アトリエシリーズとは、株式会社ガストから発売されている、RPGのシリーズである。
シリーズ概要
シリーズ通して間違われやすいが、「錬金術師」ではなく「錬金術士」。
おそらく「鋼の錬金術師」が著名すぎるためと、MS-IMEで変換すると師のほうしか出ないためと思われる。
このシリーズは主に『育成シミュレーション』『経営シミュレーション』『RPG』の三要素から成っており、
特に第一作である『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』は株式会社ガストの出世作でもある。
シリーズは舞台等から大まかに分けて
の5つ(+DSの単一独立ストーリー)に分類されるが、『ザールブルグ編』と『グラムナート編』は同一の世界を舞台にしているため、キャラクター的な繋がりが存在する。
また、『イリスのアトリエ』以降の作品も、はっきりと明言されているわけではないが、
共通の参考書や、創立者が以前のシリーズの○○かもと、関連性を匂わせる要素を含んでいる。
例:『ヴィオラートのアトリエ』の主人公のヴィオラートは『エリーのアトリエ』の主人公のライバル『アイゼル』の弟子
シリーズ一覧
(A1~A14)は株式会社ガスト正式のナンバリングタイトル。
ザールブルグ編
- マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~ (A1)
- エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~ (A2)
- リリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士3~
(A3)
アイテムのレシピが記されている「参考書」を元に決められた期間内に効率よくアイテムを生産するのが主体。
このシリーズのみ「妖精さん」をアシスタントとして使うことが出来、彼らの使い方を如何に模索するかも重要である。
現在、マリー編とエリー編がPS Storeにてゲームアーカイブスとして600円でDL販売されている。
番外編・移植
- ヘルミーナとクルス ~リリーのアトリエ もう一つの物語~
- マリー&エリー ~ふたりのアトリエ~ (ワンダースワンカラー) (外注)
- マリー、エリー&アニスのアトリエ ~そよ風からの伝言~ (ゲームボーイアドバンス) (外注)
- マリーのアトリエGB
- エリーのアトリエGB
- アトリエ マリー+エリー ~ザールブルグの錬金術士1・2~(PS2移植)
グラムナート編
- ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士~
(A4) - ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2~ (A5)
- ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士 囚われの守人~
(PSP要素追加移植) - ヴィオラートのアトリエ ~グラムナートの錬金術士2 群青の思い出~
(PSP要素追加移植)
アイテムに『従属効果』という概念が追加され、
さらにレシピも、カテゴリに沿ったアイテムなら、ある程度アバウトに変更できる調合システムを採用している。
その他、アイテム個別の「品質」と「効果」、劣化システムが実装され、
複雑にはなったものの、より高度な調合が可能になった。
なお、これらの要素は「マリーのアトリエ」の企画段階から考えられていたものの、容量の都合上実装できなかった。
PSP版ではキャラ、ダンジョンなどが追加されており、さらに長い間遊べるようになっている。
イリスのアトリエ
- イリスのアトリエ エターナルマナ
(A6) - イリスのアトリエ エターナルマナ2
(A7) - イリスのアトリエ グランファンタズム
(A8) - イリスのアトリエ エターナルマナ2 After Episode
アルレビス学園(マナケミア)編
- マナケミア ~学園の錬金術士たち~
(A9) - マナケミア2 ~おちた学園と錬金術士たち~
(A10) - マナケミア ~学園の錬金術士たち~ PORTABLE+
(PSP移植) - マナケミア2 ~おちた学園と錬金術士たち~ PORTABLE+
(PSP追加移植)
キャラクターデザインは芳住和之氏。
これまでのシリーズが店舗を経営したりしながら独学で錬金術や戦闘スキルを習得していたのと異なり、
主人公はアルレビス学園の生徒として、他の生徒達とグループを組んで学校の課題やアルバイトに挑む、
という舞台設定となっている。なお、ストーリーは従来のRPGのようなものとなっているのでとっつきやすい。
システム面では基本的に OPイベント→課題→単位習得→自由時間→ストーリーイベント のように細かく区切られた一定の期間のうちにイベントを各種こなすという独特のタイムスケジュールになっており、必須単位習得を短期間に済ませれば自由時間が増え、逆に単位を落とせば補習を受けるために自由時間が縮小されるという側面があり、それがキモとなっている。
調合は大幅に簡略化されており、材料劣化、調合による時間消費が無い。
採取に関しては、釣りなどの独特なものもあり、フィールド構成に関しては後のアーランド編へと受け継がれている。
また、戦闘システムの評判が非常に良く、アーランド編においてもこのシステムが徐々に復活していくことになる。
なお、このシリーズの舞台『アルレビス学園』の創設者はマリーないしエリーと思われるゲーム内の記述が存在する。
アーランド編
- ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~ (A11)
- トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~ (A12)
- メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~ (A13)
原点回帰とでもいうべき、調合・経営を主軸としたもの。
マップ背景、操作キャラも二頭身ドット絵からデフォルメ3Dキャラに変更されており、
シリーズ以前作とは一風変わったゲーム構成、プレイ感覚となった。
その他、各システムがフィールドはアルレビス学園編、調合はグラムナート編というように、
過去シリーズ作の要素をごちゃまぜにし、再構成した上でさらに発展させたものとなっている。
この3作の最大の特徴として、毎作ごとに大きく変わる固有要素の存在がある。
| 作 | 固有要素 | 詳細 |
| ロロナのアトリエ | 王国依頼 | アトリエ存続のため、仕事をしようとしない師匠に代わって 王国から出される課題をこなしていく。こなせなかった場合、即ゲームオーバー。 |
| トトリのアトリエ | 冒険者免許 | 行方不明となった母を捜すため、冒険者継続に必要な 冒険者免許の点を集めていきながら、アーランドを縦横無尽に駆け回る。 |
| メルルのアトリエ | 王国開拓 | 辺境の小国「アールズ王国」を錬金術の力で開拓していく。 開拓の具合に応じて採取できるアイテムの品質が大きく変わる。 |
なお、ロロナのアトリエ、トトリのアトリエでは各キャラのエンディング条件達成の難易度が高めであり、
特にトトリのアトリエでは、初見プレイでノーマルエンド、またはバッドエンドになる可能性が非常に高くなっている。
さらに、ロロナのアトリエ、トトリのアトリエ共にとあるENDの条件が全キャラのED条件達成+γを条件とするため、
全エンディングを見るのは非常に難しくなっている。
メルルのアトリエでは各キャラ個別エンディングではなく、国の未来を描写したものとなっており、
ゲーム中で達成した大きな出来事に関連して、どのエンディングになるかが決まる。
調合システム
基本は変わらないが、ロロナのアトリエとトトリ・メルルのアトリエで細かい点が大きく違う。
細部に関してはとにかく多く、書ききれないので各公式サイトを見比べて違いを確認するとよい。
基本としてはグラムナート編の調合システムとなっており、品質劣化の要素を初心者向けに簡易化して搭載している。
戦闘システム
特徴として、マナケミアから受け継がれる「アシストシステム」がある。
主人公は他のキャラと比べると打たれ弱いため、他のパーティメンバーに防御してもらったり、追撃をしてもらったりすることができる。このアシスト防御はほぼどんな攻撃にも有効なため、たとえ全体攻撃が来ても、アシスト防御(ガード)を仲間にしてもらうことで、主人公だけは攻撃を受けずに済む。
特に即死級のダメージを与えてくるボスが多いメルルのアトリエでは、アシストガード→メルル以外全滅→メルルが蘇生効果の付いたエリキシル剤で全体蘇生+回復をして立て直す作戦が非常に有効である。
基本的には主人公が調合した様々なアイテムを駆使しながら、他のパーティメンバーに攻撃をしてもらうことになる。
ロロナのアトリエではHPしか無い単純なものであった(トトリのアトリエにてMP・LPが復活)が、
作が進むたびにマナケミアの要素が復活していき、戦略性が大きく増していった。
トトリのアトリエでは従来通りの1ターン基本1回行動の戦闘システムを採用している。なおトトリとロロナの二人がアイテムを使えるため、 アイテム中心の戦闘も可能としている。
トトリはアイテムを複製するスキルを持つため、消費アイテム(エリキシル剤や時空の卵など)の使用においてはチート級の強さを誇っている。
メルルのアトリエでは戦闘システムがマナケミアと同じタイムカード制になり、より戦略性が高まっている。行動によってその後の行動までの待ち時間が変化する。特に、アイテムを使用した場合の待ち時間はとても短い。
また、アイテム使用の新要素としてメルルだけが使える「パワーアイテム」「ポテンシャライズ」が存在する。
『メルルがアイテム使用→各キャラのアシストアタック×2→パワーアイテム(アイテムの強化)→各キャラの連携技×2→ポテンシャライズ(アイテムが更に強化)』という流れで進む。強化されたアイテムはとても強いのだが、アシストゲージを消費するためタイミングには注意したい。
また、過去2作の錬金術士が2人とも存在するため、アイテムを使用することの出来るキャラは3人いる。
各キャラで差別化が図られており、メルルは前述の攻撃アイテムを強化することが出来、トトリはアイテムを複製することができる。ロロナは使ったアイテムの効果が低くなるものの、素早くアイテムを使用することが出来る。
新編(正式名称不明)
- アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~ (A14)
キャラクターデザインはEXIT TUNESのVOCALOID系CDのジャケットを多く手がける左
氏。
ディレクターの岡村氏曰く「完全一新」。舞台からシステムまで再びゼロからになるという。
地名がタイトルに付かないのはマナケミア2以来。現在詳細は不明。続報を待とう。
NintendoDS
- リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~ (DSA1)
- アニーのアトリエ ~セラ島の錬金術士~
(DSA2) - リーナのアトリエ ~シュトラールの錬金術士~
(DSA3)
DSより発売されている番外アトリエシリーズ。キャラクターデザインは3作ともアスラクラインで有名な和狸ナオ氏。
ガスト自体が少人数の弱小企業と言うこともあってトラブルの対応は余り早いほうではないが、これらDS番外アトリエシリーズは、原則として外注作品であるため、トラブル等の対応はさらに遅め。
1作目がクソゲーだったせいで比較的良作の2作目以降もあまり評価されていない面がある。
パメラ・イービス
代々声優は利田優子氏が担当していたが、2004年の利田優子氏の声優業引退に従い、
マナケミア以降の作品では谷井あすか氏が担当している。
ユーディーのアトリエ(A4)で初登場した幽霊の少女。
最初は次作に出す予定も以後毎回出す予定はもちろん無かったのだが、
多くのユーザーからの「パメラ出してよ」との声に次作のヴィオラートのアトリエ(A5)で答えた結果、
それ以後のシリーズにほぼ毎回いるのがお約束になってしまい、
現在でもエターナルマナ2・マナケミア2を除き、パメラが何かしらの形で出現している。
また、アトリエシリーズ以外にも他社とのクロスオーバー作品である『トリニティ・ユニバース』にもヴィオと登場している。
幽霊とは思えない、とても明るくポジティブな性格。
パーティーキャラとして使用できるユーディー、ヴィオラート、マナケミアでは、
物理攻撃によるダメージを一切受けないというチート級な強さを誇った。
しかし、マナケミアでは「物理無効」というスキルを入手しないとこの効果は得られない。
メルルではDLC(500円)にて編入が可能となる。HPやLPは低めで従来と違いダメージはしっかり受けるのだが、ダメージ軽減・自動復活のスキルの存在により、従来の「ダメージに強い」特性はしっかり残っている。
なお、前述の通りエターナルマナ2ではパメラ自体は登場していないが、
登場キャラの一人トレーネがパメラに似た容姿・性格となっている。
公式アカウントでTwitterにも生息している様子・・・
http://twitter.com/pamera_tw
コミカライズ
アトリエシリーズのコミカライズは過去に幾度か行われている。以下に記したものの他、各種アンソロジーが存在する。
- エリーのアトリエ 南からの留学生
漫画:山形伊佐衛門(エリーのアトリエ キャラクターデザイン担当) - マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士
漫画:越智善彦 - ヴィオラートのアトリエ きてれつ村おこし
漫画:越智善彦 - ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~

漫画:佐藤夕子 ファミ通.comコミッククリア連載版 - ロロナのアトリエ わたしのたからもの
漫画:草野ほうき コミックブレイド連載版
ニコニコ動画におけるアトリエシリーズ
初期はマルチエンディングが魅力なシリーズと言うこともあって、OP・ED等の動画がそれなりに人気を集めていたが、
ニコニコ動画内でのアトリエシリーズの動画は比較的過疎気味であった。
最近はあさくら氏を皮切りに実況プレイ動画が普及していたり、ユーザー生放送でのプレイ配信がされていたり、
東方MADとして『魔理沙のアトリエ』、iM@S架空戦記の『雪歩のアトリエ』が人気を一部集めている。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA


ページ番号: 1816337
リビジョン番号: 1489145
読み:アトリエシリーズ
初版作成日: 09/03/07 17:21 ◆ 最終更新日: 12/04/02 21:40
編集内容についての説明/コメント: 微修正
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