アイリスとは、国鉄からJR北海道にかけて運行されていた列車名である。
概要
アイリスは函館駅と長万部駅を結んでいた快速列車である、ただし2000年に下り列車が普通列車に格下げされてからは朝の長万部駅発のみの運行という変わった運行形態をとっていた。その後2016年のダイヤ改正にて上り列車も普通列車に格下げされ、アイリスの列車名は廃止された。
元々この列車は長万部駅の二駅函館駅側の国縫駅から接続していた瀬棚線を経由する列車であったが、1987年に瀬棚線が廃止され残部の函館本線区間(函館~長万部間)のみの運行になると瀬棚線が列車名の由来であった快速せたなという名称では不都合が生じる事から快速アイリスに改称されたという訳である。
余談だがこの快速せたな、1984年までは函館本線区間では急行運転をしており、1968年までは瀬棚線内でも急行運転をしていた。また普通列車としてだが長万部駅以北の熱郛駅始発だった事もある。
運行形態
停車駅
※上り列車のみ設定されている。( )は経由区間であり、途中駅には停車しない。
長万部駅 → 中ノ沢駅 → 国縫駅 → 黒岩駅 → 山崎駅 → 八雲駅 → 落部駅 → 森駅 → (駒ヶ岳廻り) → 大沼公園駅 → (渡島大野駅経由) → 七飯駅 → 大中山駅 → 桔梗駅 → 五稜郭駅 → 函館駅
列車名の由来
年表
- 1987年3月 瀬棚線廃止に伴い函館→長万部→国縫→瀬棚間及び瀬棚・長万部→国縫→函館間の快速せたなの瀬棚線区間が廃止され函館~長万部間の快速アイリスに改称。
- 2000年3月 下りの快速アイリスを普通列車823Dに格下げ。
- 2016年3月 上りの快速アイリスも普通列車820Dに格下げされ、実質的に廃止。
関連動画
関連項目
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