略符 | TrA |
象徴 | the Southern Triangle |
起源 | ペーテル・ケイセル フレデリック・デ・ハウトマン |
概略位置 | 赤経:16 赤緯:-65 |
正中日時 | 7月5日21時 |
広さ | 110平方度(83位) |
3.0等以上の恒星数 | 3 |
最輝星 | アトリア(1.92等) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
じょうぎ座 コンパス座 ふうちょう座 さいだん座 |
概要
日本では、那覇市以南で一部が観測できる。全体を見るならば、もっと南へ行く必要がある。
2等星が1つに3等星が2つと、北天のさんかく座と比べて明るい星が揃っており、その形状はいわゆる鋭角三角形となっている。
また、夜空で三角形を作るものに冬の大三角、春の大三角、夏の大三角があるが、いずれも正式な星座ではない。
みなみのさんかく座は星座としての設定が比較的新しく、ネーデルラントの航海士ペーテル・ケイセルと、同じく探検家のフレデリック・デ・ハウトマンによる観測に基づいて作られた。
主な天体
恒星
データ
名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
α | アトリア | 1.92 | -3.472 | 390.42 | K2II-III | 橙色巨星 | ||
β | みなみのさんかく座β星 | 2.83 | 2.38 | 40 | F2III | 黄色巨星 | ||
γ | みなみのさんかく座γ星 | 2.87 | -0.87 | 183 | A1V | |||
δ | みなみのさんかく座δ星 | 3.86 | -2.54 | 621 | G5II | 黄色超巨星 | ||
ε | みなみのさんかく座ε星 | 4.11 | 0.00 | 216 | K0III |
歴史
1595年、ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンは東インド諸島への航海に参加し、マダガスカル島などで天体観測を行った。ネーデルラントの天文学者ペトルス・プランシウスはこの観測結果に基づき、みなみのさんかく座を含む12の星座を発表した。
一般には、1603年にヨハン・バイエルが発刊した星図「ウラノメトリア」で広く知られるようになった。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
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