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概要
愛知県の名古屋駅と三重県の鳥羽駅を関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線・参宮線経由で結んでいる。
近鉄特急と競合する区間をほぼ同じ所要時間で走るが、こちらはキハ75形気動車であり、車内も転換
クロスシートなので、若干地味な存在である。2001年まではキハ58系、キハ65形の110km/h走行対応改造車も使われており、キハ58系はC-DMF14HZエンジンへの換装、変速機も交換され、リクライニングシート化もされる大幅なグレードアップが成されていた。
近鉄特急に比べて名古屋～鳥羽の所要時間は便によって差はあるが、約5分から10分ほど遅い。列車の最高速度は120km/hなのだが、営業区間の大半が単線であり、運転停車を強いられる機会が多いため乗車時間が伸びてしまうのである。
本数も毎時二本以上確立されている近鉄特急に対し、こちらは毎時一本程度である。
それゆえ近鉄特急に対して名伊輸送では劣勢となっており、苦しい戦いが続いている。
しかしながら、指定席を利用してもほんのわずかながらみえの方が安く、さらには快速みえ得ダネ4回数券、土休日限定の青空フリーパスを利用すると近鉄利用よりも大幅に安く乗車することができる。
そのためか、最近は輸送実績が上がっており、正月などの繁忙期にはかなりの混雑を見せる。
また、名古屋～桑名・四日市への都市間輸送列車としての側面も合わせて持っており、こちらはシェアを覆すまでには至らないものの、近鉄急行・特急に対して善戦している。
キハ75形の4両編成で運転される。以前は混雑時以外は2両編成が基本だったが、2011年3月のダイヤ
改正で常時4両編成となった。しかし2014年12月より一部列車が2両編成に戻った。
青春18きっぷも利用可能ではあるが、河原田～津間は伊勢鉄道の路線なので、乗り通す場合は別途運賃が必要となる（車内検札で支払う）。
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