にじさんじ台北とは、過去にいちから株式会社主導のバーチャルライバーグループ「にじさんじプロジェクト」の海外展開グループであったグループの一つである。
概要
にじさんじ台北・にじさんじ上海の2グループは、2018年7月17日ににじさんじ公式アカウントよりプロジェクトの始動が告知されオーディションを開始、同年8月29日にデビューしたにじさんじprojectの派生グループであった。
台北、上海共に運営はいちから主導ではなく現地企業と提携する形で運営されており、にじさんじプロジェクトとは異なり二次三次(現地ではアルツーサンツーと音読)と漢字を用いた会社、プロジェクト名を名乗っていた。
そのためかいちからによってにじさんじプロジェクトのグループ統一(ゲーマーズ、SEEDsの統合)のアナウンスがなされた際にも彼ら海外展開組は統合から一線を引かれていた。
にじさんじ上海は中国最大のSNS微博(weibo)やbilibili動画を用い中国国内市場をメインに活動しているが、台北グループはTwitter、Facebook、YouTubeでの活動をメインとしており、ライバーに日中のバイリンガル(一部ライバーは英語も含むトライリンガル)も多い事からか日本のバーチャルYouTuber市場を視野に入れた活動を行っている。
2019年3月29日をもって、二次三次はいちから株式会社との共同プロジェクトを終了した事を発表した。
この契約終了に伴い、元にじさんじ台北と元にじさんじ上海のメンバーは統合し、新たにVEgoとして活動を継続する運びとなった。(公式声明文)
メンバー
- 糜粉棠(ミィフェンタン)
台湾の最低賃金で働く社畜サラリーマン。愛称は咪醬(みっちゃん)。
にじさんじ台北の清楚枠を自称しているが、その言葉の直後に好きな漫画を問われた際に魔法少女・オブ・ジ・エンドを挙げる等実に清楚(Vtuber)。メインの配信はゲーム実況。ホラーからバトルロワイアルまで幅広いジャンルに手を広げている。
配信中よく猫の鳴き声がする。あと環境音も入る。(もしかして壁が薄い)
2019年7月12日卒業。
- 霞露凜(シアルリン)
18歳のアイドル。愛称は露凜(ルリン)、牛奶(ミルク)。
グループの中では特に真面目な少女。よく他のメンバーの配信を視聴しており、日本人の視聴者が質問をすればしばしば日本語で説明までしてくれる。
配信はPCゲーム、フリーゲーム実況と雑談配信が多く、マシュマロで募集した台詞を読む枠では何故か大量に珍奇な文章が送られてくる(例:黒棺詠唱、改変ルイズコピペ、英訳桃太郎)。
なおロリコンである。「真のロリコンは自分自身がロリになる」と言う名言を持つ。
2020年2月8日卒業。
- 陳框框(チェンクァンクァン)
落ち着いた癒し系ボイスの男性。愛称は框哥(框兄さん)。
ファンや自分以外のメンバーからにじさんじ台北最後の清楚と呼ばれる事もある真の清楚枠。と言うか他の清楚候補が自爆した感もある。
メインとなる配信スタイルはPCゲーム実況。
常に落ち着いており、ホラーゲームの実況でも取り乱す事はほとんど無い。発売直後のPCゲームを積極的に配信で見せてくれる。また、可愛らしくデフォルメされたイラストも得意。
日本語は特別得意と言うわけでは無いようだが英語力は高く、配信中でも英文コメントや簡単な日本語の挨拶にはリアクションをくれる。
2019年4月30日卒業。
- 小早川奈奈(こばやかわなな)
魔法学校に通う中学1年生。ただし魔法は爆発する。愛称は奈々/奈奈。
ゲームが好きなムードメーカーであり、PCゲームだけでなくコンシューマーゲームの実況も配信している。にじさんじ台北の中では突出してコラボ配信が多く、同期メンバーだけでなく個人で活動する台湾人Vtuberたちとも協力している姿が見られる。あと店長と麻雀してたりする。
框框と同じく自作のイラストが可愛い。
2019年6月15日卒業。
- 黛樂琪(タイラキ/ダイラチー)
小学6年生の女の子。愛称は樂琪(ラキ、ラチー)。
幼い事を気にしているようで、乳溝(日本語で言うと胸の谷間)を持つ女性陣に対して時々嫉妬する事がある。一方でファンアートで大人化した自身の姿を描かれた時は大変喜んでいた。ロリになりたい露凜とは真逆である。
配信メインであるにじさんじ台北の中では珍しく短い動画を数日間連続して投稿することが多い。
日本のソーシャルゲームやアニメコンテンツが好きなようで、特にスマートフォンゲームであるFGOはよく話題に出している。
どちらかと言うと英語が苦手な様子であり、にじさんじ台北の仲間に英文でメッセージを送ろうとした時には英語と日本語と中国語の入り混じるカオスな文章が出来上がり、一部困惑したメンバーも居た。
2019年4月24日卒業。
- 塔綾絲(タリンス)
オッドアイで狸に似た尻尾が生えている人外の女性。愛称は阿塔(アタ)、塔塔(タルタル)、T04(音読みがタリンスー)、塔綾絲老師(タリンス先生)など結構多い。因みにファンの愛称は変態野郎である。
(恐らく研究対象として)研究所に所属しているようで、身近に日本語を話す人物が居るようである。そのためかにじさんじ台北の中では頭一つ抜けて日本語が上手、更に言うと英語も上手。なんなら個人で活動している日本人Vtuberとコラボ配信をしたことも。
月に1度程の頻度で日本人向けに日本語配信をしているので、にじさんじ台北に興味がある方は彼女の配信から入るのがわかりやすいかもしれない。
重度の緑仙オタクである。
2020年3月31日卒業。
- 艾特勒斯(アトルズ)
30歳珈琲店店長の男性。愛称は店長、Ciao店長など。
Twitterで数多くのVtuberに挨拶やリプライを送っており、日本人のVtuberやファンからも認知度がやたらと高い。時にはTwitterのおもしろおじさん扱いをされる。
多忙なためか現在配信は少ない。およそ月一程の配信頻度だが、その上配信時間が午前2時(日本時間では午前3時)だったりと視聴の難易度はやや高め。
しかし同僚とのコラボ配信にはしばしば顔を出しており、奈々と麻雀をしたり濛濛とShadowverseをしたりと全く活動を見られない訳ではない。
同僚の卒業配信に途中参加するために走って帰宅し、Discordの通話に参加したものの走り過ぎてしばらくの間全く喋れない状態になったりと中々お茶目。
2019年4月10日卒業。
- 濛濛(モンモン)
19歳の大学生で天文部の部長社長。愛称は濛濛もしくは社長であり、ファンの愛称は社員。
とても澄んだ綺麗な歌声を持っており、歌唱力も高い。
宇宙や星、占星術などを好んでおり、タロット占いの解説動画も投稿していた。
2019年2月17日、奈々と共に実況をしていたゲーム「we were here too」のコラボ配信の終盤に、にじさんじ台北からの卒業を発表。その後Twitter、Facebook双方で正式に卒業の告知が投稿された。
Facebookに投稿された文章の中には、卒業の理由は海外の大学で学べるチャンスを得た事、それによって今後Vtuberとしての活動は難しくなってしまう事と記されていた。
同年2月23日、濛濛として最後の配信を行う。内容はファンアートやマシュマロを見ながらの振り返りや歌唱、合唱がメインだった。用事があって参加出来ていなかったアトルズと框框も配信中盤から参加し、無事8人全員が揃った状態で卒業配信を終える事ができた。
同年同月25日にYouTubeの動画が全て非公開となり、濛濛のバーチャルYouTuberとしての活動は終了した。
動画
関連項目
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