ぷよぷよSUNとは、旧コンパイルによって開発された落ちものパズルゲームである。ぷよぷよシリーズの本編3作目に当たる。1996年にアーケードゲームとしてセガから発売され、以後いくつかのプラットフォームに移植された。
タイトルはタイトルロゴの後ろに描かれている、太陽(SUN)と数字の「3」を掛けたものである。
略称は「ぷよサン」、「サン」など。
概要
前作まではアルル・ナジャが主人公であったが、本作の一人用モードから難易度の異なる三つから選べるようになり、
それぞれで主人公が異なる。更に敵キャラにも独自の連鎖ボイスがつくようになり、二連鎖目以降から連鎖カットインも導入された作品である。
対戦時には主人公以外のキャラクターを使い対戦できるようになり、そのため画面レイアウトも変更され、それぞれのプレイフィールド内にはキャラクターの全身画像が大きく表示されている。ウィッチ可愛いよウィッチ
また、タイトルの『SUN』の名にちなんで独自の新システム「太陽ぷよ(たいようぷよ)」も導入されたが、以後の作品には継承されなかった。『ぽけっとぷよぷよ~ん』では引き続き太陽ぷよが登場し、『ぷよぷよBOX』では「ぷよSUNスタイル」を選択することで太陽ぷよを扱える。そしてぷよぷよ!! 20th anniversaryにてぷよぷよSUNルールの復活が確定した。
また、本作から5色ぷよの表情が無表情から明確に描き分けられるようになった(赤は怒り、青は悲しみ、緑は普通、黄色は笑顔、紫はジト目になっている)。
ストーリー
闇の帝王であるところのサタンは、雑誌の「肌を小麦色に焼いてギャルにもてもて」といった言葉が踊る南国ツアーの記事を読み返しつつ、「今まではモテるための営業努力が足りなかった」と悟る。
しかしその時は日焼けの出来るような季節ではなかった。サタンはそこで南国ツアーへ行くよりも、その場にいながら日焼けをすることを選び、周りの迷惑もかえりみず太陽を巨大化させてしまった。
突如昼夜を問わず太陽が照り続けるようになり熱帯となった世界に、アルルは「世界を元に戻そう」と立ち上がる。別の場所では、誰よりも愛する闇夜を奪われたヘンタイシェゾが事の張本人に復讐すべく旅立つ。その一方で、ドラコは突然いい天気になったことに機嫌を良くし、暢気にも日光浴に出かけようとしていた。
主なゲームシステム
この作品の基本的なルールは「ぷよぷよ通」をベースにしている、ここでは新たに追加されたルールや変更点について述べる。
- 日輪相殺(にちりんそうさい)
- おじゃまぷよを相殺すると「太陽ぷよ」と呼ばれる特殊なぷよが両プレイヤーのフィールドに降る。
消す条件はおじゃまぷよと同じであるが、連鎖に巻き込んで消すと通常よりも多めにおじゃまぷよを相手に送ることができる。得点ぷよに特徴が似ているが、大きな連鎖の後半に巻き込むほど威力が上がる。
全消しを行うと、その時の連鎖数に応じた数の太陽ぷよが自分のフィールドに降り、さらにおじゃまぷよの落下順に法則性があり、太陽ぷよの落下位置も規則的になっている。
なおGB版から太陽ぷよが降るタイミングが変更された。この仕様は後の作品に受け継がれている。 - おじゃまぷよの保留
- 「日輪相殺」を行った場合、太陽ぷよが降ってくるため、通常のおじゃまぷよの落下が1ターン保留される。
しかし日輪相殺を行ってからしばらく時間が経過しないと太陽ぷよが降ってこないので、相手の連鎖が完了してから相殺しても、太陽ぷよが間に合わずおじゃまぷよが降ってくる。相手の連鎖中に相殺すれば1ターンは保留できるが、その後で更に相殺できたとしても次に降るのはおじゃまぷよである。
GB版以降は相殺直後に太陽ぷよが降ってくるように変更されたため、「日輪相殺」を連続で続ければそのあいだおじゃまぷよの落下を防ぎ続けることができる。
日輪相殺そのものは一部を除き後の作品に受け継がれなかったが、保留システムは形が若干変更され、ぷよぷよフィーバーに受け継がれた。 - 予告ぷよの変更
- 前作のキノコ、星、王冠に変わり星ぷよ(180個に変更)、月ぷよ(360個)、彗星ぷよ(720個)、土星ぷよ(1440個、SS版での名称はぷよサターン)になった。また、「岩ぷよ」を「隕石ぷよ」と呼ぶようになった。
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漫才デモ集
カーバンクルさんマジパネェっすwwww ※相手は三色、自分は五色です
上記の原曲(2:10辺りから)
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関連項目
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