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ひよ子とは、福岡県福岡市にある製菓会社、（「株式会社ひよ子」）及び福岡銘菓『ひよ子』のこと。
株式会社ひよ子
略歴
- 明治30年
- 福岡県飯塚市で、『吉野堂』として創業。
- 大正元年
- 鳥型のあんこ入り焼き菓子『ひよ子』を開発。
- 昭和27年
- 『吉野堂製菓株式会社』として会社が成立。
- 昭和38年
- 吉野堂製菓株式会社の商号を、『株式会社ひよ子』に変更。
- 昭和39年
- 東京進出を図り埼玉県草加市に、ひよ子東京工場を建設。
- 昭和41年
- 『株式会社東京ひよ子』を設立。東京都中央区八重洲に第一号店を開店[お腹一杯な議論参照]
- 昭和62年
- グループ会社が合併し『（株）ひよ子』が設立される。（（株）東京ひよ子は東京支社に）
- 平成７年
- 東日本地区の製造から販売までを『（株）東京ひよ子』（東京支社が再度鞍替え）が担当するようになる。（西日本地区は引き続き本家の（株）ひよ子が担当）
概要
銘菓『ひよ子』の他、『ひよ子サブレー』、『博多スティックまんじゅう』等、様々な商品があり、福岡と東京で、若干商品展開が違っている。
銘菓「ひよ子」
ふんわり柔らかい薄皮に包まれた、滑らかで甘いインゲン豆の濾し白餡がたっぷり詰まったお菓子である。
名前の音が『ひよこ』だから…『鶏の雛』と思わせておいて、実は空想上の生物と言う意外な設定がある。
つぶらな黒い瞳と愛らしい丸いフォルムが愛おしくて、ついつい美味しく頂いてしまう御菓子の代表である。
発案者は二代目店主の石坂茂氏。「大勢の人に愛される、従来の丸い形ではない饅頭を」と考えて悩んでいた時に、自らがヒヨコで埋め立てられる夢を見たのがきっかけ、らしい。ブラックモンブランといい、九州のお菓子は珍妙な成り立ちが多い気がする...
フジテレビの奇跡体験アンビリバボーでは、海外ロケで普通では入れない立ち入り禁止の場所に入れてもらうためしばしばこの「ひよ子」が使われており、外国人からも好評のようであった。
お腹一杯な議論
東京で売っているため東京の銘菓として勘違いされているが、福岡の銘菓』である。
東京に進出した際に東京駅の八重洲に第一号店を出店したことにより東京への旅行客の大半が購入し広まる…これが東京銘菓と勘違いされ今に至る。（本稿執筆者の一人もそうでした。サーセン）
なお、『東京銘菓ひよ子』と宣伝をしたという説もあるが（これとか→wikipedia
）本家は福岡である。
在京人が東京土産として『ひよ子』を福岡出張等で福岡へ持って行くと、福岡県人から微妙な反応を貰ったり、福岡銘菓としての立場を力説されたりする可能性も否定出来ない…。が、福岡県民の大半はそこら辺の微妙な『東京進出&東京土産』の事情は良く心得て居るので、『こまけぇこたぁいいんだよ!!』である。青筋を立てて、「ひよ子は福岡銘菓だから…云々」とか説教を始める福岡県民は滅多にいないし、そんな偏狭な人間を見掛けたら、人間性に難ありと見て少し距離を置いたお付き合いをする良い切っ掛けになる。
実際問題としてひよ子が東京進出したのは半世紀以上前の64年東京オリンピックの時であり、地理的にもかなり離れていることから来歴どころか「東京にひよ子が売られている」という事実を知らない福岡県民もかなり多い。実際、上京してひよ子が東京土産として売られていることを知って、ショックを受ける福岡県民もいる。
元々東京を中心とした首都圏は地方民を受け入れて大きくなった地域であり、東京土産と呼ばれる御菓子の出自も元を辿れば地方の物もあるが(淺草名物上野龜井堂の[1]『瓦煎餅』は神戸の亀井堂[2]由来である)、だからといって怒られないまでもいい顔をされないのは事実であるし、別の地域でたとえるなら「北海道民に白い恋人を東京土産として持っていく」ようなものなので、受け取り手の反応に程度の差はあれあまり気分のいい行為でない事は確かである。
特にビジネスにおいてはこういったすれ違いがトラブルの元になることも少なくないのでより注意が必要である。
豆知識：銘菓と名菓 （大辞林より）
銘菓：特別の名をもつ上等な菓子 VS 名菓：すぐれた菓子・有名な菓子
もっとも、両者に大きな違いは無いと言う見方もありますが…。[3]
九州人へのお勧め東京土産
九州人への東京土産の御菓子は、『東京ばな奈』[4]、亀屋万年堂[5]の『ナボナ』、『雷おこし』…等が無難とも言えるが、船和[6]の『芋ようかん』や甘泉庵[7]の『麩饅頭』等もお勧めである。
『うまい うますぎる』のCMフレーズで知名度の高くMAD動画のある『十万石幔頭』[8]もお勧めしたい。
関連動画
関連静画
関連項目
関連外部リンク
脚注
- *龜井堂 - 創業明治二十三年 上野龜井堂へようこそ
http://www.kamei-do.co.jp/ - *創業明治６年 瓦せんべい・瓦まんじゅうの元祖 亀井堂総本店
http://www.kameido.co.jp/ - *土産菓子 - wikipedia等
- *東京みやげに東京ばな奈 東京ばな奈ワールド
http://www.tokyobanana.jp/ - *亀屋万年堂｜トップページ
http://www.navona.co.jp/ - *株式会社舟和本店 公式ホームページ
http://funawa.jp/ - *甘泉庵入舟
http://www.kansenan.jp/ - *「うまい うますぎる 十万石まんじゅう」十万石ホームページ
http://www.jumangoku.co.jp/index.html
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