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アムロレイ
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アムロ・レイとは、アニメ機動戦士ガンダム』の宇宙世紀(UC:Universal Century)シリーズの『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Ζガンダム』、『逆襲のシャア』の登場人物である。

古谷徹 / 代永翼ガンダムさん)

概要

『機動戦士ガンダム』最終回「脱出」のアムロ
にはまだ帰れる場所がある・・・
こんなにうれしいことはい・・・

宇宙世紀シリーズを代表するキャラクター

地球連邦の技術仕官テム・レイ息子メカいじりをしながらサイド7で暮らしていたところ、偶然ガンダムに乗り合わせ、そのまま成り行きで地球連邦軍の兵士となる。後に戦いの中でニュータイプ覚醒していき、伝説エースパイロットとなる。しかし、そのニュータイプを恐れた連邦軍上層部によって軟禁され、復活には7年を要することになった。復活後は以前と変わらない操縦スキルを発揮し、かつてのエースの名に恥じない活躍をした。

内向的な主人公の走りとも言える人。スーパーロボット大戦等のゲーム作品では逆襲のシャアにおける「リーダーシップに優れる大人アムロ」が描かれる事が多いが、親父にもぶたれたことないのに!とごねたり、脱走したり、ガンダムMk-IIに乗れなくて嫉妬したり、割と弱い人間臭い部分も描かれている。

一年戦争

上述したとおり、サイド7での遭遇戦が初陣ガンダムに乗り、マニュアルを読んだだけでザクⅡ2機を撃破する。

その後、シャア・アズナブル少佐と交戦、当初は機体の性に助けられていたが、徐々に操縦術・戦闘術を獲得し、辛うじて渡り合い、ガンダム母艦ホワイトベースと共に地球に辿り着く。

ガルマ・ザビ率いるジオン地上方面軍を撃退した後ランバ・ラル隊、黒い三連星などのジオン軍の精鋭部隊を次々に破り、パイロットしての腕を急に上げていった。

ジャブロー基地から宇宙に上がった後はニュータイプとして覚醒、急に伸びつつあった戦闘スキルが手がつけられないほど発達し、「連邦の白い悪魔」とジオン軍の将兵から評される様になる。[1]

ソロモン攻略戦に参加したのち、ソロモンの亡霊と呼ばれていたララァ・スン操るエルメスと交戦、ニュータイプ同士理解し合うがシャアの横が入り、これがきっかけでララァを殺してしまうことになってしまった。これが二人に残る因縁となる。

ア・バオア・クー攻略戦で、シャア操るジオングと相討ちになったものの事に生還。一年戦争時の最終スコアモビルスーツ142機、艦9隻。

グリプス戦役

1年戦争後にニュータイプの潜在を危険視した軍上層部において、閑職に回されるなど事実上の軟禁状態におかれた。そのため戦う気力くし、戦いに対する恐怖心さえ芽生えていた。
しかし、かつての幼なじみであるフラウ・コバヤシおよびカツ・コバヤシの叱励によって勇気を取り戻し、連邦軍の監視下から脱走、エゥーゴ支援組織であるカラバに合流することになる。

7年のブランクがあったもののさすがの技量を誇り、カラバではエゥーゴモビルスーツであるリック・ディアスを譲り受けてティターンズアッシマー[2]サイコガンダムと交戦、これを撃退している。

たかつてのライバルであるクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルと再会、そして自身の再来と言われたカミーユ・ビダンと共闘している。

第一次/第二次ネオ・ジオン紛争

グリプス戦役終結後、第一次ネオ・ジオン紛争が勃発。地球に降り立ったアーガマ隊と入れ替わる形で宇宙に上がり、消息不明になったシャア・アズナブルを探し出すため数年間にわたってコロニーに対する隠密調を実施した。しかし立った成果は得られなかった。

そのためTVアニメ版『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場しなかったが小説版(遠藤明範:著)ではカラバに残留しており、前作『機動戦士Ζガンダム』に引き続きモビルスーツ隊を揮した。

この時の乗機はリック・ディアスの強化であるシュツルム・ディアスを使用しディジェリストラされましたネオ・ジオンが占拠するダカール奪還の作戦に参加したり、宇宙に戻るジュドー達を妨するために出撃したプルツーサイコガンダムMk-Ⅱに止めを刺すなどの活躍をしている。(サイコガンダムMk-ⅡTV版同様コックピット部だけは残った)

元祖主人公として、TV版28話でリィナの靴を投げ捨てる役をルー・ルカの代わりに行った。

また、ジュドーに対して「自分が宇宙に上がる時はシャアと決着をつける時だ」と発言し、数年後の戦いをどこかで予感している節がある。

その後連邦軍の独立部隊であるロンド・ベル隊が結成されるとそれに参加、モビルスーツ大隊の指揮官に任命される。

シャアネオ・ジオンを再し、第二次ネオ・ジオン紛争が勃発すると、シャア隕石落としを阻止するため出撃することになった。5thルナ阻止戦では、Ζガンダムの簡易量産型であるリ・ガズィを使用していたが、初のサイコミュ搭載ガンダムであるνガンダム完成するとそちらに乗り換えた。

ネオ・ジオン軍のギュネイ・ガスクェス・パラヤを圧倒し、最終的にシャアを撃墜する。

その後、地球に落下するアクシズサイコフレームを借りて押し返した。この時、サイコフレームの発するに包まれてシャアと共に消息不明(MIA)となる。
設定集などでは死亡扱いとなっており、シャアの反乱後、宇宙世紀0096年を舞台とする『機動戦士ガンダムUC』にて、ラー・カイラムの艦長室に二階級特進した彼の写真が飾られている。

主な台詞

声真似されることも多い。

ゲームでの活躍

ガンダムシリーズ初代主人公だけあり出演機会も多い。が低い事はほぼく、高い準を保っている。「白い悪魔」の異名に敵側からられるが味方側からは「連邦流星」と憧れの存在となることが多い。

スーパーロボット大戦では前述の通り、に『逆襲のシャア』設定で登場し、ファーストやZ設定で登場する方がしい。これは後の時代が舞台となるZガンダムZZらほかの宇宙世紀作品との共演やアムロ最強の搭乗機として扱われるνガンダムの存在もある為であろう。
歴戦の勇士として他作品のキャラクターからも憧れの存在として信頼も厚い。部隊のまとめ役になることもしばしば。戦闘面以外でも機械知識を披露し修理する面も。(洗濯機修理したことも)
初期ではνガンダムが来るまでが長く、載せる機体に困ることも多かった。

歴代ガンダムが集結するGジェネシリーズでは初代・Z時・逆襲のシャア版での登場。概ね後の時代の方がステータスが高く所持スキルも隙がく何に乗せても高いを発揮できる。論後の時代のや世界観が違うガンダムに乗る事も出来、一部武装では専用セリフも披露、ストーリーモードなどではスーパーロボット大戦シリーズと似て伝説パイロットして扱われるケースが大半で概ね敬意を持たれている。また、宿敵であるシャア・アズナブル以外のエースパイロットとも会話が数多くありこちらも見どころ

関連動画

関連静画

声真似

関連コミュニティ

関連項目

脚注

  1. *原作にはい設定であり、ゲームギレンの野望』でのアナベル・ガトー台詞から定着した。知名度が高い通称にもかかわらず長らく準公式設定扱いだったが、OVA機動戦士ガンダムUC』第2話劇中でのセリフに使用され、公式設定となった。
  2. *アッシマーに搭乗していたブラン・ブルターク少佐連邦軍の士官で、厳密に言うとティターンズではい。

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アムロ・レイ

1235 ななしのよっしん
2024/02/06(火) 14:05:24 ID: 1ank+hXxPB
一年戦争後のアムロの進路として、「除隊の後に進学」ってのはあり得なかったのかな。
例えば、通信教育なり何なりで大学受験資格を獲得した上で大学入学する。
その大学で専攻した分野次第では、それこそ社会を変えていく術を獲得していけたと思うんだけど。

というか、一年戦争後のアムロって、半分軟禁、半分MSパイロットの教官以外に何やってたんだっけ?
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1236 ななしのよっしん
2024/02/07(水) 18:18:09 ID: VzQ64vRC7n
戦後アムロはごく短期間「奇跡ホワイトベース隊のニュータイプパイロット!」みたいにアングラ死語)で取り上げられて極一部の界で注を集めたけど飾らず率直に自身のニュータイプ的体験やニュータイプについての見解をってたら「わかりにくい」という理由で飽きられて忘れられたりしてた

ともかく、ハヤト(とフラウ)、カイ、セイラがほぼフリー戦後生活してるのに対して、
指揮官であるブライトは閑職に回されエースアムロは軟禁なので、連邦の警の度合いに段階があったのは確実。多分アムロ事実上除隊も許されてないだろうし除隊してたら暗殺されてただろう(一年戦争から7年もの日が経過しているにも関わらず24時間監視されてる異常遇、アムロの模範囚的な振る舞いもあってかさすがにΖ時点では単なるルーティーンになってはいたようだが)

英雄なので強化人間用の実験台とかにはされてないけど、されなかっただけで遇的にはフォウとかロザミィみたいに自由選択肢生活を強制されてたのとほぼ同じ(それなりに良い生活をさせて飼い殺し)
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1237 ななしのよっしん
2024/02/08(木) 13:07:57 ID: lpbX/IzXYa
>>1235
宇宙世紀世界教育体制ってかなりな気がする。じゃなきゃアースノイド9.9割の議会政治ハサウェイで描かれた明日の事しか考えれない人だらけになったりVで描かれたどうかしてる連邦みたいにならんでしょ
ジュドーとか小学生ぐらいのリィナのために学費稼ぎに奔走してたから義務教育とか崩壊してそうだし

その上で数ヶ前まで機械弄りばっかしてたアムロくん15歳が包括的な勉強の意義とかに見出すほど教養に富んでいたかは怪しい。その上軟禁だから勉強の意義を学ぶ機会もいだろう。フラウとさえ7年後のZでやっと会えた始末だし
カツに一度ははこれで満足してるんだとまで言ってたから娯楽はなんかあったんだろうけど7年間そういうノンキしてるだけしかやる事かった(戦間期保管をしてるUCエンゲージだと教え子を落ち機でボコボコにしてから教官業務すら縮小された可性が示されてる)から、
カツが発破かけるまでエゥーゴの決起も( ´_ゝ`)フーンで済まそうとするほど腐ったんだろう。外の世界に出れた頃にはカラバロンド・ベルだからもう学
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1238 ななしのよっしん
2024/02/10(土) 17:41:33 ID: VzQ64vRC7n
大学についてはZ制作当時は今より進学率が低かったし、学生に対して「働かずにのカネで遊んでるら」みたいな見方をするのが世間一般の感覚だった。そういう世の中で「成り行きとはいえ一度職を得た人間生徒学生に"戻る"」という展開は受け入れられ難かった、たく言えば「軟禁されてるより数段カッコ悪い」と思われても不思議じゃなかったというのはあるかもしれない

キャクターの生い立ち的には工学とか技術者への見ても不思議じゃないだろうが、そこはテムの最後がに焼き付いて考えたくなかったのかな
あとはララァトラウマも前向きさや積極性を削いでいただろう
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1239 ななしのよっしん
2024/02/13(火) 13:00:35 ID: lpbX/IzXYa
確かに制作当時日本が50,60年代に教育を整備したお陰で準覇権に登りつめてるような事やアメリカシリコンバレー西海での教育機関の充実という下地があってこそ(そもそもadobeすらZ放映3年前にやっと設立)とかがまるで周知されてなかった事がストーリー制作してた可性は考えられるな
平成富野作品のGレコ主人公ベルリが最後世界を学ぶに出るのもそういう変遷があってこそか

それに宇宙の闇にララァが潜んでて化けて出てくるかもしれない事とかも7年のうちに考えてそうだしね
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1240 ななしのよっしん
2024/02/14(水) 18:17:11 ID: HedznAR9Cr
アムロ初陣で二機も仕留めて動揺しつつも割かし気なあたりやっぱりすごかったんだな。

カミーユジュドー初陣や慣れてない時に敵を倒しても気な顔してたり、シーブックもはじめて敵を倒したときに動揺してたが割と冷静だったが、SEEDキラ仲間を守るためとはいえ、強行偵察ジンを撃ち殺した時はショックで泣いてたしそれが普通の反応か・・・。
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1241 ななしのよっしん
2024/02/15(木) 15:03:42 ID: lpbX/IzXYa
アムロも人殺すのは抵抗あるけどザク航空機を始めとした外面は機械なので「マシンを壊してる」という認識で意識に(後から意識的に)抵抗感を和らげていたという描写があるね。ザクなんか1つということもあり始めて見た時の「中に人がいる」感は薄いだろうし
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1242 ななしのよっしん
2024/02/15(木) 15:11:26 ID: GegP6VC1i4
キラの場合、初搭乗する直前に友であるアスランと再会していたのが悪い方向に作用したのかもしれない
幼い頃から見知っている相手が明確に敵として対面する以上、他のMSにも人が乗ってるんだ……って意識はどうしても出てきてしまう
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1243 ななしのよっしん
2024/02/16(金) 00:08:36 ID: VzQ64vRC7n
メタに見ると1stは「の前で幼なじみ女の子が死にかけ、その両含めた多数の人間の前で爆死したのをの当たりにした義憤や怒りを動機に兵器に乗り込む→撃破はしたもののコロニーに大穴いて緊急事態→シャア襲来→その後も生き残るために戦い続けなければならない」
…という具合に「アムロから内省の機会を奪い続けた」上でその後「戦闘によるストレスでの疲弊」を大きく描いているので、それぞれの時代でテンポ的な面も含めて許容される描写が異なったという事情もありそう
大雑把に「兜甲児の時代の主人公碇シンジの時代の主人公の苦悩の描写」という違いがあるだけで、実は最初期のアムロキラの精に大きな差はいかもね
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1244 ななしのよっしん
2024/03/26(火) 16:34:35 ID: kJO7oUfy4p
キラの苦悩に関しては単純に「曇らせ性癖の人が主人公を好き放題にする機会を得た」結果の感も

今でこそ「曇らせ」で通じるけどキラシンもそういう言葉より先に出たキャラ
主人公は"監督や脚本にされてるからこそ"底的に酷いに遭わされます」で通じない時代だった訳だしさ
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