よるのないくに2 ~新月の花嫁~とは、コーエーテクモゲームスのガスト長野開発部(以下ガスト)より2016年12月22日→2017年2月→2017年8月31日にPS4・PS VITA・Nintendo Switchの三機種での発売予定のゲームソフトである。
価格は、それぞれ税抜きでPS4及びSwitch版は通常版(パッケージ・ダウンロード共通)7300円、プレミアムボックス10300円、スペシャルコレクションボックス6300円。
PS VITA版は通常版(パッケージ・ダウンロード共通)6300円、プレミアムボックス9300円、スペシャルコレクションボックス15300円。
ただしダウンロード版は発売後二週間、10%OFFでの販売となる。
概要
ダークな世界観が持ち味の「よるのないくに」に、待望の続編が登場。
前作に引き続きプロデューサーに菊池啓介氏、イラストレーターに四々九氏を迎えている。
一方で新スタッフも集結。シナリオを「零」・「影牢」シリーズの柴田誠氏、シナリオ監修を「攻殻機動隊」やBLOOD+の監督や監修で知られるProduction I.Gの藤崎淳一氏が担当することが判明している。
また、アクション担当として「戦国無双」に携わっていた片岡宏氏を迎えている。
前作で不評だったVITA版のグラフィックについては、設計段階から考慮しているとのこと。
サウンド担当は不明だが、今作も前作と同じくオフィシャルサウンドトラックの別個販売はなく、限定版特典となっているので、前作も好評だったサウンド目当ての人は注意。
「フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜」「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」と共にガスト美少女祭り対象ソフトに指定されている。
詳細は関連リンクから。
プロローグ
人ならざる者は人を救えるか?
かつてあった夜の君と聖女の戦いは世界に大きな影響を残していった。
それは光差す時間は“人”が活動し、闇に染まる時間は“邪妖”と呼ばれる魔物が跋扈する、決して眠ることのない世界。教皇庁の騎士であるアルーシェは、かつての幼なじみ、巫女リリアーナの護衛を任せられる。
襲い来る邪妖と闘い、教皇庁にたどり着く2人だが、そこで知らされたのはリリアーナが“月の女王”に捧げられる生け贄、“刻の花嫁”に選ばれたということだった。驚きと悲しみ、苦悩の中、“月の女王”の居城へとリリアーナを連れていくアルーシェ。
しかし、突如あらわれた強力な妖魔に襲われ、健闘むなしくアルーシェは命を落としてしまう。
目を覚ますと、アルーシェは教皇庁によって人工的な半妖として蘇生されていた。教皇庁の研究者によると、発見された時にはすでにリリアーナの姿はなく、おそらく廃都にいるのではないかという。
奪われたリリアーナを取り戻すべく、蘇ったアルーシェは廃都を目指す。
その体に望まぬ妖魔の力を宿して。
登場人物
- アルーシェ・アナトリア CV:千本木彩花
今作の主人公の少女。
まっすぐな性格で、言葉より行動で物事を示す。
教皇庁の手によって半妖となり、リリアーナを救うために戦う。
従魔:ネーロ(しゃ、しゃべったああああああああ)
- リリアーナ・セルフィン CV:茅野愛衣
月の女王の生贄、「刻の花嫁」に選ばれた少女。
優しい性格で誰にでも分け隔てなく接するが、芯の強さも持ち合わせている。
対象の時間を遅らせる能力を持っており、過去にその能力でアルーシェを助けたことも。
従魔:フィーユ
- ルーエンハイド・アリアロド CV:小松未可子
アルーシェとリリアーナの幼なじみで、教皇庁の対抗組織「ルルド教団」の聖騎士。
熱い性格で、高慢に見えることもあるが、根は素直。
感情を力に変える、「気剣オーズ」を手に取り戦う。
従魔:シャルフ
- カミラ・有角 CV:山村響
人口半妖を研究している博士で、アルーシェをよみがえらせた張本人。
常に冷静で淡白な彼女は、よみがえったアルーシェに拠点となるホテルを提供したりと便宜を図るが、その真意は不明。
バトルでは銃を手に取り戦う。ショートバレルとロングバレルを切り替えることにより様々な場面に対応できる。
- ミュベール・フォーリン・ルー CV:古木のぞみ
ある事件をきっかけに妖魔へと堕ちた元聖騎士。
かつては初めて人口半妖化に成功した聖騎士として戦っており、アルーシェにとっても姉のような存在だった。
当時部下だったアルーシェの前に現れ、自分と同じように妖魔となって力と快楽に溺れないかと誘ってくる。
バトルでは禍々しい剣を振るって敵を殲滅する。
- アーナス CV:M・A・O
ご存知前作の主人公。
「夜の君」として多くの妖魔を統べ、邪妖と戦っていた少女。伝説の半妖とも呼ばれている。
今作では右目が赤、左目が青のオッドアイに変化しており、右腕も禍々しく変貌している。
どのような経緯でアルーシェの前に現れるか等、詳細は不明。
- クリストフォロス CV:黒沢ともよ
前作にも登場した純血の妖魔。
仮面で顔の半分を隠しており、二重人格であるかのように振る舞う。
何かを探しているようだが、その目的は不明。
突如としてアルーシェの前に現れ、警戒するアルーシェも気にせず話しかける。
- ヴェルーシュカ CV:富田美憂
ルーエンハイドと同じくルルド教団に属する半妖の少女。
幼い頃に半妖の実験台にされた過去があり、その経験により感情が欠落している。
盲信しているルルド教団による命で、アルーシェの命を狙っている。
バトルでは2本のダガーを使う連続攻撃が特徴。
- エレノア・エルネスト CV:田中あいみ
著名なショコラティエ。
究極のチョコレートの材料を求め、商売をしながら放浪している。
チョコレートの事になると暴走しがちなのが玉に瑕。
バトルでは巨大なミキサーハンマーを振り回す。
- マルヴァジーア CV:嶋村侑
姿を消した夜の君に代わり台頭している妖魔の長・月の女王。
教皇庁がリリアーナを刻の花嫁として差し出す事で封印しようとしている。
かつては穏やかな妖魔だったが、現在は世界を"永遠のよる"で包もうとしている。
ゲームシステム
パーティ
前作では主人公+従魔×4というパーティ構成だったが、今作では主人公であるアルーシェ+パートナーとして選んだ『リリィ』+従魔×2といったパーティ構成となる
このリリィとして選べるのはリリアーナはもちろんのことながら、ルーエンハイドも選ぶことが可能。
それだけでなく、カミラやミュベールなど他にも多くのキャラクターがリリィとなる。
菊池Pによれば、それぞれのリリィにドラマ性があるとのこと。
戦闘
特定の条件を満たした場合に発動できるリリィとの連携攻撃「ダブルチェイス」が存在する。条件や発動される技はリリィごとに異なり、例えばルーエンハイドならアルーシェと共に回転攻撃を繰り出し周囲の敵を蹴散らし、カミラとなら二人で銃を乱射して敵を殲滅する。
他のリリィについては不明。
また、戦闘中に敵を攻撃したり、ダブルチェイスを行ったりすることで「テンションゲージ」が溜まり、「リリィバースト」が可能になる。
ド派手な演出と共に敵に大ダメージを与えることができる。カミラとは銃と剣での華麗な連携攻撃、リリアーナとなら聖言を詠唱するリリアーナをアルーシェが守り、その後聖言が発動し敵を一掃する。
それ以外にも各リリィには自動発動する特殊スキルがある。
リリアーナの特殊スキル「天上への請願」は、アルーシェが戦闘不能になった場合に一度だけ復活できる強力なもの。他のリリィは不明。
レベルアップ
敵を倒すことで得られる「Blood」を使用することでアルーシェのHPやMPなどの基本性能をアップさせる事ができる。
また、「Ability Point」を使用することでツリー構造になっている各能力を解放することができる。
リリィとの親密度が一定以上になると専用のクエストが発生し、それをクリアすることでリリィのレベルアップやアビリティの習得ができる。
従魔
今作の従魔には「アタッカータイプ」や「トリッカータイプ」の2つに分けられ、それぞれでアルーシェをサポートする方法が異なる。
ストライカータイプは自身を武器に変化させることができ、それに対応してアルーシェのアクションも変わる。
例えばハチと妖精をかけ合わせたような見た目のピッツという従魔の場合は槍に変化することができる。
トリッカータイプは特殊なアクションが可能で、アルーシェに壊せない障害物を排除して先に進めるようにするなど、戦闘外でも活躍できる。
例えばアルーシェの従魔であるネーロは、“ファイアブレス”で茨の壁を破壊できる。
前作の従魔は『依代』を手に入れる事により仲間にすることができたが、今作では邪妖の中にも意識を保っているものがおり、フィールドで彼らを従魔として仲間に加える事ができるようだ。
また、一定のパラメータを超えると可能で、姿も変わる「進化」や、レベルを1に戻すことで成長限界を伸ばすことができる「転生」の存在も確認されている。
関連項目
外部リンク
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