おしおきキライ!2とは、PC-9801専用実写取り込み爆笑アクションゲームである。
概要
今日も金井(唐沢)君はしょうもないイタズラをして、おしおきされてしまいそう。
プレイヤーはイタズラをした金井(唐沢)君となっておしおきから逃げるのだ!
PC-9801VX以降で動作するDOSベースの「同人」アクションゲームソフトであり、フロッピー2枚でインストールしてHDDから起動できる。
もとよりほんわかソフト(旧カナイカラサワ)はパソケットにてPC-98やPC-88の同人ソフトを多数出品しており、本作はその一作である。
尚、このソフトは一度同人ゲームの詰め合わせとして単行本の付録にもなっている(注1)。
全容積は数MB程に収まっているにも関わらず、実写取り込み(プリレンダ)、擬似3D表現(スペースハリアーの床を思い出して欲しい、あの市松模様が逆方向に動いているのだ)、そして26k互換音源ボードさえあれば高品位な音楽と効果音、更に音声再生(注2)を楽しめる。
起動するとまず最初に金井君(眉毛の太い方)と唐沢君(眼鏡をかけてる方)の楽しそうな御影がアニメーションし、軽快なテーマソングが鳴り響く。まずキーを押そう。
すると「スピードを選択して下さい」と指示されるので左右キーで選択、決定する。(注3)
ゲームシステムは背後から白黒で描画された10フレーム程で動く唐沢(金井)君が襲ってくるので、手前の金井(唐沢)君をキーボードで左右に操作して見事避けきるといったものである。ジャンプなどという回避措置はない。
攻撃は左端、左中央、右中央、右端と4箇所で発生し、時折フェイントも仕掛けてくる。
凡そ20回程で唐沢(金井)君がギブアップするが、最後の数回は攻撃速度が速まるため油断は出来ない。しかし各ステージ3回までなら攻撃を受けても大丈夫。ダメージを受けると右側のプレイヤーキャラクターの顔や台詞が変化する。
もしこの説明で「がんばれゴエモン3」のアレや「魂斗羅ザ・ハードコア」のアレを思い出した人も少なからずいるかもしれないが、実際このゲームを作ったうちの一人、唐沢君はコナミへの内定を掴み取っている。納得と栄誉ある就職である。
尚、ステージは全部で5つある。
ROUND1: 「くだらないイタズラ、そろそろ卒業しようね。」
唐沢君の攻撃 武器:拳骨
ROUND2: 「チクワをとったら怒りますよぅ」
金井君の攻撃 武器:割り箸
ROUND3: 「風邪をひいてるのに、ひどい!」
唐沢君の攻撃 武器:ティッシュ
ROUND4: 「包丁持って、ほんわか気分の金井君。」
金井君の攻撃 武器:包丁&フォーク 薙ぎ払いに注意!
FINAL ROUND: 「ちょっと普通じゃないね、唐沢君。」
唐沢君の攻撃 武器:???(ネタバレ防止)
注1: 参考文献「PC-98アマチュアゲームセレクション」
注2: YM2203およびその互換音源のSSG部を使用した4bitのPCMである。音声はお世辞にも良い音質ではないが、「イタダキマァース!」「ヴォオオオオ!!」等豪華なボイス入り。
注3: CPUがi286だと遅い、普通、速い、光速の4つから、i386以降だと更に"*"(ワイルドカード)で隠された選択肢が現れ、カーソルを合わせると「ノーウェイト」と文字通り地獄のような選択肢が表示される。
当然これは一瞬でゲームが終了してしまうため、簡易的なベンチマークテストにしか使えないだろう。CPUをODP(オーバードライブプロセッサ)に載せ替える時はお試しあれ。
関連動画
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(まさかこんなゲームにドハマリした人物はまだ現れないだろうが……)
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関連項目
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