せかい☆セイフク ~COSTUME FES.~は、スパイク・チュンソフトが運営していたオンラインゲームである。対応プラットフォームはPlaystation Vita。
概要
開発: 有限会社熱中日和、配信・展開: スパイク・チュンソフト。所謂フリーミアム(基本プレイ無料・アイテム課金)のオンラインゲームである。2014年5月βテスト開始、同年7月正式サービス開始、2015年3月31日サービス終了。
「ユプシロン・アウト」と呼ばれる奇病のパンデミックにより男性がほぼ滅亡し、人類保護のために特殊スーツの着用が義務づけられた未来世界での陣営抗争を描く。
「COSTUME FES」の名前の通り、プレイヤーキャラクターを始めとする全登場人物は、学生服系、「メイド服」(正確にはゴシックロリータ系なども含む)、職業服系(、それ以外)のいずれかのコスプレを行っているのが特徴。
プレイヤーは最初にいずれの陣営に所属するかを選択し、所属した陣営の勢力拡大を目的としたコンクエストに参加することになる。
ゲームはアイテムやカード☆パック(所謂ガチャ)用チケットを収集するベルトアクションのパートと、収集したカードを使用したPvP(プレイヤー対戦)を行うカードバトルパートに分かれている。
アクションパート
アクションパートでは、ゲーム開始時に作成したキャラクターを操作し、ステージごとに設定された目的をクリアすることを目的とする。
出現する敵はステージに設定された陣営に対応する制服(カスタム多々あり)を着用した姿になっており、攻撃を加えてHPを0にし(服が破れる)、この状態で「着せ替え」を行うことで初めて撃破したこととなる。
ステージをクリアすることで、ステージランクに対応したカードパックチケットなどを入手することができる。
4名までマルチプレイ可能であるが、自分の所属陣営が攻撃対象である場合、レベルが不足している場合は参加できない。前者の場合は自分でルームを作成することも不可能(そもそもステージ選択に出てこない)。
作品のストーリーを追いかけるストーリーミッションも存在する、実質的な本作のメインモード。
なお、プレイヤーキャラクターは制服の装備を変更することで外見が変わるが、当然ながら自陣営ではないものは使用できない。(武器には陣営の概念はない)
カードバトルパート
カードバトルパートでは、収集したキャラクターカードを最大4枚一組で使用して部隊(デッキ)を作成し、NPC、または他のプレイヤーとの対戦を行う。
NPC対戦においては、攻撃先都道府県と相手の陣営・レベルを指定して対戦を行う。勝利することで、アクションパート用の装備を得ることができるカード☆パック用専用チケットが得られる。
PvPにおいては、該当都道府県に拠点を持つプレイヤーの部隊、または拠点そのものに対して攻撃を行う。拠点に攻撃を受けて破壊された場合、修復するまではその拠点における資材生産が停止する。
PvPへの参加についてはオプションからON/OFFを切り替えることができるが、一度ONにした場合一週間(後に24時間に修正)はOFFにすることができない。また、自陣営プレイヤーに対しては攻撃することが出来なかったが、サービス終盤においては自陣営プレイヤーについても攻撃可能となった。
これとは別に、部隊を自分の拠点がない都道府県に「営業」に派遣することもできる。営業に成功した都道府県には支部を設置することができるようになる(営業レベルの増加に応じて上限数開放)。
支部を設置することで、本部から距離のある都道府県への攻撃に必要とする時間の短縮が図れる(物理的距離の短い位置にある支部から攻撃すればよい)、資材生産拠点が増えるなどのメリットがあるが、一方でPvPで狙われやすくなるというリスクを抱えることにもなる。
こうしてスコアを稼ぎ、陣営の拡大を図るのが本作の目的である。
なお、原則としてキャラクターカードは自陣営ではないものは使用できない。
主な登場人物
概要の項目に記述した通り、本作の世界観においてはY染色体の持ち主(=男性)はほぼ滅亡しているため、登場人物は原則としてすべて女性である。
サークル♡ストロベリー
MADO-System(作中世界観における社会管理システム)を開発した人物の孫娘を中心として立ち上げられたグループであり、MADO-Systemのバージョンアップを行った技術者達。
それと同時に、各陣営のリーダーでもある。お互いにお互いをコードネームで呼び合っており、素性については明らかにされていない。
陣営抗争を行っている現在であっても、(おそらくオンラインで)気軽に対話を行う関係は維持しているようである。
FT
本名不明。MADO-System開発者の孫娘であり、同時にこの時代における日本の首脳でもある天才少女(と言ってもこの時代の政治は基本的にMADO-Systemが管理している)。
「規律」のパラダイムを掲げる学生服陣営のリーダー。
コードネームの元ネタは「某開発言語」とのことであり、FORTRANと思われる。
UX
本名不明。「自由」のパラダイムを掲げるメイド服陣営のリーダー。可愛いものに目がなく、ゴシックファッションに傾倒して深く考えずに陣営独立を宣言してしまったのがそもそもの陣営抗争の始まり。
ストーリーミッションにおける会話でも、自分の立場をきちんと理解していないような発言が目立つ。
コードネームの元ネタは「某OS」とのことであり、Unixと思われる。
MB
本名不明。「救済」のパラダイムを掲げる職業服陣営のリーダー(自身が着用しているのはピンク色のナース服)。
穏やかな性格の持ち主であるが、一方で自陣営の立ち位置を心得ており、少数派勢力を積極的に取り込むなど他の二人に比べるとしたたかな面を見せることもある。
コードネームの元ネタは「某ハード基盤」とのこと。マザーボード(Mother Board)か。
BP
本名不明。かつてサークル♡ストロベリーに所属していたらしい技術者の一人。現時点ではストーリーミッションで名前が出てくるのみであり、去就は不明である。
コードネームはコンピュータ用語の「ブレークポイント」とのこと。
ステージボス
森鳥杏(もらとり あん)
成績優秀な大学生であるが、モラトリアムを維持するためにわざと留年を繰り返している不良少女。
その場の気分で所属陣営をコロコロ変えるため、同一人物が別陣営のボスとして普通に登場する事態になっている。ある意味ゲリラ勢力に一番近い存在。
CPU三姉妹
クッキー(Cookie、学生服)、ポップ(Pop、メイド服)、ユニット(Unit、職業服)の3人からなる、サークル♡ストロベリーの追っかけ。
3人が3人とも誰のファンであるかが異なるため、陣営抗争を行っている現在は姉妹分かれて争い合っている。
バギー
バグにより暴走し、MADO-Systemの管理下から外れたヒューマノイド端末。AIの作成や猫のような容姿の設定はUXによるもの。
如月翔(きさらぎ しょう)
「装飾系男子」。10月1日より開始された特殊イベントのボス。ジェンダーY(ユプシロン・アウトを生き延びた数少ない男性)の一人。ある隠れ村で密かにカリスマアイドルとしての生活を謳歌していたが、調査員によって発見された。
基礎攻撃力が異常に高い上、スーパーアーマー常時展開、吹っ飛ばし耐性あり、全攻撃に気絶付与あり、強力なSPアタックを複数所持、さらに(レイド)カードバトルのボスとしてもHP50000を誇る強敵。
関連項目
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