Niente è vero, tutto è permesso.
真実は無く、許されぬことなど無い
アサシンクリードⅡとは、Ubisoft Montrealが開発、Ubisoftから2009年11月17日に発売された潜入アクションゲームである。物語は前作アサシンクリードのエンディング直後から始まる。
概要
今作ではルネサンス期イタリアと舞台を移し物語が展開され、フィレンツェ、ベネツィアなどの街を縦横無尽に駆け回ることができる。また前作同様、歴史的な建築物や人物が数多く登場する。
前作同様プラットフォームはPS3版、XBOX360版、PC版である。
2010年8月5日「アサシンクリードⅡスペシャルエディション」が発売。通常版との違いは、
2012年7月19日「アサシンクリードⅠ+Ⅱウェルカムパック」が発売。上記の内容を含め、前作もプレイできる廉価版である。
あらすじ(現代編)
ルーシー・スティルマンの助力によってアブスターゴ社から脱出したデズモンド・マイルズ。既に多くのエデンの果実を手に入れたアブスターゴ社とルーシー達の戦力差は歴然で、アブスターゴ社が最後のエデンの果実を手に入れるのも時間の問題であった。
ルーシーは、アニムスで見たアルタイルを通じて「鷹の眼」の能力に目覚めたデズモンドを更に洗練されたアサシンにするべく、アジトに設置している新型アニムスの流入現象を利用し、彼にアサシンの技能を会得させようとしていた。
あらすじ(記憶編)
15世紀イタリア。第三回十字軍の時代(アルタイルの時代)から300年・・・世界はルネサンスと呼ばれる大きな転換期を迎えようとしていた。
アルタイル・イブン・ラ・アハドの子孫であり、デズモンド・マイルズの先祖でもある青年、エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ。彼は裕福な貴族の家柄に生まれ育ったが、裏切りによって家族を殺され、家督も奪われてしまう。やがて自分に流れるアサシンの血統を教えられたエツィオは、レオナルド・ダ・ヴィンチらの協力の下、復讐を誓う。
登場人物
アウディトーレ家
エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ (Ezio Auditore da Firenze) 日本語版CV:関智一
本作の主人公。1459年生まれ。15世紀のイタリアを生きたアサシン。アルタイルの子孫で、デズモンドの先祖でもある。アウディトーレ家の次男。一家は貴族であり、父はメディチ家と関係の深い有数の銀行家であったため、エツィオ自身も悪友を引き連れて喧嘩や女遊びに明け暮れ、何不自由なく暮らしていた。
しかしメディチ家に対する陰謀と、実はアサシンの末裔であった父を巡っての突然の裏切りによって父、兄、弟は冤罪の国家反逆者として捕えられ、エツィオの目の前で絞首刑にされてしまう。復讐を決意したエツィオは、父の隠し部屋にあった白衣を身にまとい、アサシンとして生きる道を選ぶ。
作中の女好きの描写、Ezioの発音がエッチオに聞こえてしまうことがあることなどから、ニコニコ動画内ではH男と呼ばれることもしばしば。
エツィオの父親で、アウディトーレ家の当主。表の顔はメディチ銀行の管理を取り仕切る銀行家の貴族だが、実際は、メディチ家当主ロレンツォ・デ・メディチの下でアサシンとして暗躍していた。アサシンと敵対するテンプル騎士団の罠にはまり処刑されてしまう。
本作付属の映像作品、ASSASSIN'S CREED: Lineageでは彼を主人公とした本作の前日談が描かれている。ニコニコ動画内では、「パパシン」と呼ばれることが多い。
エツィオの兄。銀行員として働いていたが、遊び好きでほとんど仕事をしなかったため解雇された。父と同じく、テンプル騎士団の罠にはまり処刑されてしまう。
エツィオの弟。生まれつき病弱で、ベッドの上で一日を過ごすことが多い。父と長兄フェデリコと同じくテンプル騎士団の罠にはまり処刑されてしまう。投獄される直前までエツィオに鳥の羽を集めさせ、なにやら企画していた。
エツィオの妹。おてんば娘で気に入らない相手には鉄拳を喰らわすなどの勝気で男勝りな面もあるが、父と兄弟の処刑による家庭崩壊後は、嫌々ながらもモンテリジョーニでマリオの手伝いとして、モンテリジョーニの税金収入や帳簿の記録などを担当する。
ジョヴァンニの妻で、エツィオ達の母。才色兼備の婦人で、ダ・ヴィンチ等、才能溢れる者への援助をするなどしていたが、ジョヴァンニ達を失ったショックで心を閉ざし、一切の言葉を失ってしまう。
ジョヴァンニの兄で、エツィオの伯父。モンテリジョーニの領主を務め、トスカーナを守る傭兵部隊の隊長でもある。
ジョヴァンニと同じくアサシンの末裔であり、ジョヴァンニ達が処刑された後、フィレンツェから逃れてきたエツィオたちをかくまう。実戦経験が少ないエツィオに戦闘訓練を行うと共に、アウディトーレ家がアサシンの血統である事や、テンプル騎士団との関係や因縁等を明かす。エツィオの家族が処刑される以前からパッツィ家配下の襲撃を受けていた。
エツィオの協力者達
ルネサンスを代表する芸術家・発明家であり、マリアが援助する芸術家の一人。エツィオの装備を修理した事を機に親友となり、以来様々な技術開発によってエツィオを助けてくれる。
ポイズンブレードやピストル、ダブルアサシンブレードなどはアルタイルが残した写本を解読した彼の研究成果であり、
グライダーは彼自身の発明として製作されたものである。
好奇心、探究心が強く、エツィオが集めた「アルタイルの写本の断片」を持っていくと嬉しそうにしたり、
またアサシンブレードを修理した際に薬指を落とさなければいけないと冗談を言う(改良されているため本来は必要ない)など、少々茶目っ気のある人物としても描かれている。
メディチ家の当主であり、フィレンツェの実質的な支配者。メディチ銀行の経営者でもある。
政治活動も行なっており、芸術家達の支援もしている。気前の良い性格からフィレンツェ市民にも絶大な人気を誇る。
幼い頃、ジョヴァンニに命を救われて以来アウディトーレ家とは親しくしており、パッツィ家の陰謀から命を救われたエツィオとも親しくなり協力するようになる。
フィレンツェの影に潜む伝説の盗賊。いわゆる民間伝承より生まれた義賊。
レオナルドのヒントと父ジョヴァンニと親交の深かった盗賊の手引きでエツィオと出会い、フィレンツェの利権とテンプル騎士団の繋がりを教えるとともに、アサシンとしての使命に目覚めつつあったエツィオにアドバイスを与えた。
ヴェネツィア盗賊ギルドのリーダー。貴族たち上流社会に強い反感を持ち、
平民達の自由を勝ち取るべく日々活動を続けている。
その他
貴族、盗賊。ボルジアの依頼を受けエデンの果実の奪還とカテリーナ・スフォルツァの命を狙う。
貴族、盗賊。ルドヴィコの弟。ボルジアの依頼を受けエデンの果実の奪還とカテリーナ・スフォルツァの命を狙う。エツィオに暗殺されるが事切れる寸前に抵抗し、深手を負わせる。
現代
現代の主人公。アルタイル、エツィオの血を引くアサシン一族の末裔であり、幼少期は自身もアサシンとして育てられてきた過去を持つ。アサシンとしての生活から逃げ出しバーテンダーとして生活していたが、テンプル騎士団の末裔が組織するアブスターゴ社によって拉致され、アニムスの被験体17号として遺伝子に刻まれたアルタイルの記憶を追体験。それにより人々の心を操る能力を持つという秘宝・エデンの果実の在処を敵であるアブスターゴ社に知られてしまう。
本来の予定であればもっと早くにエデンの果実の記憶を吸い出され処分されているはずであったが、アニムスの不調に見せかけたルーシーの妨害工作でアブスターゴ(テンプル騎士団)の通信衛星偽装打ち上げ準備の限界まで生き長らえ、「鷹の目」の習得を得るに至る。
アブスターゴ社の研究員であり、ヴィディックの助手。遺伝子に刻まれた記憶を追体験する装置・アニムスの開発者。
デズモンドにはそれとないヒントをいくつも残すなどの協力をしている。
自らもまたアサシンの一員であることをデズモンドに告白し、アブスターゴからの逃亡を画策する。
現代でデズモンドをサポートするエンジニア。デズモンドのアニムス上での行動を監視し、時代背景や登場人物の相関関係などについての情報をデズモンドに提供する。
元は一般人であり、アブスターゴ社の背景を知らないながらも、その不祥事をネット上で追及していたためにアブスターゴ社に目をつけられてしまう。 見かねたレベッカに助けられたものの、彼にはもはやアサシン一派として生きる道しか残されていなかった。 皮肉屋でトゲのある言動をするため印象はあまり良くないが、仕事の腕に手抜かりは無い。
現代でデズモンドをサポートするエンジニア。アニムス2.0の管理を担当している。
巨大企業アブスターゴ社を相手に「自分の方がもっと上手くアニムスを扱える」と豪語する。
限られた設備でアニムス2.0を問題なく稼動させる腕前を見る限り、その言葉に誇張は無いのかもしれない。
関連動画
関連項目
- ユービーアイソフト
- アサシンクリード (前作)
- アサシンクリードブラザーフッド (次作)
- アサシンクリードリベレーション (次々作)
- アサシンクリードIII (次々々作)
- ASSASSIN'S CREED: Lineage
- エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ
外部リンク
- 3
- 0pt