さっぽろ駅単語

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さっぽろ駅とは、北海道札幌市中央区にある、札幌市営地下鉄南北線・東豊線の駅である。

JR北海道の札幌駅については、個別記事を参照(当記事には原則として記述しない)。

概要

さっぽろ駅
さっぽろ - Sapporo
基本情報
所在地	北海道札幌市中央区北4条西4丁目～西2丁目
所属事業者	札幌市交通局
所属路線	■南北線 ■東豊線
駅番号	○N06 ○H07
駅構造	地下駅
乗車人員	57,829人/日（2020年度）
開業年月日	1971年 12月16日
備考
JR北海道「札幌駅」乗換
駅テンプレート

南北線開業時に営業開始し、当時国鉄(現・JR北海道)の駅に乗換可能な唯一の駅であった。1988年に東豊線が開業し乗換駅となったが、地下鉄ルートの都合により300mあまり離れた立地となっている。いずれも島式ホーム1面2線で建設され、離れた立地のためか、ホーム番号は独立して付番されている。またこの1988年にはJR 札幌駅が高架化された関係で北側にずれてしまい、当駅との乗換距離がやはり300mほどに延びている。

南北線は駅前通直下に立地し、ホームが地下2階、改札口が地下1階に2ヶ所ある。一方、東豊線は西2丁目通直下に立地し、ホームは地下3階、改札口は地下2階に1ヶ所である。
両改札口を結ぶ連絡通路には緩やかな傾斜がつけられていて、約300mの距離を活用して1階分の落差を階段を使わず結んでいる。かつて、この連絡通路は乗換通路と自由通路を柵で隔てていたが、自由な移動が妨げられるデメリットが大きいとして、2017年に乗換方法を改札外乗換に変更し乗換用自動改札機に更新したうえで、柵を撤去して全面自由通路化した。

当駅～大通駅間を結ぶ地下歩道「札幌駅前地下歩行空間（チ・カ・ホ）」が2011年 3月12日に完成した。これにより、大通駅・バスセンター前駅・すすきの駅まで地上に出ることなく徒歩で移動することが可能となった。利便性の向上はもちろんのこと、地上の混雑解消や札幌市中心部の振興といった効果が発揮された一方、地下鉄の利用者数には大きな影響(結構な減少)があらわれた。

エントランスは19ヶ所にのぼるが、番号は24まで付番されている。このうち11はチ・カ・ホへの連絡口であり地上へのエントランスではない。1・7・12は改築等により閉鎖され欠番となったが、15はなぜか現在まで付番されたことが無い。…ひょっとしたらどこか名状しがたい世界への出口なのか…。

ホーム

南北線
1	南北線	すすきの・平岸・真駒内方面
2	南北線	北24条・麻生方面

東豊線
1	東豊線	豊水すすきの・美園・福住方面
2	東豊線	環状通東・栄町方面

隣の駅

南北線
北行 (北24条・麻生方面)	当駅	南行 (すすきの・真駒内方面)
北12条駅(N05)	さっぽろ駅(N06)	大通駅(N07)

東豊線
北行 (環状通東・栄町方面)	当駅	南行 (豊水すすきの・福住方面)
北13条東駅(H06)	さっぽろ駅(H07)	大通駅(H08)

追記

表記

そもそも、何故地下鉄駅である当駅の名称が平仮名表記かというと、交通局曰く「隣接するJR 駅と区別するため」とのことである。これはJR北海道の札幌駅が「市全体の玄関口」を意味するのに対し、地下鉄のさっぽろ駅は「JR 駅を含む周辺のエリア」を意味することかららしいが、真偽がどうなのかは、少なくとも編者にはわからない。まぁ大阪を見れば、JR 大阪駅に隣接する地下鉄(他の私鉄も含む)駅は「梅田駅」なんだから、まだ読みが同じだけ親切かも…。

課題

2003年のJRタワー完成以降、当駅の利用者数は大通駅を抜いて市営地下鉄トップとなっている。しかし特に利用者の集中する南北線側はホーム・コンコースともに狭く、終日混みあう状況である。このため、何とホームを増設し、真駒内方面と麻生方面を分離するとのこと。2027年供用開始の予定である。

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