいが薬師導はとても厳しかったとのこと。
タバレ要素につき折りたたみ(クリック/タッで表示) ある時をにトゥスクルから然と姿を消している。物語終盤、封印されたハクオロの元で初めてハクの前に姿を現す。
アルル
CV沢城みゆき
エルルゥであり、ムックルというい虎(種族名はムティカパ)を従えている。簡素かつのある喋り方が特徴で、動物と心を通わせる『(ヤーナマゥナ)』のを持つ。
前作にも登場し、第一作から大きく成長した姿を見せた。
オンのことをのように可がっている。
オボロ
CV桐井大介
トゥスクルを治める皇。かつてはハクオロに仕え、彼を「兄者」と呼び慕っていた。血気盛んだった過去べ、現在若干の気性の荒さを残しつつも落ち着いた性格になっている。
オンとして非常に可がっており、子煩悩な面も多々見受けられるが、を統べる立場の者として時に厳しくクオンに接することも。
ドリィ/グラァ
CV渡辺明乃
オボロに仕える双子少年少女のように見えるが少年。外見は全く見分けが付かない程よく似ており、二人共にオボロを「若様」と呼び慕っている。もう若様という年ではない気もするが…
武器として用い、諜報活動も得意としている。
ベナウィ
CV浪川大輔
トゥスクルの大将。知略に優れ、槍術にも長けている。その戦闘は『仮面の者』であるムネチカをも圧倒する程。
常に冷静沈着な態度で周囲を支える優将であり、仲間への想いから視野が狭くなっているクオンに対し、大局を見定めるよう進言する。
クロウ
CV小山剛志
トゥスクルの武将でありベナウィの片腕。
祖国に敵対する行動を取ったクオンを「子供の遊び」の一言で片付けるなど、非常に胆な人物。
歴戦を戦い抜いた屈強な体を持つ。
カルラ
CV田中敦子
妖艶な雰囲気を女性ヤマト都で楼閣のとして気ままな生活をしている。
気品ある外見や言動に見合わず、かつては男5人でやっと持ち上げられるような大剣を軽々と振り回し戦場を駆けていた。
オン母親役の一人だが、「お様」と呼ばれそうになると凄まじい殺気を放つ。
トウカ
CV三宅華也
エヴェンクルガ族の女性で、優れたの腕を持つ剣士。かつてはトゥスクル軍の一員として戦ったが、今は楼閣で女子衆として働いている。
で義に厚い性格だがどこか抜けているところがあり、「うっかり」という呼び名が付けられている。
オン母親役の一人。
ウルトリィ
CV大原さやか
オンカミヤムカイを治める『オルヤンクル(賢大僧正)』である、を持つ美しい女性カミュであり、クオン母親役の一人でもある。全てを包み込むような広く慈深い性格の持ち
本作で登場するフミルィルは、彼女が一時的に世話をしが子のように可がった人物である。
OPではウルゥル、サラァナ、カミュと共に封印のを使うシーンがある。
カミュ
CV:釘宮理恵
ウルトリィで、を持つ明るい性格の女性アルルゥと仲が良く、彼女同様クオンを可がっている。
豊かな胸を持つ美女だが、悪戯好きだったりドジな一面もある。ハクからは「残念な美人」と評されていた。
ハクオロの封印に密接に関わる人物。
フミルィル
CV:儀武ゆう子
トゥスクル出身の女性。クオンの御側付きで良き理解者であると同時にのような存在でもある。
第一作時点ではまだ赤子で、ウルトリィが一時的に保護していた。本作では成長し美しい女性となった姿で登場し、プレイアブルキャラクターとなる。強回復魔法を操り、『シュマリ』というの姿をした式を使役することができる。
見る者を惹き付ける美貌と豊かな胸、そしてド天然な言動で意識の内に男を堕としてしまう恐るべき(?)を持ち、クオンからは傾国の美女と評されている。

新キャラクター

イタク
CV小林裕介
シャッホロの隣ナコクの皇子で、い装束に身を包んだ精悍な顔付きの青年
はソヤンケクルのであり、ソヤンケクルは伯父、そのアトゥイは従姉妹にあたる。まだ若年だが、生実な性格から民の信頼は厚い。
形状は異なるがアトゥイと同様にを得物として携えている。
アトゥイとは同志が決めた許嫁関係にあるのだが、彼女はそのことを知らなかった。その前によくあの親バカがアトゥイの許嫁を認めたものだが。
ヤシュマ
CV田丸篤志
クジュウリオーゼン長男であり、ルルティエ、シスの。十五人兄弟の中では二番にあたる。
礼儀正しく侠気にもあふれる快男児だが、であるシスには頭が上がらない。
シスほど極端ではないものの、彼もまたルルティエのことをに入れても痛くないほど可がっている。
シス
CV山村響
クジュウリオーゼンの初子で、ルルティエやヤシュマのにあたる。どう見てもスカートがずり落ちている個性的なファッションセンスをしている。
気が強く、政略結婚のためにを出たものの反故にして自ら出戻った。
であるルルティエを溺愛しており、彼女のためならあらゆる労を惜しまない。その献身ぶりが、周囲を巻き込んだ騒動に発展することも。
トリコ
CV藤田
オシュトル・ネコネの母親。エンナカムイの町外れに一人で暮らしている。
夫亡き後、女手一つで子供達を育ててきた。優しく穏やかで、慈しみに溢れた良きであるが、現在を患い、慎ましやかな生活を送っている。
の形状や泣き黒子がやはりオシュトルやネコネにそっくり。
イラワジ
CV白熊寛嗣
エンナカムイの皇でキウルの祖
穏やかな老人であり、オシュトルやネコネからは「御前」と呼ばれる。
平和にあって自らが戦乱に向いていないことを悟っており、オシュトルを信頼しエンナカムイの全権を委ねるなど懐の深い人物。
ゲンホウ
CV大川透
ノスリとオウギの父親。外見はオウギによく似ている。
元は八柱将かつイズルハの皇であったが、とある事情から地位を追われ、現在トキフサにその座を明け渡し自身は隠居生活をしている。
普段は飄々としているものの、時折鋭いを覗かせる底の見えない人物。
ちなみに中の人デコポンポなどの所謂「にゃも族」と同じ。

ゲーム版主題歌

オープニングテーマ

ひかり)」
歌:Suara作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠

エンディングテーマ

「麗しき世界
歌:Suara作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠

挿入歌

ネタバレ注意 この項ネタバレを含んでいます。
ネタバレOKな方のみスクロールしてください。
ヌエドリ」
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲松岡純也
不安定な神様
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲下川直哉 / 編曲小林太郎
「ユメカウツツカ
歌:Suara / 作詞明子 / 作曲編曲松岡純也
かける
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲:中上和英 / 編曲衣笠
降る仰ぎ見て」
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠
キミガタメ 2016
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲下川直哉 / 編曲小林太郎
永久2016
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲松岡純也 / 編曲衣笠
夢想歌 2016
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠

テレビアニメ

2022年7月より放送開始。全28話構成となっており、初回および最終回は2話連続で放送。

藤原啓治の逝去に伴い、ハク役は利根健太朗(オシュトル/ウコン役)が引き継いでいる。

スタッフ

アニメ版主題歌

オープニングテーマ

「人なんだ」
歌:Suara / 作詞下川直哉・須尚子 / 作曲下川直哉 / 編曲:塚

エンディングテーマ

百日草
歌:Suara / 作詞明子 / 作曲編曲松岡純也

挿入歌

ネタバレ注意 この項ネタバレを含んでいます。
ネタバレOKな方のみスクロールしてください。
ヌエドリ」(第一話、第十八話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠
」(第四話、第十九話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲松岡純也
「ユメカウツツカ」(第十六話、第二十三話)
歌:Suara / 作詞明子 / 作曲編曲松岡純也
降る仰ぎ見て」(第十七話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠
不安定な神様」(第二十五話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲下川直哉 / 編曲小林太郎
キミガタメ」(第二十六話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲下川直哉 / 編曲衣笠
かける」(第二十七話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲:中上和英 / 編曲衣笠
ひかり)」(第二十八話)
歌:Suara作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠
夢想歌 2016」(第二十八話)
歌:Suara / 作詞:須尚子 / 作曲編曲衣笠

放送・配信情報

放送情報
放送局 放送開始日 曜日 時間 備考
TOKYO MX 2022年7月2日 土曜 25:00~ 初回 7月2日(土) 25:00〜26:00
BS11
北海道テレビ 2022年7月4日 月曜 26:25~ 初回 7月4日() 25:55〜26:55
AT-X 2022年7月7日 木曜レギュラー放送) 23:00~ 初回 7月7日(木) 23:00〜24:00
月曜(リピート放送) 11:00~
水曜(リピート放送) 17:00
配信情報
配信サイト 配信日 曜日 時間 備考
dアニメストア 2022年7月2日 土曜 25:00~ 地上波同時先行配信
その他配信情報
2022年7月9日(土)24:00~配信開始
ABEMA U-NEXT アニメ放題 GYAO! ニコニコチャンネル Amazon Prime Video
ニコニコ生放送 FOD Hulu TELASA バンダイチャンネル J:COMオンデマンドメガパック
milplus RakutenTV Google Play HAPPY!動画 ムービーフルplus auスマートパスプレミアム
ひかりTV ビデオマーケット music.jp GYAO!ストア

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 総作画監督 動画 dアニメ
第一話 鉄扇と共に 横山いつき 川村賢一 関谷真実 中田
動画
動画
第二話 覚悟の在処 曽根利幸
動画
動画
第三話 そのく染めて 加藤洋人 土屋浩幸
動画
動画
第四話 戻れぬ想い 塚環竿 関谷真実
動画
動画
第五話 対なるもの 西田正義 木村佳嗣
動画
動画
第六話 皇女 土屋浩幸
動画
動画
第七話 奏上の時 関谷真実
動画
動画
第八話 帰還 塚環竿 曽根利幸
動画
動画
第九 の音 関根聡子 Royden B 木村佳嗣
動画
動画
第十話 策動の 中健人 塚環竿 土屋浩幸
動画
動画
第十一話 長の 村松裕基 剛一 関谷真実
動画
動画
第十二話 妄執の炎 関根聡子 博多正寿 曽根利幸
動画
動画
十三 の誓い 清水 塚環竿 土屋浩幸
動画
動画
第十四話 決戦 村松裕基 剛一 関谷真実
動画
動画
第十五話 死中に活あり 関根聡子 渡部高志
動画
動画
第十六話 横山いつき 加藤洋人 土屋浩幸
動画
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第十七話 決意の対価 塚環竿 神崎ユウジ
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第十八話 大願を胸に 相澤 曽根利幸
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第十九話 残された役 博多正寿 純弥
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第二十話 トゥスクルへ 関根聡子 剛一 堀内直樹
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第二十一話 人を継ぐ者 横山いつき Royden B 関谷真実
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第二十二話 叡智への 中健人 加藤洋人 土屋浩幸
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第二十三 覚めの地にて 横山いつき 渡部高志
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第二十四話 深淵より来る 関根聡子 相澤 神崎ユウジ
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第二十五話 歪み大神 加藤洋人 土屋浩幸
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第二十六話 願いの果て 清水 剛一 三好なお
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第二十七話 神話の始まり 横山いつき 相澤 太朗
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第二十八話 二人の白皇 塚環竿 塚環竿
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うたわれるもの 二人の白皇

810 ななしのよっしん
2023/01/02(月) 23:05:27 ID: UAUazbd5xF
全然触れないのにウルサラの画面圧が半端なくて笑っちゃったじゃないか…
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811 ななしのよっしん
2023/01/03(火) 00:18:07 ID: jh8+Q8BnJw
アニメ感想サイトツイッターなんかのキャプ画を見て回ってるんだけど、なんか微妙作画修正されてるのか?
べると同じシーンなのに絵が違ってるのをちらほらあるんだよな
の加減だったり、物の配置だったり、衣服の模様の細かさだったり、人物の表情だったり
放送遅い地域だと手直しされたVer.が見れるとか、そういうのあったりする?
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812 ななしのよっしん
2023/01/03(火) 11:52:00 ID: 1Rm+6mNkOK
配信タイミングや媒体によって多少違うのは昔から他のアニメでもあったよ
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813 ななしのよっしん
2023/01/07(土) 00:57:50 ID: jh8+Q8BnJw
ウォシスの怪獣モードってゲームだとデカすぎて上半身しか見えないんだよね
アニメで全身を見るとなかなかイケメンデザインだったことに気づいた
重量感たっぷりのゴリマッチョだけどどこかスタイリッシュ
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814 ななしのよっしん
2023/01/19(木) 00:41:12 ID: CnN56EZfi2
結果論だけどアニメ偽りの変更部分(戦争後のエントゥアの出番カットやヴライにきっちり止め刺したりとか)がアニメの厳しい整理圧縮する上だとむしろ有利に働いてたところがあったな
逆にユズハが子を産まずに死んだり封印を屋外でやったりしてたアニメ無印(散りゆく)はさすがにフォローしきれんかったか
媒体の違いや整理圧縮などで色々あったけどアニメ3作ともとても楽しめて良かったよ
いつかロストフラグモノクロームメビウスもやってほしい
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815 ななしのよっしん
2023/01/20(金) 12:55:57 ID: 9eNE1/tPkG
ロスフラだいぶ前に引退したけどゲーム自体は嫌いじゃないからサ終後にオフライン版とかやってほしい
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816 ななしのよっしん
2023/05/14(日) 12:14:03 ID: OgXvV2CeF1
ウルネコネへの思い知っていながら
後継に選んだキウルサポートシノノンに頼む当たりハクトルは案外鬼畜だよなw
オシュトルの後継なんからネコ名しても不自然じゃないだろうし
まぁ、脈が皆無かつ、義妹をこれ以上政に関わらせたくないって思いもあったんだろうが
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817 ななしのよっしん
2023/05/14(日) 13:01:00 ID: wgAnd2J/h0
ウルならルルティエと一緒にキュアってるところかな
どっちもキャラの系統が近くてなんかおもしろいぜ
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818 ななしのよっしん
2023/06/04(日) 07:10:24 ID: OgXvV2CeF1
ラストバトル回復役が一人抜けるなんて鬼畜だぜ
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819 ななしのよっしん
2023/08/06(日) 19:43:08 ID: ee+iGa1PSp
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