はつしもふもふとは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する初春型四番艦・初霜(艦これ)を愛でる意味での枕詞である。
記事分化した理由は後述
初春型四番艦、初霜です。皆さん、よろしくお願いします!
はつしもふもふ。黒髪でガン=カタ的なポーズという勇ましさに反して生真面目で礼儀正しい性格であり、身体を触られても、「魚雷管の角度を直してくれてるんですね!」と天然気味な反応を示す初霜は駆逐艦という艦種もあり「恋人的」というより「娘的」可愛がりを表現していると云える。また声が特徴的(変な声とも見た目の割に老成した声とも)云うが、良くも悪くも個性的な姉達とはまた別ベクトルで真面目な彼女らしい声と云える。
「他人を守ること」にかけて大きな自負を持ち、大破した入渠時でも「これでまた、みんなを守れるわ」と嬉しそうに言い、夜戦時の台詞は「私が、守ります!」と思いきや「ホント、詰めが甘いのね!」と強気な一面も持ち合わせる武勲艦の名は伊達ではなく、改二実装当時は控えめだったステータスも年次改良ともいうべき度重なるアップデートで一線級とまで云えないまでも、要所で充分活用できる能力を持ち得ているのは流石は初霜
初霜改二の成長履歴(アップデート)
- 2015年1月23日実装時/火力50・雷撃84・対空79・耐久31・装甲51・幸運53(上限100)
- 2016年4月1日/火力50⇒52 対空79⇒81
- 2016年6月30日/火力52⇒53
- 2017年1月10日/耐久31⇒32 火力53⇒55
- 2017年12月27日/火力55⇒56 雷装84⇒85 装甲51⇒52
- 2018年3月27日/対潜上限(レベルアップ及び海防艦改修による)69⇒72 火力56⇒59 装甲52⇒55
(時報も追加。これにより周りとの関係も明らかに) - 2018年6月/装備補正追加/12.7cm連装砲B型改四 (戦時改修)+高射装置と61cm三連装(酸素)魚雷後期型で火力+1、雷装+3に。相互シナジーによる
以上実装時からだと火力+9(+1)、雷撃+1(+3)、対空+2、耐久+1、装甲+4、対潜+3とトータルで見るとかなりの上昇と云える(改二実装以降修正が無い娘も少なくない現状、決して無視できない)
2020年現在だと事実上の最新型である夕雲型や能力特化とも云える陽炎型(乙丁含む)、マルチロール性が高い朝潮型改二と比べると汎用性こそ低いが、駆逐艦に要求される夜戦での魚雷カットインや後述の限定海域での特効能力など含めると育てて損が無い娘と云える。
限定海域(季節イベント)における初霜の位置
詳しくは「初霜(艦これ)」の項目を閲覧してもらうと解るが、大戦初期から末期(それも終戦直前)まで各地で転戦して来た初霜はそれだけモチーフになった海戦では特効倍率が付くケースが多く、また改二は初期の運が高いので補助増設施設に頼らず魚雷カットインによる最大火力を発揮出来るのも魅力である。
昨今の改二艦は改装時に膨大な資材や改装設計図・戦闘詳報が要求されるケースが多く、そういったアイテムが要求されない初霜改二は着任間もない提督にとっても投資が少ないものの利益が多い娘の一人としてかなりポイントが高い(ライバルとして補正付きが多い時雨改二や補正無しでも強力な夕立改二や綾波改二という強力な娘も少なくないが)
はつしもふもふの仲間たち
リアルで提督から愛でられる初霜であるが、公式及び二次創作でも所謂相手が豊富である
雪風
詳しくは→「ゆきしも」
初霜との相方としては一大勢力であり、初霜改二実装前からの古参が多い。史実における最後の相棒(僚艦)であり、色合い的にも黒の初霜に白の雪風と非常に収まりが良い。幼い雪風の表情の豊富さもあって、お姉さん役としてほのぼのからシリアス、ギャグ迄幅広く対応し、作中で初霜がボケもツッコミ役も双方出来る器用な一面も。
公式作品では4コマコミック『吹雪、がんばります!』で初霜改二のお披露目の際に雪風からユニット結成を希望されており(若葉からルームメイトに時津風が居るからと却下されてるが)
リプレイ作品『艦々日和』では神通を旗艦とした水雷戦隊のメンバーとして選抜、コロンバンガラ島沖海戦のIFに参戦という胸アツな展開が繰り広げられた。
共通項として駆逐艦初霜・雪風共に国内に主錨が安置されており今の日本を見守っている(初霜は東京・山田記念病院。雪風は広島・旧海軍兵学校こと海上自衛隊幹部候補生学校)。
また呉市・長迫公園で第一七駆逐隊として慰霊碑がある(谷風・浦風・浜風・磯風とも合祀)。
第二一駆逐隊(初春・子日・若葉/霞・朝霜)
前者は姉妹艦であり、長らく佐世保鎮守府を母港とした繫がりから。初霜にとって文字通り『家族』と云える(初霜自身も「姉さんたち」と呼ぶ)。時報含めてこちらではずぼらな若葉に苦労していたり、長姉である初春を含めた姉達を世話する初霜の家庭的側面が強い。
後者は寄せ集めながら、北号作戦・坊ノ岬沖海戦を共にした歴戦の艦同士という事から時報で夜戦帰りの朝霜を労ったり、朝霜改二からも「霞、初霜!付いて来な!!」という発言から互いに信頼し合う『戦友』としての立ち位置が強く、後述の第二艦隊組にも含まれるケースが多い。
繫がりとして初霜と霞が出身地が同じ浦賀船渠、霞と朝霜が上記に加えて礼号作戦で行動を共にしている事から初霜と霞が幼馴染、初霜と霞と朝霜でクラスメイト的な間柄というべきか。
公式では一期最後の作戦になった『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』で姉達と行動を共にする事が彼女自身から語られていた。『吹雪、がんばります!』でも朝霜登場回で三人が揃って談笑している。
創作作品での傾向として自信家な朝霜が先走って霞と二人で抑えたり、ガキ大将的存在の朝霜と優等生である霞が衝突して真面目な初霜が仲裁に入る、時には初霜と朝霜双方で呆けて霞を振り回したりする事も(後述の第二艦隊組も巻き込んで苦労性の霞が翻弄されるケースも)揃って三人三様で個性的かつそれぞれパートナーが豊富なため派生する事もある
詳しくは→第二一駆逐隊、第二一駆逐隊(最終)
第二艦隊(1945年4月時)
通称「坊ノ岬組」とも。艦隊旗艦大和、第二水雷戦隊(二水戦)旗艦矢矧を中核とした仲間たちで上述の雪風・霞・朝霜に加えて、磯風・浜風・涼月と冬月(未実装)も含まれる。初霜改二のアシメントリーになった片足ニーソックスも部隊間での識別モチーフになっており、2020年現在大和・矢矧・磯風・霞改二乙・朝霜改二に実装されている。後述に加え初期から放置ボイスで矢矧や浜風を心配する声をあげる等初霜にとっても思い出深い面々。
『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』でモチーフとなった海域が登場し、艦隊編成を上記の艦娘で構成すると空襲が少なくなるIFが実装。
史実においても旗艦大和の通信機器故障により駆逐艦初霜が通信代行を行った事や改二が身に付けている衣装も大和に合わせた赤白のラインが入り、白のラインが入った青い鉢巻は矢矧のネクタイに似ており(公式四コマでも若葉からネタ扱いされている)第二水雷戦隊の識別旗ではないかという提督の考察もあり、沈没した矢矧から初霜に移った古村啓蔵司令官座上の旗艦としての役割も矢矧から引き継いだとも採れる
(史実でも二水戦解隊式は初霜の艦上で行われた)
実際時報でも矢矧から声をかけられており、季節限定では大和の水着姿を眩しく見ていたり等(でも初霜ちゃんは着てくれない…)その為か大和・矢矧の妹分的役割が多い。公式・二次創作作品で初霜の上司(旗艦)を挙げると現在はこの2人+伊勢・日向が該当しており、後述する阿武隈や那智より圧倒的に数が多い
初霜が祝い事(~周年など)あるたびに「輪形陣でお祝いしましょう!」と言うのはこの時の役割から来ている。
公式作品絡みだと『おねがい!鎮守府目安箱』においても大和に対する派遣員として初霜が起用され、依頼主であるジャーヴィスとの板挟みになってしまう初霜の姿が印象的。
北号作戦組(日向・伊勢・大淀/朝霜・霞)
「半数も戻れば上出来」と言われながらも全員無事に帰還した奇跡の作戦に参加した同士。「完部隊」とも。初霜自身からも伊勢・日向に対しての労いや秘書艦中に大淀から心配されている描写がある。時報でも数回挙げており、何といっても公式作品『いつか静かな海で』でおいて彼女たちの活躍が丸々描かれているので(18~19話)必読である。
伊勢と日向はほぼ戦前・戦中全て、霞と朝霜も「礼号作戦」で大淀と行動を共にしたためか、メンバーの中では末っ子扱いされる事が多い。
時雨
史実において姉妹艦を喪った同士で本来は第二一駆逐隊として行動を共にする予定だったが北号作戦を成功させ内地に帰還出来た初霜・霞・朝霜に対して、時雨は本土から遠く離れたシャム湾で斃れてしまい、初霜と隊を組む事は無かった。
2020年現在は初霜・時雨双方から発言が無く、同じく互いに相方が豊富なため話題になりにくいが、
- 共に浦賀船渠生まれ(「うらが組」更に霞も浦賀生まれ)
- 準姉妹艦(元々白露型駆逐艦は改初春型駆逐艦の有明・夕暮をベースに再設計された艦であり、場合によっては初霜と時雨は「実の姉妹艦」になり得た)
- 佐世保鎮守府所属(慰霊碑も佐世保市東山公園にて共に眠る)
- 幸運艦
- 更に両艦に搭乗した原為一大佐(時雨には駆逐隊司令として乗っており、初霜には矢矧艦長だった坊ノ岬沖で矢矧が沈んでしまったための緊急措置であるが)
等と共通項は数多く、その繫がりで創作される提督もいる
ちなみにこの2人のカップリングとして「はつしぐれ」という造語があるが、漢字表記での「初時雨」は晩秋に降るその年最初の時雨として俳句・和歌における立派な冬の季語である
阿武隈・響・朝雲・薄雲・国後
『奇跡の作戦』ことキスカ島撤退作戦での僚艦で阿武隈は旗艦。いずれからも公式からは目立った発言はないが、初霜は一水戦(第一水雷戦隊)所属が最も長く(ほぼ艦時代の全てといっても過言でなく、二水戦だったのは上記の第二艦隊時のみ)同じく長く旗艦を務めた阿武隈にとっても長く接していた存在。
響とは駆逐隊を共にする事は無かったが終戦間際、呉近海での触雷損傷を舞鶴工廠で修復し新潟へ向かう響を第一七駆逐隊兼舞鶴鎮守府の基地航空隊との訓練艦になった初霜が見送っている。
国後は姉である子日への発言「ワレ国後ナリ」があるが、作戦時行動を共にした(輸送艦護衛)初霜に対して発言が無い
那智
上記キスカ島時に加えて、レイテ沖海戦でも初霜の上司(第五艦隊旗艦)であり何より初霜改二実装と同日(2015年1月23日)に改二になったのでかなり近しい存在と云える。那智の性格故か他者への発言が少ない為目立たない。
共通の話題として重巡那智・駆逐艦初霜が佐世保海軍墓地(東山公園)に共に慰霊碑がある
(那智は姉妹4人揃って佐世保に慰霊碑があり、第五艦隊の定型港だった舞鶴にもある)
榛名・妙高
榛名は座礁による損傷でシンガポールにて初霜と霞の護衛を受けている。上述の霞や朝霜と共に初霜も礼号作戦参加予定だったが、直前に雷撃を受け損傷しシンガポールへ入港した妙高の護衛があったため不参加だった(改めて北号作戦で合流している)
有明・夕暮(未実装)
2020年実装された初霜待望の「妹」・・・なのだが、双方から互いの発言が全くなく有明本人も同じ駆逐隊だった妹夕暮と白露・時雨に対する発言が目立つ(絵師/CVも白露型姉妹の担当である玖条イチソ氏/タニベユミ氏)
史実においても大幅な改設計が行われたためか建造書類上でも「有明型駆逐艦」としての表記であり、事実上別の艦とする資料もある(装備の関係で「初春型駆逐艦」として登録)初霜と構成陣が違うのもこういった点が大きいと思われる。
竣工時から横須賀鎮守府所属のため終始佐世保鎮守府附きであった初霜含む第二一駆逐隊とは昭和13年の佐世保異動(第九駆逐隊→第二七駆逐隊へ)まで面識がなく、開戦時から戦没まで南方戦線でありほぼ北方に居た初霜とは縁が薄いため、こういった前歴からも距離を測りかねているのが現状と云えるのかもしれない。
夕暮は未実装かつ史実で有明とほぼ同一行動だが、初霜に関わりがある事象として舞鶴生まれ(初霜の最期の所属が舞鶴)と戦没時に雪風の存在があるのでこちらの件が話題になる可能性もある
今後に期待したい所
ジャーヴィス
上記にも記載した『おねがい!鎮守府目安箱』でクローズアップされた。日英の幸運艦同士。天真爛漫なジャーヴィスに思い切り振り回され、護衛対象である大和にも気を遣うという苦労人の極み。
筆を置くにあたり
このように本来なら「初霜(艦これ)」に追記するべきであるが、ニコニコ大百科での初霜を閲覧した人はご存知の通り、同項目は掲示板が荒らされている状況で初霜の魅力を伝える上で適さないと判断し、彼女のタグとして機能している「はつしもふもふ」を用いることを決意した次第である。何卒ご理解いただきたいと思います。
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