『アシタカ記』とは、アニメ映画『もののけ姫』の曲である。作曲は久石譲。
概要
米良美一の主題歌「もののけ姫」についで有名な映画のメインテーマ。サウンドトラックには約1分30秒の「アシタカ記」、約5分の「アシタカ記 (エンディング)」の2種類が収録されている。JASRAC信託楽曲(作品コード042-7559-4)。
記
記とは
草に埋もれながら 耳から耳へと語り継がれた物語のこと
正史には残らない 辺境の地に生きた ひとりの若者のことを
人々は いつまでも忘れずに語り継いできた
アシタカと呼ばれた その若者が
いかに雄々しく 勇敢だったかを……
残酷な運命に翻弄されながらも
いかに深く 人々や森を愛したかを……
そのひとみが いかに澄んでいたかを
山に生きる 忍耐強い人々は つらい暮らしの中で
くり返し くり返し 子供等に語り継いだのだった
アシタカのようにおなり
アシタカのように生きよ と……
「記」(セッキ)は「草に埋もれながら人の耳から耳へと語り継がれていく物語」を意味する監督の宮崎駿による造語であり、会意文字と思われる「」(草冠(旧字体)に耳が2つ)は同氏による創作漢字である。
日本には存在しない漢字であるため、通常は「アシタカせっ記」または「アシタカセッ記」と表記される。「アシタカ聶記」は誤記または「」の代わりに「聶」(耳が3つ)を使用した代用表記である。ただし、「聶」の音読みは「ジョウ」であり、「セツ」ではない。
なお、「」は日本にはないが、台湾では存在し、文字集合規格CNS11643の15面に収録されている。UnicodeではU+26ED9 (CJK統合漢字拡張B)。そのため、Unicode CJK統合漢字拡張Bに対応している環境ならば「アシタカ𦻙記」が正常に表示されるはず(標準的な日本語Windows環境であればVista以降か)。
ちなみにこの「アシタカ記」は宮崎駿監督が「もののけ姫」の正式タイトルにしようとしたが、鈴木敏夫プロデューサーが「もののけ姫」で押し通したというエピソードがある。詳しくはWikipedia参照(→)。
また、この曲自体はインストであり歌詞はないが、徳間書店から発売された設定集『ジ・アート・オブ もののけ姫』には同名の詩が宮崎駿によって書かれている。
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