アタランテ(Fate/Apocrypha)単語

• 概要
• ステータス
• Fate/Apocrypha小説版
• Fate/EXTRA
• Fate/Grand Order
• 関連動画
• 関連静画
• 関連コミュニティ
• 関連項目
• 掲示板

この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます 。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。

アタランテとは、小説『Fate/Apocrypha』に登場するサーヴァントである。

CV：早見沙織

イラスト：唖采弦二 / 設定制作：茗荷屋甚六

なお、記事ではこれ以降アタランテと表記する。サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

ギリシャ神話の狩人。
自然の楽園アルカディアで生まれ、古風な言葉遣いをする。
生後すぐ山中へ捨てられたが、女神・アルテミスの聖獣・雌熊に乳を与えられ生き延びた。
自分本位で死生観が野生動物レベルの彼女にとって、生きる糧は奪って手に入れるのが当然。
だが、恵まれない子どもには、できる限り援助する。これは自分が受けた恩義を子どもたちに返したいから。
彼女が聖杯に望むものは、"すべての子どもたちは愛されて育つ世界"である。

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ギリシャ神話の名高い女性狩人。誰だ弓兵なのに「当たらんて」とか言っている輩は。
獣耳（ライオン耳）と尻尾を持つ半獣人のような容姿をしており、翠緑を基調とした衣装を身に纏っている。
髪を無造作に伸ばしたその姿は、野性味が溢れながらもどこか気品が感じられる。

狩人だけあり、アーチャーのクラスに該当するサーヴァント。
女神アルテミスから贈られた天穿の弓は、自身の身の丈以上の大きさである。

伝説

アルカディアの王女として生まれながらも山へ捨てられたアタランテだが、アルテミスの加護で生き延びる。
この恩から、彼女はアルテミスの熱烈な信者となる。
そして優れた狩人へと成長したアタランテは、アルゴナウタイに同行。またカリュドンの猪狩りでは、一番手柄を立てた。
こうして故郷に帰った彼女を待っていたのは、世継ぎのない父王からの婿取りの命である。
しかし女神に純潔を誓った彼女は「私と駆け競べをして勝った者にしか嫁がない。敗者は殺す」と宣言。
幾人もの挑戦者を破ったが、最終的には、競走中に彼女が憧れた黄金のリンゴを投げて取りに行かせる策略に負け、純潔に別れを告げたのだった。

ステータス

• 真名：アタランテ
• クラス：アーチャー
• 出典：ギリシャ神話
• 地域：欧州
• 属性：中立・悪　　副属性：地
• 性別：女性
• 身長 体重：166cm・57kg
• スリーサイズ：B78/W59/H75
• 武装：天穿の弓(タウロポロス)
• パラメータ

筋力：D

耐久：E

敏捷：A

魔力：B

幸運：C

宝具：C

保有スキル

対魔力:D	一工程（シングルアクション）による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の効果。
単独行動:A	マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
アルカディア越え:B	敵を含む、フィールド上のあらゆる障害を飛び越えて移動できる。 「遥かなる吾が故郷アルカディア、峻険なる山嶺連なりし彼の地の岩から岩へと、飛び渡り遊びし吾なりき」
追い込みの美学:C	敵に先手を取らせ、その行動を確認してから自分が先回りして行動できる。 駆け競べでも彼女は必ず相手を先に走らせた。 「先にゆけ。しかるのち吾、疾風（はやて）となりて汝を抜き去るべし」
黄金のリンゴ:？	黄金のリンゴを見せつけて、敵を近くへと引き寄せる。 「見よ、これが運命の果実也。ひとたび投げられれば栄華を極めしトロイアをも焼き尽くすこの賜物。望まば近くに寄って見よ」

生きている人間のうち、もっとも足が早かったと謳われているアタランテだけに、敏捷ランクは優秀。
保有スキルの「アルカディア越え」や「追い込みの美学」が合わさることで、高い移動性能を誇るサーヴァント。

小説版で判明したスキルは上の4つであり、「黄金のリンゴ」については記載されていない。

宝具

≪小説版に登場する宝具≫

訴状の矢文（ポイボス・カタストロフェ）

ランク：B / 種別：対軍宝具 / レンジ：2～50 / 最大補足：100人
守護神アルテミスから授かった"天穿の弓"で加護を求める矢文を送ると、次ターンに矢の雨が降り注ぎ、全体攻撃を行う。矢文はアルテミス、アポロンのどちらかにランダムで届く。
アルテミスに届いた場合は、その場の女性すべてが標的となり、アポロンに届いた場合は男性が狙われる。
この宝具は多産の女性・ニオベが「子どもたちの数が少ない」とアポロンとアルテミスの母・レトを馬鹿にしたため、ふたりがニオベの子らをひとり残らず射殺したエピソードにちなむ。
小説版では設定が多少変更されており、二本の矢を空へと放つことで広範囲を攻撃する宝具となっている。
使用することで光の矢が超広域にまで降り注ぎ敵を攻撃する。また攻撃範囲をある程度集中させることも可能。

神罰の野猪（アグリオス・メタモローゼ）

ランク：B+ / 種別：対人（自身）宝具 / レンジ：0 / 最大捕捉：1人
アルテミスの神罰により遣わされた野猪は山のような巨体と凶暴性を兼ね備え、都市国家カリュドンの実りを貪り尽くそうとした。
この宝具によって得られる力は、そのギリシャ全土の勇士を召集してなお、犠牲者なしでは止められなかったカリュドンの猪そのものである 。
身に纏うことで魔人と化す宝具。幸運以外の全パラメーターが上昇し、Aランクの狂化に相当する力とAランクの変化スキルを獲得する。タウロポロスは封印され場合によってはマスターを識別できなくなるほど理性は消失する。
企画時での設定は"諍いの戦利品"をすっぽりと身に纏い、カリュドンの猪の力を我が物とした状態。
攻撃力、防御力、移動力が上昇し、敵に与えたダメージと同じだけ、自分の生命力を回復することができる。

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≪設定段階の宝具≫

諍いの戦利品

カリュドンの猪狩りの戦利品として得た、猪の毛皮（頭部つき）。
魔力を解放すると、直線状に長距離を高速走行できる。
移動中、走行ルートのキャラクターは混乱し、同士討ちを始める。
この猪はカリュドン国の王がアルテミスへの収穫祭の供物を忘れた際に、怒った女神が地上に放ったもの。
アタランテを愛するカリュドンの英雄・メレアグロスがトドメを刺したが、手柄を譲るという彼の意思をアタランテが辞退したため、その功績のゆくえを巡る不和を国にもたらした。

北斗の七矢

天上の"大熊座の七つ星"から降り注ぐ流星の矢。7連続攻撃が可能。
最初の1撃のみ任意で標的を指定し、以降はその標的に攻撃が集中する。
基本的に標的は変更できないが、攻撃途中で標的が死亡した場合、残りの攻撃回数はランダムでその場にいる別の標的に振り分けられる。
大熊座はアルテミスに仕えるニンフのうち、純潔の誓いを破ったカリストが神罰で姿を変えられ、後に星座に上げられたもの。つくづくアルテミスは熊との関わりが深い女神である。

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アーチャークラスに相応しく、数々の宝具を所持している。

大きく分けて、カリュドンの猪狩りを由縁とする宝具と、矢による攻撃が元にある宝具に分かれる。

Fate/Apocrypha小説版

"赤のサーヴァント"の一騎として登場。
クラスはアーチャー。マスターは現段階では不明。

古風な口調をしており、他者を「汝」と、自分達を「我、吾々」と呼ぶ。
その出生から野生的思考を持ち、必要がないのであれば途中で戦闘放棄することにも抵抗がない。
野生の獣に近しいゆえに同陣営のライダーの口説き文句にも動じないが、仲間意識はそれなりに高いようで、ライダーの実力を信頼している節を見せるほかに、暴走する味方のバーサーカーの説得を試みる場面がある。

得物は狩猟の女神から授かった天穿の弓「タウロポロス」。
祈りをこめて弓を引き絞ることで、本来の筋力値以上の威力を叩き出す逸品である。
また技量面も相応に高く、闇夜の森林の中において、遠方からの精密な長距離射撃を可能とする。
さらに、一度に複数の矢をそれぞれ急所を狙いつつ放つこともできる。

Fate/EXTRA

赤セイバーとの会話で、アタランテが月の聖杯戦争にも参加していることが判明している。
ゲーム中では姿が見えず名前だけの登場であったが、漫画版第2巻での会話シーンにアタランテの絵が描かれている。デザインはApocryphaのものがそのまま使用されている。

一種のファンサービスかと思われたが、続く3巻にてまさかの再登場。 
聖杯戦争四回戦において、それまでに度重なるルール違反を犯したマスター・ランルーとそのサーヴァント・ランサーを討伐するため、運営役の言峰が用意した特殊ゲーム『狩猟（ハンティング）』に参加した組の一体として描かれている。

Fate/Grand Order

第一章フランス百年戦争編では敵としてバーサークアーチャーとして登場。
本意でない殺戮を止めてくれた主人公たちに小さく礼をして消滅したという少し端役っぽい立ち位置だった。

第三章では特異点の崩壊を阻止する味方側のサーヴァントとして登場。
その俊敏を活かして狂化されたヘラクレスからの退却戦、そこからの船上戦に共に挑むこととなる。
そしてオリオン(fate)にくっついてきたアルテミスご本人を目の当たりにし、英霊の座にすら刻まれるショックを受けることとなった。

カルデアに召喚が叶うと、厳しくも人当たりの良いところを見せてくれる。
絆が深まるにつれ、生前の誓いを守っていることを明かし、マスターに足が遅いと言い出し、自分に勝ってほしいと呟き、絆礼装では黄金のリンゴを取り上げ、「必要ないだろう」というなど全幅の信頼を寄せてくれる。
なお、彼女は前述の通り、神話時代のあの一騎当千の槍兵すら轢き殺す猪の姿をしたナニカの突進を先回りして仕留める100メートル5秒フラットどころじゃない瞬足なのでいくらレオニダスブートキャンプで鍛えられたマスターとて彼女に徒競走で勝つのは人の身では不可能であろう。

ゲーム内性能

アタランテ（オルタ）

2018年4月4日に第2部第1章実装と共に実装された星４バーサーカー。通称バサランテ。

実装当日から2週間、同時に実装されたアナスタシア（Fate）とアヴィケブロン（Fate/Apocrypha）と一緒に召喚でのピックアップもされた。

クラスがバーサーカーに変更されたアタランテオルタであるが、オルタ化の原因がこれまでのオルタ化したサーヴァントと異なり、自分がもともと持っていた宝具「カリュドーンの毛皮」による変身であったため、ユーザーからは困惑の声が上がった。

また、バーサーサークラスでありながら「狂化」スキルを持たないというのもアタランテ固有の特徴。代わりに「獣化」のスキルを持っている。毛皮を脱ぐとアーチャーに戻る模様。

• クラス：バーサーカー
• 属性：混沌・悪　　副属性：地
• パラメータ

  筋力：C++

  耐久：C++

  敏捷：A+

  魔力：B

  幸運：E

  宝具：B+

• スキル

  自己進化:EX

  自己改造の改良スキル。目的遂行の如何なる障害も乗り越えられるように、自身を秒単位で進化し続ける。ただし目的に特化するあまり応用性が自己改造より低い。

  野獣の論理:B

  獣に変化したための戦闘思考。搦め手は使えないが、迅速に相手を殺害するための思考速度が高速化する。自己進化スキルと連携させることで敵を倒す速度がさらに増す。

  獣化:B

  カリュドーンの毛皮による魔獣化。狂化Aランク相当のステータスアップをもたらす。理性は薄まるが論理的思考は可能。子供に危害を加えるマスターは容赦なく切るだろう。

• 宝具

  闇天触射（タウロポロス・スキア・セルモクラスィア）
  ランク：A / 種別：対人宝具 / レンジ：1～99 / 最大補足：1人

  タウロポロスを自身に取り込み、全魔力を注いだ一撃を放つ。矢、というよりは弾道ミサイル。喰らった相手は粘着質の「闇」に取り込まれ、強制的に同化させられる。これに抵抗するためには、極めて強力な対魔力スキルが必要。

ゲーム内性能

関連動画

関連静画

オルタ

関連コミュニティ

関連項目

• TYPE-MOON関連の一覧
• サーヴァント(聖杯戦争)
• Fate/Apocrypha
• Fate/EXTRA
• Fate/Grand Order
• アキレウス（聖杯大戦で背を任せ戦った仲）
• アルテミス/アポロン（奉る二大神、傷は浅いぞ がっかりしろ）
• イアソン（アルゴナウタイのリーダー）
  • メディア、ヘラクレス、アスクレピオス
• セイバー(Fate/EXTRA)←ギリシャ神話の英雄たる彼女を「麗しのアタランテ」と絶賛。

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