かんぽの宿とは、民間の旅館・ホテル会社である。日本郵政グループのグループ企業である。
概要
平成28年度3月期の損益は19億円の赤字(24年度3月期は38億円の赤字)。営業推進体制の強化、インターネットを活用した予約拡大策の実施、人件費の抑制、食材等仕入削減等によって赤字幅は年々縮小してきており黒字定着が視野に入ってきている。また、熱海や知多美浜など売り上げ増が見込めそうな宿からリニューアルを実施している。
元は簡易生命保険の加入者のための保養施設だったが郵政民営化に伴い一般の旅館・ホテル事業となった。現在は日本郵政株式会社(持株会社)の直轄となっており、名前の由来であるかんぽ生命保険との直接の関連性は現在はない。
2021年10月に、日本郵政はかんぽの宿を売却して事業から撤退することを表明している。かんぽの宿事業の累積赤字は、民営化後の14年間で650億円に上っているという。[1]
グルメアワード
宿の料理人が腕を競うコンテストを開いている。優勝賞品はキャンペーン期間などに宿にて提供される。
施設一覧
北海道・東北
関東・甲信越
- かんぽの宿 大洗
- かんぽの宿 潮来
- かんぽの宿 塩原
- かんぽの宿 栃木喜連川温泉
- かんぽの宿 磯部
- かんぽの宿 寄居
- かんぽの宿 旭
- かんぽの宿 勝浦
- かんぽの宿 鴨川
- かんぽの宿 青梅
- かんぽの宿 旭
- かんぽの宿 箱根
- かんぽの宿 石和
- かんぽの宿 諏訪
- かんぽの宿 柏崎(長期休館中)
東海・北陸
- かんぽの宿 富山
- かんぽの宿 福井
- かんぽの宿 熱海本館(2015年12月22日(火)リニューアル)
- かんぽの宿 熱海別館
- かんぽの宿 伊豆高原
- かんぽの宿 焼津
- かんぽの宿 浜名湖三ヶ日
- かんぽの宿 知多美浜(2016年2月4日(木)リニューアル)
- かんぽの宿 恵那
- かんぽの宿 岐阜羽島
- かんぽの宿 鳥羽
近畿
- かんぽの宿 彦根
- かんぽの宿 富田林
- かんぽの宿 大和平群
- かんぽの宿 奈良(2016年3月4日(金)リニューアル)
- かんぽの宿 紀伊田辺
- かんぽの宿 有馬
- かんぽの宿 赤穂
- かんぽの宿 淡路島
- かんぽの宿 舞鶴(長期休館中)
中国・四国
九州
ラフレ・レクセンター
ラフレさいたまとレクセンターはホテルに健康増進を目的とした運動施設をセットにしたものである。
営業終了した施設
- かんぽの宿十勝川 (平成26年8月31日(日)にて営業終了)
- かんぽの宿横手 (平成26年8月31日(日)にて営業終了)
- かんぽの宿草津 (平成26年8月31日(日)にて営業終了)
- かんぽの宿山代 (平成26年8月31日(日)にて営業終了)
- かんぽの郷白山尾口 (平成26年11月30日(日)にて営業終了)
- かんぽの宿修善寺 (平成26年8月31日(日)にて営業終了)
- かんぽの宿 三ヶ根(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 熊野(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 白浜(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 皆生(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 美作湯郷(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 坂出(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 道後(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 山鹿(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 那覇レクセンター(2015年8月末をもって営業終了)
- かんぽの宿 松島(買取要望がなかった為、解体入札実施、2016年11月20日に解体)
関連動画
関連商品
関連項目
日本郵政グループ | ||||||
日本郵政 (持株会社) |
||||||
日本郵便 (郵便事業・郵便局運営) |
ゆうちょ銀行 (銀行事業) |
かんぽ生命保険 (保険事業) |
かんぽの宿 (旅館事業) |
日本郵政 インフォメーション テクノロジー (情報システム) |
日本郵政スタッフ (人材派遣) |
|
日本郵便輸送 | 郵便局物販 サービス |
かんぽ システムソリューソンズ |
逓信病院 (医療事業) |
外部リンク
脚注
- *日本郵政、「かんぽの宿」売却 32施設、総額88億円で―来年4月 2021.10.1
- 0
- 0pt