アラリックとは、タイトーのシューティングゲーム「レイストーム」に出てくるボスキャラクター。
6面のボスであり、『みんなのトラウマ』と言われるゲーム内でも屈指の強ボスである。
概要
航空形態と人型形態に変形する機動兵器。登場時は無人攻撃ビット「ガルム」を2機伴っている。
行動パターンは最初の弾バラ撒き(後の同攻撃に比べ弾数が非常に多い)を除いて完全に固定だが、航空形態では初見殺しの黄色レーザー[1]や単純に避けにくいバックパック砲門からの弾バラ撒き、人型形態では対処法を取らないとほとんど回避不能なマシンガン(300mmハンドガン)乱射といった非常に厄介な攻撃を仕掛けてくる。
また、随伴しているガルムはアラリック変形時から行動を始め、避けにくいレーザーや誘導ミサイルを連発してくるため、早めに撃墜しないと辛い。
破壊可能部位は右手に持っている長大な銃「バスターランチャー」のみで、破壊すると肩部の拡散レーザー砲(MLS)を使用してくるようになる。同じく手持ち武器である左手の300mmハンドガンは残念ながら破壊不可能。他のボスと異なり部位破壊により攻撃数を減らすということが出来ない。
また、同ゲームのボスの中では小さい方なのだが、それに反して耐久面が並大抵のものではなくはっきり言って異常!ただでさえ強いのに硬いためプレイヤーを苦しめている。自機が若干画面に吸い寄せられる[2]操作性のため事故を起こしやすいことも強さの要因の一つである。
初見殺しの要素が多く、知ってても慣れるまで相当時間がかかる。このハマチ野郎で攻略を放り投げた人は多いだろう。
こぼれ話
- アラリックの変形パターンは某Zガンダムにそっくりである。開発スタッフは参考資料としてプラモのマスターグレード版Zガンダムを購入、何度も変形させて遊びモーション研究にいそしんだらしい。
- アラリックの設定の中に変形に必要な慣性制御装置の製造にハマチ類から取れる有機物質が大量に必要というものがある(これが原因でアラリックはゲーム中の一機しか完成していない)。 このため『ハマチ』『ハマチ野郎』という別名がある。
- 5面ボス『ガイセリック』も可変機動兵器だが、アラリックの開発過程で出来た不完全な機体という設定がある。Zガンダムの開発の過程で出来たっていう設定があるメタスっぽい。
ちなみにこのガイセリックも強ボスの一体である(アラリックとは逆に行動パターンがほとんどランダムという、STGのボスとしては凶悪な性質を持つため)。 - 名前の元ネタは西ゴート(今から1600年ぐらい前にフランスとスペインあたりにあった王国)の国王でローマに侵入して略奪しまくった王、アラリック1世かららしい。ちなみにレイストームのボスキャラクターは、最終ボスのユグドラシル以外全員ローマと敵対した英雄・王の名前が冠されている。
関連動画
関連項目
脚注
- *レーザーとレーザーの隙間がほぼ1キャラ分しかない。自機の喰らい判定はほぼ見た目通りであり、怒首領蜂シリーズなどの弾幕STGのように自機判定が数ドットなんて甘いものではない。
- *実際に吸い寄せられているわけではないのだが、移動中のモーションから静止中のモーションにいたるまでが比較的ゆっくりなためそう感じる。
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