ここもじき腐海に沈むとは、アニメ映画「風の谷のナウシカ」の冒頭におけるユパのつぶやきである。
概要
前後を合わせた台詞は「また村が一つ死んだ。行こう、ここもじき腐海に沈む」。かつては人の暮らしがあり活気があったであろう村が、蟲の襲来と腐海の侵食により滅んでいた。その光景を見てユパが愛鳥へつぶやいた言葉。
ユパ自身は腐海の謎を追い求めて旅を続けているのだが、かつて訪れた村が次の来訪時には滅び、腐海に飲まれている姿を幾度も目にしてきた事だろう。滅びに苛まれる世界と腐海という要素を静かに強く印象づけるシーンである。
派生した用法
この台詞に影響を受けて「ここもじき腐海に沈む」と表する事があるのでいくつか紹介する。
801板思考的な用法
腐った思考(嗜好?)が満たされた空間や集団に対して用いる。妄想が止められない事を自虐的に用いる他に、第三者的に「ああこれ、止めらんないわ」という諦めの境地で表現する事がある。
リアルを題材にしたり二次、三次創作的に沈む場合は、決してオープンにはせず適切な距離を保って被害を広げないよう心がけて貰いたい所である。
植物の侵食への用法
風の谷のナウシカ世界における腐海の意味とは、原作に明るい者ならご存知の通りである。それより転じてか、人類の営みで築かれた建造物が、人が去って以降に急速に植物に飲まれて行く姿を評して用いる事がある。
環境汚染への用法
強烈な逆パターン。人類による環境汚染により生息圏が脅かされ、容易に滅びが想像できる状況に対して用いられる事がある。原典の腐海の持つ能力からすれば皮肉だろう。
ゲームシステム上での用法
ゲーム中にある広がる要素を満たし、放置しておくことによる侵食に用いる事がある。ニコニコ動画的にはMinecraftが有名というか、記事としてはそっちの方が先。どういう事なの…。
パロディとしてある「ここもいずれクァーリーに沈む・・・」の他、、他のブロックを徐々に侵食する菌糸ブロックを配置して広範囲を埋め尽くすといったプレイにタグが付く事がある。由来となった腐海が主に菌糸類で構成されているため親和性が高いのだろうか。
関連動画
関連項目
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