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アルゴニアンの侍女とは、The Elder Scrollsシリーズの作品に登場する、芝居の台本、小説(官能小説?)、または薄い本の事である。
他の題名としては「アルゴニアンメイド」や「好色アルゴニアンメイド」と呼ばれ、ニコニコでは同名のタグが付けられている事がある。
概要です、旦那様!
原題『The Lusty Argonian Maid』。シリーズ3作目の「Morrowind」より登場した本で、間接的な表現で侍女とその主人のやりとりを描いた、ごく短い読み物。
新作劇(この劇である)の役者募集のサブクエストや噂を考慮すると、第一巻は第三紀427年ごろ完成したようである。ただし、二巻目はSkyrimのみ。二巻がいつごろ出来たかは定かではないが、仮に「Oblivion」後とすると、第三紀最末期、第四紀最初期~隕石が落下して著者の住んでいるヴィヴェク市が湾となるほどの被害を出した挙句、アルゴニアンに侵攻された第四紀5~6年までの間が可能性が高いか。
作者は、帝国人(インペリアル)でありながらモロウウィンドのダンマー名家フラール家の貴族に名を連ねる、クラッシウス・キュリオ。『Morrowind』に登場しており、ヴィヴェク市の高級住宅街に住んでいる貴族であり作家。フラール家のクエストラインおよびメインクエスト、サブクエストにて関わる超重要人物であり、これらをこなす主人公は必ず彼の元を訪ねることになる。
義理堅い人物で主人公の後援者となり数々のクエストを受けさせたり助言をしてくれる半面、主人公が男であれ女であれフラール家クエストで後援の見返りとしてストリップを強要される、メインクエストでもやはり後援の見返りに好感度が高い場合に口付けを求められるなど、シリーズ随一のエキセントリックな言動で知られる。特に後者は重要な交渉のため先に好感度を上げておこうというプレイヤーも多く、数多の主人公が犠牲となったと考えられる。
おかげで劇を作ろうにもセクハラを恐れて人が来ないようだ。また、主人公のことをマフィン(相手を女性的に言う表現)やパンプキン(愛しい人)と呼び、相手にクラッシウスおじさんと呼ばせるなど、言葉遣いも極めて独特である。一例を挙げよう。
「いくらでも払うのに演じようという人があまりこないんだ。勿論、私は役者にウィット、優美、魅力、そして引き締まっt・・・いや、なんでもない。君も悪くないねえ、マフィンちゃん」
(But there are so few in the area that are willing to act, even for a good price. Of course, I need an actor with wit, grace, charm, and a firm...oh, never mind. You wouldn't be a bad choice, muffin)
とはいえ、犯罪組織が隠然とした権力を握るフラール家の中では良識派であることで知られる。フラール家の貴族ならこの人に相談を、と勧められたりもするので、人間的にはともかく貴族としての仕事の評価は高いようである。
壮大な世界に数多く存在する本の中、いきなり手に取って面食らったプレイヤーは多いと思われる。アルゴニアンとはゲーム中にも出てくる人型のトカゲのような種族である事から、その点も強烈な印象を残す。
この本の背景として、モロウウィンドでは当時奴隷売買が公に認められており、アルゴニアンとカジートが主な奴隷として使役されていたことと、後の作品では削除されてしまったが、モロウウィンドには武器としての槍も存在することが挙げられよう。
旦那様、他作品の記述を済ませなければなりません。
TES4:OBLIVIONでは一巻目(記載の幕構成からするともっと沢山ある事が匂わされている)、その次回作であるTES5:Skyrimでは一巻目と二巻目が登場する。
さらにSkyrimは、DLC『Dawnguard』において奥様と男性のアルゴニアンが登場する『情熱的なアルゴニアンの吟遊詩人』も存在する。DLC『Dragonborn』においてはフォリオ版(二つ折り版)が存在しており、クラッシウス・キュリオ本人がそれをダンマーのアラーノ家に送ったときに書いたと思われる直筆のメッセージがついている。[1]
第二紀500年代末期を舞台とする「The Elder Scrolls Online」(以下ESO)では、第三紀に書かれるはずの『アルゴニアンの侍女』がなぜか登場している。インゲーム書籍にて『アルゴニアンの侍女』を研究した者によれば、もともと旅の吟遊詩人の弾き語りとして歌い継がれていたものだそうで、当時のタムリエル全土に広まっており、「結婚しているご主人さま」と「無垢な娘」という登場人物を共通の下地として、地域に合わせて題や人種などを変えている。
中でもカジートの詩人の弾き語りが名高く、MorrowindからSkyrimに登場する「槍」、「大きなパン」の他、「こぼれたココナッツミルクの瓶」なども語られるとのころ。研究者の観覧した演劇ではその弾き語りを典拠としたもので、更に邪神ハーシーンの持つ槍や、ホールチーズなども引き合いに出して笑わせにかかっているようだ。
更にESOでは『アルゴニアンの侍女』の歌に、「情熱的なアルゴニアンの吟遊詩人」への言及があり、『情熱的なアルゴニアンの吟遊詩人』との関連も注目したい。
俺の関連動画を磨け。
実際に内容を演じてみたものまで。アルゴニアンの侍女の可能性は無限大である。
まあ、大きな市場の塊!
私のコミュニティはまだ暖まっていません。
アルゴニアンの侍女に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目はあるぞ、愛しい人。たっぷりとな。
脚注
- *アラーノ家に宛てたメッセージでは、クラッシウスはオブリビオン動乱およびレッドマウンテン噴火の後も生きていて、アラーノ家のお世話になっていたようである。また、アラーノ夫人はドヴァキンに本の回収を依頼する際に「帝都の初版書房に頼んだ」といっているため、どうやらシロディールの本屋「First edition」はオブリビオン動乱や白金戦争を経てなお健在らしい。 → アルゴニアンの侍女(フォリオ版) (Skyrim Library)
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