アサシン(Fate/strange fake)とは、小説「Fate/strange Fake」の登場人物である。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
偽りの聖杯戦争においてアサシンのサーヴァントとして召喚される。
マスターはジェスター・カルトゥーレ。
黒いローブを身に纏った若い女。アサシンの特徴として知られる白い髑髏の仮面は着けていない。
その正体は『山の翁』を長とした暗殺者集団の一員。生前は集団の中でも『狂信者』と蔑まれるほどの異常な信仰心を持っており、歴代の『山の翁』が修めた18の奇跡を全て修得していたが、
・模倣と努力の才能は持っていたが新たな奇跡を作り出す才能を持ち合わせていなかった事
・一生をかけて一つ修得する業をたった数年で全て修得してしまった事
・彼女の持つ「戦士」としての面により集団を変質させてしまうと危惧された事
などの理由により、19代目のハサンには彼女でなく、『百貌』と呼ばれた暗殺者が選ばれている。
サーヴァントとして召喚された存在であるが、歴代の『山の翁』を惑わせた聖杯戦争そのものを憎んでおり、召喚直後には自身のマスターであるジェスターを殺害している。
狂信者と呼ばれるだけあり、敵である存在にはとことん好戦的であるが、聖杯戦争を見物に来ていた魔術師には忠告で済まし、神を信じていない者には慈愛の感情を向けるなど様々な面を見せる。
また、死徒と呼ばれる存在にかつての同胞を殺戮されたため、聖杯同様に強い憎しみを持っている。
劇中での活躍
ジェスター殺害後は自身の魔力が切れるまで異教徒である魔術師を狙って活動を始める。
スノーフィールドを徘徊中にセイバーの召喚を行っていた魔術師カーシュラを発見し殺害、直後に現界したセイバーと戦闘を行った。セイバーをスピードで翻弄するも「×××××勝利の剣(エクスカリバー)」の前に撤退する。
セイバーが警察に逮捕された際は、セイバーを狙って魔術師の拠点となっている警察署への襲撃を強行、キャスターのマスターであるオーランドと彼の部下『二十八人の怪物(クラン・カラティン)』達との戦闘へと突入した。宝具で武装した警官たちに多彩な宝具を用いて戦うも、死亡したはずのジェスターが戦闘に乱入。死んだと思っていたジェスターが死徒であり、切れたと思っていた魔力の供給により自身が死徒の魔力に穢されている事を知る。再びジェスターの殺害を試みるも令呪によって強制転移されてしまう。
令呪による転移後は自身の行動を恥じながらも、ジェスターを完全に滅ぼすために行動する。
ステータス
筋力:C | 耐久:B | 敏捷:A | 魔力:C | 幸運:D | 宝具:B+ |
保有スキル
狂信:A | 特定の何かを周囲の理解を超える程に信仰する事で、通常ではありえぬ精神力を身につける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術などにも強い耐性を得る。 |
宝具
幻想血統(ザバーニーヤ)
ランク:E~A / 種別:対人・対軍宝具 / レンジ:- / 最大補足:-
肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業を再現する能力。
実際は過酷な肉体改造なども行われていたが、英霊化にあたり肉体を自在に変質させる形となった。
オリジナルの御業と比べて威力が上か下かはケースバイケースとなる。使う宝具を切り替える際に僅かな隙が存在する。
・妄想心音(ザバーニーヤ)
『呪腕』と呼ばれていたハサンが使用していた業。
異形の腕で相手に触れることにより心臓を手の中に模造し、握りつぶすことで本物の心臓ごと破壊する。
本来は右腕に魔人の手を移植することで使用されていたが、アサシンが使用する場合は背中から第三の腕を生やして攻撃を行う。作中ではこの御業により二人のマスターを殺害している。
・妄想毒身(ザバーニーヤ)
『静謐』と呼ばれていたハサンが使用していた業。
ありとあらゆる体液、爪や皮膚、吐息すらも含めた自身の全てを猛毒となした業。毒を風に乗せて万軍を全て屠ったとされる恐るべき業だが、同胞や無辜の民に被害が広がることをアサシンが危惧しているため、自身の血を濃縮させて一時的に真似事を行う程度に劣化している。
・空想電脳(ザバーニーヤ)
第三次聖杯戦争に召喚された小人のようなハサンが使用していた業。
手で触れた相手の頭部を爆薬に変えて爆破する。作中ではジェスターの弟子やオーランドの使役した魔獣の頭部を爆破する際に使用された。
・夢想随液(ザバーニーヤ)
可聴領域を超えた歌声で相手を操る業。
本家の業を上回る力を持っており、大人数が相手ならば脳を揺らし魔術回路を暴走させるのみであるが、一人に集中させた場合は並のサーヴァントに膝をつかせ、人間ならば脳を支配して操ることが可能。
・狂想閃影(ザバーニーヤ)
自らの髪の毛を自在に伸縮させて操る業。
本来の業は数理先から気づかれることなく相手の首を飛ばすことが出来たらしいが、数十メートル程に伸ばして武器として扱う程度に留まっている。
・断想体温(ザバーニーヤ)
己の皮膚を『魔鏡の水晶』の如く硬質化させる業。
宝具による銃弾を受けても直接的なダメージを受けないほどの防御力を持つ。
・瞑想神経(ザバーニーヤ)
魔力や水、電気、風などのエネルギーの流れを感知し、周囲の地形構造を自身の一部として知覚する業。
他の業とは異なり、使用したとされるハサンは把握されておらず、存在そのものが疑われている。
・非想巡霊(ザバーニーヤ)
霧を纏いその霧を媒介に様々な種類の幽精(ジンニーヤー)を召喚し戦わせる。使い手であるハサンへの敬意から、彼らに命令することを良しとせず自由意志に任せている。
・異想追憶(ザバーニーヤ)
『煙酔』と呼ばれていたハサンが使用していた業。
煙を使って敵のみならず、世界を酔わせ蕩けさせ敵の攻撃を透過させる。彼女は数秒が限界だが、オリジナルの業は一週間持つ。
作中ではこれら九つの業を使用した。
関連動画
アサシン(Fate/strange fake)に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連静画
関連項目
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