『せんせい、まちがってます。』とは、岸杯也によるライトノベル作品である。略称は「せんちが」。
イラストはプリンプリン。
MF文庫Jより、2014年9月から2015年4月まで刊行された。全3巻。
概要
『しゅらばら!』に続く、岸杯也の第2作目。レーベルはMF文庫J。第1巻は2014年9月25日発売。
MF文庫Jのキャンペーン「すきです!ラブコメフェア」の第2弾として発表された。
16歳にして女子校の英会話講師となってしまった主人公・唐渡健太郎と、神月未優をはじめとする学園の女子生徒たちとの交流を描くラブコメディ。
あらすじ
主人公の唐渡健太郎はひょんなことから女子校である宝盟学園の理事長ジュノー・ロックウェルに英会話の技能を見出され、宝盟学園で英会話の講師をすることになってしまった。
理事長は彼を大卒と勘違いして採用したのだが、なんと実は彼はまだ16歳。本来ならば高校生であるべき年齢である。そう、彼の講師としての地位は理事長の壮大な勘違いを基に成り立っている非常に危ういものなのである。
見渡す限りの女の子、女の子、女の子。この楽園を守るためには絶対に16歳であることをばらすわけにはいかない。なんとか秘密を守ろうと、懸命に教師として振る舞う健太郎であったが……
登場人物
- 唐渡 健太郎(からと けんたろう)
- 主人公。大卒で旅をしていたところを理事長に見出され、宝盟学園に英会話の講師(教員免許はない)として赴任したということになっている。宝盟学園中等部3年B組の副担任でもある。
しかしその正体は、英会話が堪能なだけの16歳の少年である。 - 神月 未優(こうづき みゆう)
- 中等部3年B組。清潔感のある美少女。いつでもクールで、非常に冷静。
頭もよく、クラスのみんなのことを考えてこれ以上ないほどの合理的、効率的な判断を示すことができる。
しかし彼女の考えることは、あまりに合理的すぎて冷たい。それゆえにクラスの中では浮いた存在になってしまっている。 - 美里 花菜(みさと かな)
- 未優と同じく中等部3B。未優とは対照的に、明るく社交的な性格。
クラスの委員長であり、持ち前の明るさを生かして見事にクラスをまとめている。
スタイルがよく、料理もできるようで「女子力」は高い。 - 貴宮 瑛美(きのみや えいみ)
- 高等部2年A組。理事長ジュノー・ロックウェルの孫娘。高校生としては圧倒的なプロポーションを誇る。
中等部と高等部の交流を図る「交流委員会」の委員長を務めている。
成績優秀で、彼女自身も常に自信に満ち溢れており、お嬢様口調で大げさに話す。 - 茅名 すみれ(かやな すみれ)
- 高等部1年C組。交流委員会の書記。
のんびりした性格をしている。瑛美と違って成績はあまりよくない。 - 間辺 早弥(まなべ さや)
- 高等部の生徒会長。瑛美のいとこであり、瑛美を敵視している。しかし瑛美には勝てない。
瑛美からは「早弥ちゃん」と呼ばれているが、本人はそれを嫌がっている。 - 古尾 蛍(ふるお ほたる)
- 高等部の生徒会副会長。メガネをかけている。面倒くさがりな性格。
- ジュノー・ロックウェル
- 宝盟学園の理事長。カナダ人。
健太郎を大卒と勘違いし、英会話の講師として採用した。 - 黒岩 燿子(くろいわ ようこ)
- 中等部3年B組の担任の女性。健太郎よりは年上だが、それでも若い方である。
結婚を意識し始めており、何度かお見合いもしているが良縁に恵まれていない。学園唯一の若い男といってもいい健太郎が学園に来てからは彼に対し積極的なアプローチをしかける。
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全3巻。
関連項目
外部リンク
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