おどりゃクソ森とは、漫画『はだしのゲン』における主人公ゲンの名言(迷言)である。
概要
作中、主人公ゲンの住むバラックに少年がウンコをしようとし、それを見たゲンが棒切れで尻を叩くというシーンが存在する。
その少年は後にゲンの同級生となる雨森(あまもり)であった。
ゲンが学校に入り、雨森の名前を知ってからというもの、ゲンは「クソをしようとした雨森」ということで彼の名前を捩って「クソ森」と呼ぶようになる。
そのクソ森が何かしでかしたり言ったりすると、このセリフがゲンから発せられる。
作中何度も目にするセリフであり、はだしのゲンを代表する名言の一つに数えられる。クソ森とゲンが学校で喧嘩になり、そのことから原爆ドームに登るという内容の勝負をすることになるが、クソ森が「ギギギ・・・」と言う名(迷)シーンがある。「おどりゃクソ森」にはぜひ「ギギギ・・・」と返してあげよう。
ここから、はだしのゲン以外の作品でも名前に森がつく人物やモノを(読者が)罵る際に「おどりゃクソ森」というフレーズが使われることがある。
一応補足しておくが、クソ森こと雨森玩吉は、当初こそ上記の経緯もありゲンとは犬猿の仲であったが、後に打ち解け最大の親友と言っていい存在にまでなっている。
意味
「おどりゃ」とは広島弁で喧嘩の時等に用いられる威嚇の言葉であり、「お前」の意味と思われる。
標準語訳すると「クソ森てめぇ」といった感じの意味。
関連項目
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