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単語記事: アンドリュー・フォーク

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アンドリュー・フォークとは、銀河英雄伝説に登場するキャラクターである。声優古谷徹

概要

フォーク准将
Andrew Fork
(S.E. 770 - S.E. 800)

士官学校席で卒業同期にはアレクサンドル・ビュコック元帥の副官を勤めた、スーン・スールズカリッターがいる。卒業後、作戦参謀として参謀本部勤務となる。

作中の初回登場は1巻明編第七章「幕間狂言」(アニメ版は第12話「帝国侵攻」)。自由惑星同盟准将として、帝国侵攻作戦において作戦参謀を務める。

前述のように士官学校席で卒業した点では秀才であるが、後述する事柄により実戦においては無能であった。

キャラクターとしては純然たる嫌われ者・やっかい者である。銀英伝の嫌われ者としては帝国オーベルシュタイン軍務尚書やラング内務次官、同盟のトリューニヒト議長などがいる。だが、彼らが人々からは嫌われながらも優れた策略を行ったり、私人としては善良な人間であったり、強い政治生命や洞察を有しているのに対し、フォークにはそのような優れたものは一切存在しない。肥大したプライドと口先だけの男で、見るべき点は何もなく、声を当てた古谷徹からも「自分が今まで演じて来た役の中でも特にイヤなで嫌い」とまで言われる始末である。

故に銀英伝ファン「私はフォークファンです」などという人は、どいないと思われる。


概要だけでは収まりきらないので、次項で彼の「罪」について記す。

 フォークの罪

彼の最大の罪は生まれてきたことであるが、ここでは本編で描かれた彼の軍人としての罪を記述する。

帝国領侵攻作戦

後々まで自由惑星同盟に禍根を残したのが帝国侵攻作戦である。

まず、この作戦が実施された背景として以下のようなものがある。

  1. 第13艦隊のヤン少将(当時)が、イゼルローン要塞を味方の犠牲を出さずに陥落させたことで、同盟全体が勝利に沸き浮き足立っていた。
  2. 最高評議会の支持率が下がり不支持率が上がっており、選挙を控えて民に成果を示す必要があった。
  3. ヤンを一方的ライバル視するフォーク准将が、なんらかの個人的成果を示したがっていた。

これらから政治フォークは利が一致し、それを受け入れる世論の土壌があったことがわかる。フォークは個人的なコネで作戦案を最高評議会に持ち込み、これを最高評議会は「軍部からの作戦案」として承認した。話の流れからこの作戦案が、当時のシトレ統合作本部長の決裁を受けていないことは明であるが、そのようなものが何ゆえに軍部からの作戦案として公式に承認されたかは不明である。

肝心の作戦案は「多数の同盟艦隊で侵攻し」「臨機応変に対応する」という、作戦の的が全くないものであった。会議に同席していたアレクサンドル・ビュコックは「ようは行き当たりばったり」と酷評し、同じく同席していたウランフらも呆れていた。フォークには軍事行動はそれを実施・成功することにより、政治及び社会的を達成する助けとなる」という、軍事常識が全く欠如していたことは明である。また彼の作戦案を承認した政治も、その軍事常識を欠いていたと言わざるを得ない。
戦果とは政治的や戦略を満たす為の具に過ぎず、戦果それ自体はなんらの的性を持つものではない。具体的に作戦のなにをもって「成功」あるいは「政治標の達成」とするものがなく、標・的の不明確さにより実施に伴う兵や財政、物資負担がどの程度になるかの算定も困難で、さらにはフォーク補給を重視する概念が欠けていたことから、作戦の失敗は必然であった。侵攻軍令官であるロボ元帥に精細さが欠けていたのも、大きな影があったと言えるだろう。

同盟軍を迎え撃つラインハルト・フォン・ローエングラムは周到な焦土戦術を取っていた。この為、同盟軍は解放の大義を満たすために大量の物資を占した諸惑星に投じざるを得ず、物資の消費量が著しく増大。後方主任参謀のアレックス・キャゼルヌは補給計画を修正して要に応えようとするも、補給物資を搭載した艦隊がローエングラム艦隊の攻撃を受けたこともあり、各艦隊は深刻な物資不に陥る。
各艦隊からは補給を急ぐよう令部にめるが、これに対するアンドリュー・フォークの答えは「各艦隊が現地調達すること」であった。元々焦土戦術で現地に物資が無いにも関わらず、同盟軍にそれを取られてしまえば、諸惑星の住民は飢えて死ぬしかなくなる。同盟軍の略奪に反抗した住民らは暴動を起こす。侵攻部隊は行動の限界に達していた。

ビュコックは撤退を令部に進言するも、対応したフォークはまともに取り合わなかった。これに対し、ビュコックは次のようにフォークを強く叱責している。

官は自己の才を示すのに弁舌でなく実績をもってすべきだろう! 他人に命令するようなことが自分にできるかどうか、やってみたらどうだ!!」

これでフォークは転換性ヒステリーを起こして卒倒してしまう。代わりに対応したグリーンヒル大将に、ビュコックロボ元帥への直接進言を依頼するも、ロボスが寝をしていたために適わなかった。

同盟軍の限界を見計らい、ローエングラム艦隊は攻勢に出る。物資不で士気が下がり、また分担ごとに諸惑星を占したために戦分散していた同盟軍は、ローエングラム艦隊の攻勢に対し圧倒的に不利になる。次々と艦隊が撃破されていくなか、ロボスは残存艦隊をアムリッツ恒星に集めて反撃に出る。しかし時既に遅く、勢を大幅に殺がれていた同盟軍は敗北してしまう。ヤン・ウェンリー揮の第13艦隊の活躍により、ビッテンフェルト艦隊に大打撃を与えることと、敗北した艦隊をイゼルローン方面に撤退させることには成功したものの、被った被は尋常なものではなかった。

同盟が被った損失は以下のようなものである。

  • 作戦に投入した機動艦隊8個(約20万隻)の内、7個艦隊分の戦を喪失。投入した将兵約3000万人中、約2000万人が戦死ないし捕虜に(その時点の同盟軍総兵の4割にあたる)
  • ルフェーブル、ウランフアップルトンボロディン(自決)など第一線級将官の大半が戦死
  • 戦後、戦の補てんを行おうとした結果、人的資の枯渇を招き、ただでさえ悪化していた同盟の社会システムが余計に悪化
  • 失敗の責任からロボ宇宙艦隊令長官、シトレ統合作本部長らが退役。グリーンヒル総参謀長、キャゼルヌ後方担当参謀らが左遷
  • 最高評議会の全員が辞表を提出を強いられる。この際、侵攻に反対したトリューニヒト、レベロ、ホアン各議長が留意され、後にトリューニヒトが最高評議会議長として権を手に入れる

これらの要素が同盟の帝国に対する戦略的不利につながり、後の同盟滅亡へと繋がっていく。

作戦失敗におけるA級戦犯以外の何物でもないフォークだったが、ビュコックに叱責されて卒倒した後に病院に後送され療養に入ったため、それ以上の追及はされず、責を負うこともなかった。ありえん

クブルスリー統合作戦本部長暗殺未遂事件

ラインハルトの陰謀とも知らず、一部憂軍人らが救軍事会議を結成してクーデターを起こした。これに煽動されたフォークは、決起に先立ちクブルスリー統作本部長の暗殺を試みた。彼は幸いに一命を取り留めたものの、この負傷が辞任の一因となる。クブルスリーは良識の軍人で、ヤンのことも高く評価している人物であった。

軍事会議はヤンが制圧したことで失敗に終わったが、軍人への不審を利用したトリューニヒト閥による干渉は酷くなる。この軍内部の腐敗進行と負傷による体調悪化が、クブルスリー勇退の要因となった。さらに後任が、トリューニヒト閥で時の管理に特化した才の(このような非常事態の人事としては最悪の)「ジャガイモ野郎」ドーソン大将であったことから、同盟軍は完全な機不全に陥った。

軍事会議の罪は当然ながら、これに参加しクブルスリーに危を加えたフォークの罪は重い

ヤン・ウェンリー暗殺事件

以上だけでも相当な罪だが、これ以上に後世の人々の怒りを買ったのがヤン暗殺への加担である。

ヤンがイレギュラーズを率いてイゼルローン要塞に立て篭もり、帝国軍と回廊の戦いを行っていた頃、フォークは精病院に収容されていた。この精病院が何者かに放火され全焼するが、この事件の死亡者名簿の中に入っていたフォークは、実際には地球教徒によって身柄を確保されていた。地球教はヤン暗殺を確かなものとする為の撒き餌として、フォークを使った。ド・ヴィリエ大教はフォークをそそのかし、ヤンを暗殺するようにけしかける。ヤンに対する嫉妬からくる敵意を救的と思い込んだフォークは、彼らの意図したように行動する。

回廊の戦いの後、ヤンとラインハルトの会談が行われる事になった。ヤンは巡航艦「レダ」に乗り会談場所へと向かうが、これをフォーク揮の武装商船が襲う。しかし、実際の暗殺部隊は帝国軍の駆逐艦に乗る地球教徒の帝国兵であり、彼らはフォークの武装商船を撃破して助けたフリをしてレダに接舷、移乗。ヤンを始め、パトリチェフやブルーハルト、ロムスキーなど軍・官の要人多数を暗殺。エルファシル革命政府を崩壊させて和会談を阻止した。

フォーク自身も地球教徒に騙されたのは間違いないが、しかし彼は自分の小なプライドから、最期までヤンのを引っる選択をし続けたのだ。 

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読み:アンドリューフォーク
初版作成日: 09/04/28 16:58 ◆ 最終更新日: 11/02/22 05:00
編集内容についての説明/コメント: 帝国領侵攻作戦について追記
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アンドリュー・フォークについて語るスレ

86 : ななしのよっしん :2012/03/21(水) 10:34:13 ID: o8u8GScuI+
この人の元ネタって誰だろう
87 : ななしのよっしん :2012/03/22(木) 03:58:53 ID: l6FE+HH9ZN
>>86
別にモデルは居ないと思うけど、イメージするのは牟田口廉也
インパールで大失敗とムダ口と言われたほどの口先っぷり。

これをヒーロー御用達の古谷徹が演じさせるのが上手いと思った。
しかも本人は嫌いだろうけどハマってた。
88 : ななしのよっしん :2012/04/02(月) 00:42:17 ID: /89n/qTrpq
>>86
単独の元ネタはいない感じ。 近代以降の軍人でここまで酷いのはちょっといない。
銀英伝中国史を下敷きにしてるとこが多いって言われることもあるけど、フォークの造形は近代以降の軍人というより
いわゆる奸臣・佞臣のイメージ集合体といった印
89 : ななしのよっしん :2012/04/10(火) 20:29:29 ID: P5U9v3/MSS
人としての設定はクソ野郎だけどw、物を動かすキャラクターとしては個性が立ってて好きだな
に残るエピソードが豊富だったり、賛否両論で盛り上がるのは、キャラ造形が優れてるからだと思う
90 : ななしのよっしん :2012/04/14(土) 22:15:33 ID: PORdLVjr9o
原作よりもアニメでの印が強いな。
何より声がはまり役すぎる。
91 : ななしのよっしん :2012/04/19(木) 17:08:47 ID: maziXkCbz1
まぁある意味歴史を作り、歴史を終わらせた男ではあるな。
様々な汚点や損失ばかりで本当にどうしようもないが、
彼の最もマズいところは彼の願望を受け入れる下地が用意されていた事だ。
普通なら全弁として働く数々の装置が全て役に立っていない。
あの時代の同盟と言う腐敗し切った組織がその悪徳を全て集約すると
フォークがやったことを完成させる。
92 : ななしのよっしん :2012/05/13(日) 02:37:11 ID: uRBfGkFqpY
帝国側の反撃も1個艦隊に1個艦隊をぶつけるみたいな方法じゃなかったか?
だとすればほめられたもんじゃないぞ。
東部戦線ソ連軍なんかは他を多少薄くしても突破の重点に集中的に戦を投入して
包囲→全滅という明確な導方針があったが、
艦隊同士のタイマンでは勝つか負けるか運次第ということになってしまう。
補給に苦しんでたというが、無抵抗焦土戦術だけでは敵の戦闘を削げないし。
補給物資に占める食料の割合なんて、近代戦ではたかが知れている。
93 : ななしのよっしん :2012/05/13(日) 02:48:18 ID: Z4T+xwI0um
>>92
その辺は突っ込んじゃ駄
作者の軍事知識のなさが露呈するだけだから。
94 : ななしのよっしん :2012/05/14(月) 00:39:07 ID: ilXCdWyvNd
あえてフォローするなら…
補給問題で心理的に疲弊させるのがあの焦土戦の狙いだったと見てる
へとへとになって飯もないところに英気を養った敵軍に襲われたらひとたまりも無いと金髪元帥閣下は読んだんじゃないかな
タイマンは部下に勲功稼がせて自閥の地位を高めるつもりだったとか(ラインハルトはヤンのような例外を除いて同盟軍将帥を低脳とみなしているし)
95 : ななしのよっしん :2012/05/24(木) 17:42:40 ID: 6HcD2SpbVt
>>92
たしか全戦線において帝国軍のほうが圧倒的に数が多かったんじゃなかったっけ。
同盟側は侵攻してて同盟軍全体の4割を投入し、それ以上の投入も不可能だったけど、帝国軍はいくら投入したか知らないけどやろうと思えば文字通り全軍を投入できたわけだし。
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