りそなグループ(Resona Group)は、日本の金融機関連合のひとつ。
概要
りそなの名の由来は、ラテン語のresona(日本語訳：共鳴する)から。
東京都江東区木場一丁目5番65号 深川ギャザリアW2棟に本部を構えている。
主なメンバー
りそな銀行
野村財閥系で関西において強固な地盤を有する他、「自主独往」精神の元合併を行わない、信託を併営し国会内の店舗を有する、90年代に大損失を出す不祥事によりアメリカを追放されるまでは海外業務にも極めて強かった…など極めて独自性の高かった都市銀行・大和銀行の流れを汲む。
大和銀行が提唱した地方銀行再編プラン「スーパーリージョナルバンク」構想に共鳴したあさひ銀行・近畿大阪銀行・奈良銀行などの中心行として、2003年にあさひ銀行を吸収した上で埼玉県内店舗を埼玉りそな銀行に分割した。
この当時は将来的に近畿大阪銀行を「大阪りそな銀行」、奈良銀行を「奈良りそな銀行」とする予定であったが、直後に監査で問題を起こした結果公的資金を注入され、一時国有化される事態となる（りそなショック）。このため経営再建が先決となり2005年に奈良銀行を吸収合併した。
日本の四大都市銀行(MUFG・SMBC・みずほ・りそな)の中で唯一、信託銀行業を分社化せず自社で兼務しているのがりそなである（一時期は分社化していたが2009年に再統合）。
埼玉りそな銀行
元地銀で、名の通り埼玉県内で強い地盤を誇った埼玉銀行の流れを汲む。
1992年に地銀下位行だった協和銀行と合併し協和埼玉銀行→あさひ銀行となったが、相変わらず全国的な存在感を見い出せないまま全国的な金融再編に飲まれることとなり、大和銀行のスーパーリージョナルバンク構想に乗ることとなった。こうして2003年大和銀行が旧あさひ銀行を吸収した際、スーパーリージョナルバンク構想の第1弾として埼玉県エリアだけは別途子会社を設けた。
関西みらいフィナンシャルグループ
2017年に関西アーバン銀行・近畿大阪銀行・みなと銀行の3銀行が統合して誕生し、2019年4月に関西アーバン銀行・近畿大阪銀行が関西みらい銀行に名称を変える形で合併。詳しくは当該記事を参照されたし。
ATM
りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行のATMは共通化されており、ATM利用手数料は3社共通扱いとなっている。後にみなと銀行も加わっている。
マスコットキャラクター
グループが10周年の節目を迎えたのを機に、2013年7月にコミュニケーションキャラクターとして「りそにゃ」が登場した。白い猫の外見に2足歩行をし、上半身に緑のジャケットと緑のネクタイを身に付けている外見が特徴。
発足当初から各グループの営業拠点の地域にPRでイベント出張を行っており、2017年11月のゆるキャラグランプリでは、企業・その他部門でりそにゃが初めて1位に輝いた。
関連動画
関連項目
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