しえら式アリス(にがっぽいしえら式アリス)とは、アリス・マーガトロイド(東方project)のMMDユーザーモデルである。製作は、しえらたん様。
概要
製作意図・経緯については詳細を参照。
詳細
- 「しえら式アリス」と「にがもん式アリス」の関係性
にがもん式アリスは現在でも多く利用されているが、仕様の古さから現在の用途では動作不具合を起こすようになってきた。逐次これを解消するアップデートは施されてきたものの、マスターデータから再度新規に作り起こして全体を刷新するほうが合理的な対処法だという案があった。
これを実行したのが「しえら式アリス」。
現在、にがもん式アリスのアップデート作業は共同制作者の1人であるしえら氏が全面的に行っており(にがもん氏から委任)、このプランの実行者もしえら氏。
「しえら式アリス」の配布にあたり、事前ににがもん氏の了承を得てから行われた。
- 「にがもん式アリス」の現状と抜本的対策として
にがもん式アリスのモデル自体の製作は2010~2011年。その後のMMD及び周辺環境の進歩に伴い製作時には想定していなかった、シェーダとの相性問題、ボーン改造との相性問題等の不具合が散見されるようになり、仕様の旧式化が目立つようになった。
加えて利用方法に関する自主規定については配布当初から変化し、卑猥表現や海外での海賊版利用を抑止する目的であったものが成り行きでエスカレートしていた。結果、その後に展開した互換ツール、ゲームエンジンへの移植、3Dプリント等の利用方法について「検討の余地無く行わない。」となっている。
にがもん式のアップデートも引き続き行われているが修正は対処療法的にならざるを得ず、先の見えない状況になっていった。
この状況を改善するため、アリスをマスターデータを含め全て作り直す、というプランが挙がった。こうすることで全体的に、現在の用途にあった仕様とすることができると考えられた。
- 自主規定
近年の周辺環境として、互換ツールやゲームエンジンを使用することでより質の高い映像を製作することが可能になっている。しえら式アリスの自主規定ではこの点が重要視された。
ただしにがもん式アリスとの関連性もあり、できる限り初期ににがもん氏が本来意図していた規定(卑猥表現、商業的利用の扱い)には沿う意向が示されている。
技術面では、メッシュの詳細化、法線管理、UV座標、の改善によりシェーダとの相性を良くすること。ボーン構造を一般的なものに近づけ、PMXEのボーン追加プラグインとの相性を良くすることを意識している。
また、特にドラマ用途を見込んで表情を大幅に増やした他、口元と眉にフェイシャルボーンの実装を行い、感情表現の幅を広げることが意識されている。
- 名称(製作者の文章まま)
「従来、モデルデータの”○○式”には、モデリングした人間の名前を入れるのが常であるが、本件では、キャラクターデザインとしての”にがもん”の存在もあり、単純に”しえら”式と呼称するべきではない、と思われた。
製作途中では、仮称を”アリス・オルタナティブ”として、リリース時にも”○○式”と明記しないで行くことも考えていたが、その後にがもんからの要望があり、”にがもん””しえら”双方のダブルネームとした”にがっぽいしえら式アリス”とすることとした。
しかしながら、配布開始後に、あまりに命名意図がわかりにくく誤解を生みやすい、という意見があったため、シンプルに”しえら式アリス”と変更することとした。」
また仕様策定及び動作テストに於いて、しだれ氏、レノ=シーラス氏、しぐれ氏、久々氏ら動画製作者の協力があった。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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