アモン・ガラムとは、遊戯王デュエルモンスターズGXの登場人物である。
CVは峯暢也。幼少時(回想)は寺井沙織 。
概要
デュエルアカデミア・イースト校の三年生。デュエルアカデミア本校では留学生として滞在している。
同時期に登場したヨハン・アンデルセン、オースチン・オブライエン、ジム・クロコダイル・クックと共に留学生組と呼ばれている。ただし、4人の中ではアモンが最も空気である。
赤い髪と眼鏡がトレードマークで、冷静さと柔軟な思考力を併せ持つ知的な哲学者タイプの青年。
その反面、強靭な肉体と大きな耳たぶを持っており、パワーと知性を兼ね備えてた決闘者である。
使用デッキは相手の動きを制限する効果を持つ雲魔物(クラウディアン)というモンスター群を中心にした通称・霧デッキと呼ばれるコントロールデッキ。作品中では万丈目とのフライングデュエルで最初に披露されたが、彼のトリッキーさとパワーを併せ持ったデッキをも圧倒してみせた。
ストーリー途中からは最愛の人・エコーが身を呈してその封印を解いた封印されしエクゾディアによる特殊勝利コンボを用いるようになる。
その正体は世界有数の大富豪でガラム財閥当主のゴア・ガラムの長男で御曹司。なお、万丈目準の兄たちが経営する万丈目グループが足元にも及ばぬ程の規模の大きさを誇る。幼い頃に両親から捨てられて孤児となり、雲を見つめながら死を待っていた所を拾われたためガラム家とは血縁関係がない。後に、ガラム夫妻の間に息子・シドが生まれたことにより、ガラム家の跡取としての価値を失う。投げやりになり、一度はシドを殺そうとしたものの、その後はシドと財閥のために身を捧げる覚悟をする。まるでどこかのブラコン社長か色黒ハゲのような人生である。
以降は幼馴染で良き理解者たる女性・エコーと行動を共にしており、作中では主にダークサイドのキャラクターとして描かれる。
プロフェッサー・コブラの陰謀にいち早く気づき、コブラを罠にはめるために十代達を利用し、コブラの持つ謎多きカード(=ユベル)を奪おうとする。その際、デュエルを申し込むと思いきやコブラとの激しいリアルファイトを展開し、視聴者からはリアルファイターアモンの名で呼ばれるようになる。なお、本人も認めているが体力はかなりのもので、異世界でも多くの敵をなぎ倒したほか、デスベルトを着用したデュエルでは対戦相手の万丈目が昏睡状態に陥ったにも関わらず、アモンは平気な顔をしていた。
異世界に飛ばされると自身の心の闇を利用してユベルの完全復活を目論んだが、ユベル自身はアモンでなはく加納マルタンを宿主として選んでしまい、しもべとして働くように誘われるがこれを拒否し、敵対心を見せ始める。三幻魔のカードを賭けてエクゾディアを操るユベルに挑む。三幻魔の干渉で決闘は中断され行方不明となるが、十代達の決戦を見届け、そのまま異世界に残る。
その後はユベルに利用され、「異世界の王」になるために必要なエクゾディアの力を解放するためにエコーを取り戻そうとする。間に入ったエドと戦い、その中でエコーの魂を生贄に究極封印神エクゾディオスの召喚に成功し、勝利する。
しかし、エコーを失った悲しみは大きかったらしく、ユベルの首を彼女に捧げることを決意。十代達よりも先にユベルを見つけ出し、三幻魔コンボを凌駕する実力を見せる。あと一歩までユベルを追い詰めたが、最終的にはエクゾディアに巣食うエコーの心の闇を利用し、ユベル自身を召喚され敗北、そのまま消滅する。
彼が目指す王というのは「誰もが平等に苦しみや憎しみなく暮らせる世界を作る」という純粋な願いのためのものであり、ユベルでさえ彼の中に心の闇を見出すことはできなかった。
ユベルに敗北して以降は留学生組の中では唯一出番はなく、彼のみ異世界に残留していると思われるが、後述の通り(描写がないだけで)他の留学生達と共に異世界から帰還したものとも受け取れる。実際のところは不明。
ちなみにTF3では現実世界に帰還したものの、エコーのために異世界に戻るというオリジナル展開がみられる。
漫画版
アメリカアカデミアからの留学生として登場。やはり、ここでも悪役として描かれている。
病弱な弟・シドの手術代を稼ぐためにプロデュエリストになることを目指している。
永続魔法「封印の真言」の発動時のみ、能力が解放される封印獣と名の付くモンスターを扱うデッキを使用。
しかし、オリジナルキャラクターやエド・フェニックスを含めたアメリカ校生徒の中では唯一勝ち星がないなどその扱いは良いものではなかった。
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関連項目
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