「でも、飛行機だけは勘弁な」とは、特攻野郎Aチームに出てくる有名なセリフである。
概要
特攻野郎AチームのOPにおけるフレーズの一つであり、これらは日本語吹き替え版のオリジナルである。
他のキャラクターも印象に残るフレーズであるが、コングの場合はその風貌や専門分野、吹き替えを担当した飯塚昭三氏のべらんめぇ口調の演技と相まって特に視聴者に強い印象を残している。
前説・コングについて
この台詞を話すB・A・バラカス軍曹、通称コングはAチームきっての剛腕の持ち主である。彼はモヒカン頭にジャラジャラの金のネックレスと見た目だけで性格がわかるキャラクターである。頭に血が上りやすく、カッとなると手がつけられない為、彼の名前である「B・A=ボスコ・アルバート」は「態度が悪い」を意味する「Bad Attitude」と言われる事がある。
しかし、その一方で一番子供に懐かれやすく、自身もまた大の子供好きである。何もない平時には施設で子供たちにスポーツを教える場面があるなど、根は非常に優しい男である。
そして意外な側面として「メカの天才」と言うのがある。どうみても脳筋な感じではあるが、例えばちょっとした資材と道具さえあれば、装甲車を作る事が可能である。それ以外にも様々なメカに通じていたりと、場合によってはハイパーコングタイプが起きる。
本題
無双を誇る彼にも唯一苦手な物がある。それは飛行機である。腕力と知力を兼ね備え、度胸もいっぱしではあるが一たび飛行機のキーワードが出ると、まるで駄々っ子のように搭乗を拒否する。例え、作戦中であってもかたくなであり、生きるか死ぬかの場面においても死んだ方がましと言って憚らないほどである。その為、Aチームの面々はコングを飛行機に乗せるのに様々な手段を用いるのもまた番組の見どころである。例として…
などがある。なお、無理やり乗せた場合、目を開けたまま気絶してしまう。また、気絶したり寝たままパラシュートで降下する場面も存在する。時には敵に追われている事を利用して、わざと飛行機をぶっ壊してしまうと言う事をやってしまう事もある。
ともすればコング無双になってしまいかねない番組にメリハリやちょっとした笑いを視聴者に与えてくれる彼の弱点でもある。
補足
- 飛行機を操縦するモンキーことH.M.マードックとはその担当と相まって水と油な関係である。モンキーは天才パイロットであり、数々の勲章を受章した輝かしい戦歴の持ち主であるが、戦争疲弊症の為に奇行が目立ち、短気なコングが怒ってしまう。年中行事の如くぶつかり合っているが、心底から嫌っているわけでもなく、仲間と言う事もありどこかで彼を心配する、ちょっぴりツンデレな所もある。また、モンキーはメンバーの中で唯一、指名手配をされていないのでハンニバルやフェイス、コングがリンチやデッカーに目をつけられるなどして、行動に制限が出る場面においても機動的に活躍し、メンバーのピンチを救った。
- コングの名称は日本独自のものであり、原語版ではB・Aと呼ばれている。また、後述する母親より子供時代はスクーターと言われていた。
- 本題にも書いた通り、基本的に飛行機恐怖症であるが、それを乗り越えようとした場面が存在した。彼の肉親である母親がシカゴに住んでおり、チンピラに怪我をさせられた際には自ら恐怖症を乗り越えようと飛行機に乗った。しかし、興奮していた為に「転ばぬ先の杖」と言う事で離陸前に催眠ガスをかがされて、寝ているうちに到着して事なきを得た。コングの母らしく肝っ玉母ちゃんである。演じるはゴスペル歌手のデラ・リーズであり、吹き替えはジャイアンの母ちゃんでおなじみの青木和代氏である。ジャイアンとジャイアンの母ちゃんに見えた人は先生怒らないから手をあげなさい。
- 演じたMr.Tは俳優であるが、WWEでプロレスラーとしても活躍した経験を持つ。先ごろ、WWEの殿堂入りを果たした。
ニコニコでは…
OP動画においては「でも、飛行機だけは勘弁な」の部分で弾幕が出るのがお約束であるが、コング関係の動画や飛行機恐怖症をにおわせる動画においてはこのフレーズが出てくる事がある。
また、「飛行機」の部分を入れ替えて「でも、○○だけは勘弁な」と苦手な物を挿入する事もある。
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関連項目
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