アドベント閣下とは、MUGENに登場するプレート氏作の「アドベントチルノ」とハロヴェリ氏作の「天海春香」のタッグ名として用いられた名称である。
概要
初出は、しめさば(魔物使い)氏の投稿したMUGEN大会動画「クラス対抗!学級崩壊バトル」。
ランダムセレクトによる偶然のタッグとしての出場である。つまりアドベント閣下は、意図して組まれたタッグではない。
タッグの名称は、上記のおまけ大会「学級崩壊タッグトーナメント」で、正式タッグとして出場する際にしめさば氏自身が命名したものである。
初戦闘で5タテを達成したことで、タッグAIを疑われる程の強さと連携が話題になり、その後も優秀な戦果を上げた。
これらのことは製作者のお二方も認知されているようで、最新の更新ではタッグにすると登場シーンが連動している。
また、強さだけでなく黒に赤と青というカラーリングの一致や等身の一致というビジュアル面の評価も高い。
さらに、東方Projectとアイドルマスターといういわゆるニコニコ御三家のタッグであることも人気に繋がっている。
偶然組まれたタッグにも関わらず数々の大会で優勝。そうでなくても必ずと言っていい程上位に入るという快挙を成し遂げている。
ちなみに、天海春香のカラーを2Pカラー(如月千早カラー)にすると、両者のカラーリングが青で統一されるので好みで使い分けて見てもいいかもしれない。
戦闘スタイル
戦闘スタイルはとにかくガン攻めで、両者の強みである攻撃範囲の広さと火力を生かした形となっている。
元々高い火力に加え、連携もこなすためワンコンボで相手の体力を10割(20割)近く減らすというのも珍しくない。
特に、アドベントチルノのコンボの途切れ目に天海春香がダウン追い討ちで強制起床を発生させて、再度コンボを繰り返す様はこのタッグならではである。
技の種類が豊富で、崩し手段も多彩である。
飛び道具無敵の突進技やアーマーを持つため、タッグで脅威とされる飛び道具による弾幕にも強い。
逆に、多段技やアーマー殺し技もあるため対アーマー持ちにも問題なく戦っていける等死角も少ない。
味方殺しタッグとしても知られ、春香のライブに跳ね回り、春閣下の「そこに跪いて!」の命令を拒むアドベントチルノの勇ましい姿は印象深い。
ただし、これらの味方殺し技はアドベントチルノの高い耐久力のおかげで、時には相手タッグにとってのかなり強力な攻撃手段となることもある。
特に「ステージフォーユー!」は、ダメージ面だけでなく「ボルテージゲージ」と「リミットブレイクゲージ」を増加させる手段としても非常に有効である。(味方にあたらないに越したことはないのだが……。)
タッグ誕生当初は、ランクが1つ上とされるアドベントチルノのワンマンタッグと揶揄されることも少なくなかったが、天海春香が1人で2人を相手に逆転勝利する場面が多く、立ち回り、連携面でのフォローの的確さも評価され、徐々に揶揄される傾向はなくなっていった。
一応このタッグの弱点としては、両者ともに対空技と切り替えし手段が乏しいという点がある。
そのため、天海春香に密着から投げられないように気を付けて、飛び込み等からの横押しを続ければアドベント閣下を封殺できることもある。とはいうもののワンチャンスで状況をひっくり返してしまうためなかなか安定はしない。
さらに、アドベント閣下と対峙する場合には、各種コンボと超必殺技のぶっぱなしに耐えるための耐久力が必須で、食らい抜けを持っているキャラクターがいるのが理想である。
注意事項
アドベント閣下は、MUGEN内の、ローカルなネタである。
そのため、MUGENに関係ない動画には持ち込まず、異なる作品間でのカップリング、又はそれに準ずるような行為に対し苦手意識をもたれる人にも配慮してマナーを守って動画を視聴、コメントを残すよう心がけて下さい。
関連動画
初結成大会
正式出場大会(一部再アップ版)
アドベント閣下を中心としたMUGENストーリー(NovelsM@ster)
製作者のお二方も公認のタッグとなったようである(7:06~)
その他
アドベント閣下は、上記の初出大会が人気であるためにある程度の知名度を確立していると言えるが、大会出場数は決して多くはない。
これは、MUGEN大会は昔から男女タッグが主流であることや、強さ的にも他出場者とのバランス調整が難しい等の点が挙げられる。
それでも、見栄えのするタッグであり、キャラコンフィグでの調整用のスイッチは豊富なので、まだまだ今後の出番と活躍が期待されるタッグである。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
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