くにおの熱血闘球伝説(くにおのねっけつどっじぼーるでんせつ)とは、テクノスジャパンが1996年に海外のアーケードゲームでリリースした体力制ドッジボールゲームである。プラットフォームはMVS。海外ロット生産後にテクノスジャパンが倒産したため、国内ではリリースされていない。アークシステムワークスのテクノスジャパン過去作品紹介ページにも載っていない。
概要
1チーム3人(リーダーキャラ1人とザコキャラ2人)で相手とシュートをぶつけ合って対戦する。キャラの体力が無くなると外野へ移動させられ、内野全員の体力を0にするかタイムアップ時に体力の多いチームが勝利となる。
AC版「熱血高校ドッジボール」と違い、外野から必殺シュートが使えるのでリーダーがやられても絶望的ではなく、むしろ攻撃の幅が広がるとも言える。必殺技はコマンド入力式となっている。
選べるチームは7種類。スポーツものではくにおが珍しく白ランを着ており、「熱血硬派くにおくん」の各ステージのボス達がプレイアブルキャラとして登場する。
基本操作と必殺技
システム
ライン判定
今作のドッジボールはライン判定がガバガバ。ボール所有時にダッシュで敵陣へ走り込んでも直ちに相手ボールにならず、そこからジャンプ・フェイント・シュートが可能。ジャンプ着地時にもシュートなどある程度の行動が可能なので至近距離で相手の虚を突いた攻撃が対人戦では有効となる。
バックステップ
操作キャラが敵陣へ深く入り込むと自陣へ自動で歩いて戻るようになっているが、この時は基本的に無防備で危険な状態となる。この時はバックステップすることが可能で素早く自陣へ戻れるほか、バックステップ中はキャッチができる。これによりリスクを軽減できるうえバックステップ中のキャッチから攻撃するといったこともできる。プレイの際には絶対に知っておかなければならない行動。
フェイント
ボールを持っている時にDボタンを押すと投げるフリをする。敵を騙して少しでも多くのダメージを稼ごう。
ダウン追撃
ダウンしている敵には容赦なく追撃するべし!必殺シュートの多くはダウン追撃が可能で、ジャンプシュートもヒットする。ちなみにピヨっている場合はレバガチャで回復できる。
ヘルドボール
ボール保持者が敵と接触すると競り合いとなり、ボタンを多く押したほうが勝ってダメージを与えることができる。重要なのはこの後で、ダウン追撃のチャンスが訪れるので確実に叩き込もう。
カウンター
基本的な使い方は敵のシュートを弾き返すことだが他にも色々な用途がある。
キャラクター性能
<表の見方>
発生・・・技の発生の早さ。
【A:早い B:ちょっとした動作あり C:明らかに遅い】
球速・・・シュートの速さ。
【A:速い B:熱血ナッツシュートくらいの速さ C:明らかに遅い】
威力・・・体力MAXからクリーンヒット何発で外野送りにできるかで計測。防御力にキャラ差はない。
【A:2回 B:3回 C:4回以上】
空中・・・空中で使用できるかどうか。使いやすさに影響。
【A:可能 B:空中でコマンド入力を受付け地上発生 C:不可】
追撃・・・ダウン追撃の性能。ダウン中の相手への当たり方。
【A:クリーンヒット B:ヒットするが威力減少 C:ヒットしない】
カウンター・・・・・・・・【A:発生が早く硬直が短い B:発生が早い C:発生が遅い】
ダッシュシュート・・・【A:3ヒット以上 B:2ヒット C:1ヒット】
超必殺技・・・・・・・・・【A:反撃を受けない B:球速が速い C:球速が遅い】
くにお
発生の早い熱血ローリングクラッシュが使いやすい。当たり方によってはバウンドしたボールをバックステップキャッチしてまた熱血ローリングクラッシュをぶつけるといったラッシュが可能。カウンターしてくる相手には熱血ナッツシュートでタイミングをずらしてヒットできる。
りき
どちらの必殺技も突進系だが主力技。マッハシュートは発生が早く威力が高い。スカイラークシュートは相手付近で出すとめくりとなって対処しづらい。ただしめくりをキャッチされると敵陣で無防備となり即死の危険性がある。単調な攻撃は禁物。
しんじ
バリバリライディングは発生が遅く、中指(▼皿▼)凸の余計な硬直がありまったく使えない技。ロリロリローリングはコマンド入力後にフワッと浮き上がり、もう一度シュートボタンを押すとリリースする。素早くボタンを2回押せば即座に投げられ、タイミングずらしもできダウン追撃にも活躍する。ダッシュから使う時はバリバリライディングが暴発しないよう注意(ダッシュはレバーニュートラルでも走り続けるのでそれを念頭に置いておくと良い)。
みすず
百貫ラブが主力技。相手には技の発生がわかりにくい。真横からヒットすればディレイ気味のバックステップキャッチから着地後百貫ラブといったコンボができる。外野のサイドラインから使うと相手の位置によってはめくりになる。セクシーインザスカイは空中でも使えるのでジャンプシュートからのダウン追撃に。
さぶ
仁義ウァールは相手チームメンバーごと巻き込みやすい突進技。ヤクザファイヤーはボールが変則的に動くが発生が遅く、慣れた相手には通用しにくい。めくりになることもある。超必殺技が使いやすいのでこまめに気合いタメでゲージを増加しておきたい。
ケンジ
マッスルキラーがとんでもなく強い。ヒットすれば相手は大きく吹っ飛ぶので、リバーサルカウンターの猶予を与えずに追撃のマッスルキラーを確定させるコンボが可能で即死も狙える。空中でも出せるのでヒット後は敵陣のルーズボールを空中キャッチしてから放てるなど使いやすい。ロイヤルガストシュートは螺旋状に進み、位置によってはキャッチしにくく当たったりする。
ミユキ
どちらの必殺技も発生が遅く使いにくい。メガウェンディーズは当たると敵が自陣側へ吹っ飛ぶので追撃が期待できる。当たればね。マウスフラッシュは螺旋状に進み、ダウン属性となっている。ダッシュシュートは全キャラ中最多の4ヒットだが2ヒット目に相手を通り抜けてしまう。機動力も全キャラ中最高だが強みにはなっていない。
メガネ(ザコキャラ)
入力 |
技名 |
発生 |
球速 |
威力 |
空中 |
追撃 |
昇龍 |
不明 |
A |
C |
C |
B |
A |
必殺シュートは発生がわかりにくく球速は遅いので至近距離用。相手を飛び越えるようにして放つと他のメンバーに当たったりする。ダッシュシュートの威力はケンジと並んで最強。
女(ザコキャラ)
入力 |
技名 |
発生 |
球速 |
威力 |
空中 |
追撃 |
昇龍 |
不明 |
B |
A |
A |
B |
C |
必殺シュートは直線に速く進み威力もある。ザコキャラの中では唯一カウンターの発生が早く防御面では頼れる。
ヤンキー(ザコキャラ)
入力 |
技名 |
発生 |
球速 |
威力 |
空中 |
追撃 |
昇龍 |
不明 |
B |
B |
A |
B |
B |
必殺シュートは山なりの軌道でやがてバウンドして無効化する。近距離では多段ヒットして威力が大きい。
ラガーマン(ザコキャラ)
入力 |
技名 |
発生 |
球速 |
威力 |
空中 |
追撃 |
昇龍 |
不明 |
C |
A |
A |
C |
C |
必殺シュートは直線に速く進み威力もあるが、投げる時に腕をブンブン振り回すため発生が遅い。ダッシュシュートは2ヒットかつダウン属性。
デブ(ザコキャラ)
入力 |
技名 |
発生 |
球速 |
威力 |
空中 |
追撃 |
昇龍 |
不明 |
B |
A |
A |
C |
B |
必殺シュートは下降気味に速く進み威力もある。なぜかダッシュシュートよりも立ちシュートが速い。動きが鈍くジャンプが低い。
関連項目
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リビジョン番号: 2377788
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